セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

DSiウェア『カードヒーロー スピードバトルカスタム』 インプレッション

2009年07月30日 17時57分40秒 | 【旧】購入・レビュー話

※一応、起動して最初の画面です(社名ロゴ・タイトル画面などは一切出ません)


カードヒーロー スピードバトルカスタム
対応ハード : DSi(DSiウェア)
発売元 : 任天堂
開発 : インテリジェント システムズ
配信開始日 : 2008/07/29
販売価格 :800DSiポイント(=800円)
ジャンル : サクサクカードゲーム
プレイ人数 : 1~2人
通信機能 : ワイヤレス通信対応・ニンテンドーWi-Fiコネクション対応
CERO : A(全年齢対象)
容量 : 109ブロック

DSiウェアについてはこちら

※約2時間ほどプレイしてのインプレッションです。


●DSiで、アツいカードバトル再燃!
今作は、ニンテンドーDS専用ソフトとして発売された『高速カードバトル カードヒーロー』に基づいた縮小版タイトルです。
ルールが「スピードバトル」だけになった代わりに、新しいカードやシステムが追加されています。


●簡単にルールを
このカードゲームは、1vs1のカードバトルです。お互いのフィールドにある「前衛」と「後衛」のマスにモンスターカードを置き、敵と戦っていきます。

このゲームには「ストーン」というものがあり、最初は1個持っています。
自分のモンスターが1体倒されるたびに1個増えていきます。ストーンが6個になる(=モンスターを5体倒される)と負けになります。
ストーンは、モンスターの特技やマジックカードの使用時に必要で、ストーンは1度使っても次の自分のターンには復活します。なので、多ければ多いほど、より強いカードが使えたり複数の効果が使えたりします。

モンスターの攻撃や、その他諸々は、公式サイトとかで確認してね♪(笑)


●前作との違い
前作と違うポイントを抜き出してみます。

◆増えたシステム
・日替わりバトル
毎日、全く違うデッキを持つ敵と勝負することが出来ます。成績が残るのは、1日につき最初の1回だけです。

・ドラフトバトル
あらかじめデッキを用意する普通のバトルとは違い、このバトルはデッキを作るところから始めます。
たくさんのカードの中から交互に1枚ずつカードを取っていき、デッキを構成します。そのデッキで、相手と対戦します。
なお、ドラフトバトルはワイヤレス対戦・Wi-Fi対戦でも可能です。

・新しいカード
前作にはなかった新カードがチラホラと入っていますよ。

・バトラーリスト
自分のデータのほかに、ワイヤレス対戦やWi-Fi対戦で戦った相手のデータも見ることが出来ます。
ちなみに、相手のデータがローカルでのCPU対戦で出てくるときもあるみたいですよ…?

・マイアイコン
バトルデータでは、自分を示すエンブレムの代わりとなるアイコンを設定することができます。
たくさんのアイコンの中から、自分好みのアイコンを選びましょう。

◆変わったシステム
・カードの入手方法
前作では150ポイントで3枚でしたが、今回は100円でウエハース+カード1枚になっています。
ウエハースは別に関係ない…と思いきや、どうやら1日に1回だけ「金のウエハース」が出ることがあるそうで、それを引くと特別なご褒美がもらえるみたいです。

・ブレンドくん
複数のカードを組み合わせて別のカードを作るという、前作にもあったシステムですが、微妙に違うのは、一度作ってみないと何ができるかが分からないという点です。(前作は、最初から分かっていました)
まあ…どっちがいいかは意見が分かれそうなところです。

・効果やレア度の調整
前作にあったカードでも、HPや攻撃力などが微妙に変わっていたり、レア度が変わっていたりします。今回はスピードバトルしかないこともあり、前作とレア度が大きく異なるカードも多いみたいです。

・遊び方
前作ではストーリーがあったので、それに沿ってゲームの説明がされましたが、今回はストーリーがないので、最初から店長直々にゲームの説明をしてくれます。
なお、前作の経験の有無に問わず、必ず最初の10分くらいはゲームの説明を聞かなくてはいけないので、ご容赦を。

◆減ったシステム
・ルール
前作ではスピードバトルの他に、ジュニア、プロなどのルールがありましたが、今作ではスピードバトルのみになっています。

・レシピの交換
前作では、ワイヤレス通信で接続したユーザー同士で、ブレンドくんの持っていないレシピを貰うことができたりしましたが、それがなくなっています。

・絵柄違いのカード
前作では、Wi-Fi通信につないだりすることで絵柄違いのカードがもらえたりしましたが、今作ではなくなっているぽいです。いや、まだ手に入っていないだけかもしれませんが…。


◆partygameの評価◆…85点(100点満点)
縮小したとは思えない充実ぶり

私はスピードバトルが一番面白いと思っていましたし、あまりルールがたくさんあるのも混乱するだけだと思っていたので、他のルールがないことについては特に問題ありません。それを考えると…なかなか充実した内容になっているな~と思います。
まあ、800円に少しプラスすると前作が買えてしまうかもしれないので、どちらも持っていない人からすると、どちらがいいか?は悩みどころかもしれませんが…少なくとも、DSiウェアならではの起動の手軽さは強いと思いますし、よりバランス調整されている意味ではこちらのほうがいいような気がします。

で。前作をプレイしている身としては、最初のゲームの説明(約10分)が強制なのは、ちょっと面倒かもね…とは思ったわけです。前作プレイユーザーなら「いや、知ってるから」という内容ばかりですし、後からも見ることができるなら、ゲームの説明はスキップできても良かったような気がします。ライトユーザーが多い『Wii Sports Resort』とかならまだしも、今作はどちらかというとゲームをやりなれている人が買いそうなので…。
まあ、説明さえ終わってしまえば、あとはバトルするなりカードを買うなり自由なので、いいんじゃないですかね?


カードゲームとしての完成度は前作で実証済みですし、さらにバランスが調整されたうえにルールがスピードバトルに絞られた今作では、よりスピーディにバトルを楽しむことができます。私は前作もまだ持っていますが、それでも買ってみてよかったとは思いました。
遊んだことがない人はもちろんのこと、遊んだことがある人も、前作を思い返しながら再び遊んでみるのもいいと思います。

私のフレンドコードは「1849 0166 6815」です。
たいしてうまくありませんが、対戦してくださるかた、募集してます。


関連記事:
『高速カードバトル カードヒーロー』 ファーストインプレッション(2007/12/20)
『高速カードバトル カードヒーロー』 セカンドインプレッション(ストーリー・Wi-Fi通信)(2007/12/22)
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