セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

PS1アーカイブス『サンダーフォースV』 インプレッション

2013年10月01日 06時32分25秒 | 【旧】購入・レビュー話
なんか、久しぶりに真っ当なシューティングを遊んだって気分。




サンダーフォースV パーフェクトシステム
対応ゲーム機 ―→ PS3/PSP/PS Vita(ダウンロード専用タイトル・ゲームアーカイブス)
配信開始日 ―→ 2010/02/24
配信価格 ―→ 600円(税込)
ジャンル ―→ シューティング
プレイ人数 ―→ 1人
CERO ―→ A(全年齢対象)

原作の対応ゲーム機 ―→ 初代プレイステーション
原作の発売日 ―→ 1998/05/21
原作の価格 ―→ 5,800円(税別)




■====== 簡単なご紹介 ======■

多くのシリーズ作品が発売されている、2Dスクロールシューティングゲーム。その5作目です。
未知の技術「Vasteel(バスティール)」を利用した機械開発のため、無人人工島「バベル」と、管理システムとなる人工知能「ガーディアン」を構築。しかし、ある日「ガーディアン」が自らの意思を持つようになり、人類に宣戦布告。バベルとガーディアン鎮圧のため、特殊戦闘機部隊「サンダーフォース」が出動します。


全7ステージ構成。1ステージ目~3ステージ目までは、好きな順番で挑戦することができます。
敵や敵弾に当たると、残機が1つ減ってその場で復活するタイプ。残機が0になるとゲームオーバーで、コンティニューは3回までです。(設定で、コンティニュー回数を減らすことはできますが、4回以上に増やすことは不可)

このシリーズ最大の特徴として、武器の切り替えがあります。
最大で5種類の武器(初期は2種類で、パワーアップアイテムにより増えていきます)があり、L・Rボタンでいつでも切り替えることができます。前方への火力重視や、後方への火力重視。敵を追跡する特殊な武器など、種類は様々です。
武器は、通常の射撃のほかに高火力な特殊攻撃もありますが、それについては1つ下の説明で。

パワーアップアイテムの中には「CREW(クロー)」と呼ばれる球体があり、獲得すると自機の周りをグルグル。敵の攻撃をある程度防いでくれたり、武器の攻撃力が上がったりと、いいことずくめです。最大3つまで装着可能。
また、クローをエネルギーにして特殊攻撃を使用できます。特殊攻撃を使用し続けるとクローが色の変化とともにしぼんでいき、使わない間は少しずつ回復します。クローは敵の弾を受けてもエネルギーが減り、クローが赤色(エネルギーわずか)の時に触れると消滅してしまいます。大事に使っていくか、新しいクローを補充しましょう。
なお、パワーアップアイテムは他に、先ほど紹介した武器の追加・何度かダメージを防ぐ「シールド」・残機1UPなどがあります。


モードは、順当に攻略していく普通のモードのほかに、ボス戦を立て続けに挑戦する「タイムアタックモード」があります。
「タイムアタックモード」は1回全クリアすると解禁され、挑戦するボスの順番は自由に決められます。(ラスボスだけは必ず最後)
また、「デジタルビューワー」というモードがあり、ここではボスのグラフィックを自由に見たり、物語の経緯を詳細に知ることができたりします。



■====== partygameの感想 ======■

=良い  =まあまあ or ちょっと気になる  ×=悪い

◆=== 参考データ ===◆

 プレイ環境 ―→ PS3版でプレイ
 購入価格 ―→ 0円(「PlayStation Plus」のフリープレイタイトルとしてダウンロード)
 プレイ内容 ―→ 難易度キッズ(易しい)で全ステージクリア&難易度ノーマルだとステージ2まで…(苦笑)
 過去のシリーズ作品 ―→ 全くプレイしたことがありません。


○ ―→ 演出が、なかなか頑張っている印象です。
個人的には、なんとなく『Gダライアス』を思い出すグラフィックです。いかにもPS1時代のカクカク形状な3Dグラフィックって感じですが、私は『Gダライアス』が好きなこともあり、気になりませんでした。
そういえば『Gダライアス』をプレイしていた当初も、最初は3Dグラフィックになったことに違和感を感じていましたが、プレイしているうちに気にならなくなりました。それだけの魅力があったということでしょう。今作も、そういう感じで受け入れられるんじゃないかと思います。

○ ―→ 状況に応じて武器を切り替えるシステムはGOOD。
まあ、このシリーズの特徴なんでしょうからね。多種多様の武器があり、いかにもオーバーテクノロジー的な強さを感じることができました。

△ ―→ ただ、武器の威力が思いのほか偏っている印象でした。
個人的には、後ろからの敵を自動でサーチして自動で攻撃してくれる武器が、やたら強いと感じました。逆に、前方に発射する貫通ビームみたいなのは、やたら攻撃力が低いと感じました。
追尾系=攻撃力が弱いというのが定石だと思うんですが、今作では前方・後方ともに追尾系が理屈抜きで強いって感じで。あまり、他の武器に切り替えなかったです。

△ ―→ いっても難易度は高め。
私は「キッズ(易しい)」難易度だと全ステージクリアできましたが、「ノーマル(普通)」だと、全コンティニュー使用しても2面止まり。いま主流となっている弾幕系ではなく、昔のような弾が少ない代わりに突拍子もない攻撃があるタイプなので、早い話が、最終的に「記憶ゲーム」になるって感じです。
「キッズ」だと、敵の耐久力や攻撃の激しさが抑え目なのもありますが、クローなどのアイテムがたびたび出てくるのが大きいですね。ま、こちらの難易度でヒーロー気分を味わうというのも、ありだと思います。

△ ―→ ちょっと見えにくい場面もあります。
背景に紛れて敵の弾が見えにくい場面もありましたし、敵そのもののアタリ判定の範囲が分かりにくい場面もありました。「あれ?いま当たったの?」みたいな感じです。
『Gダライアス』でも似たような弱点がありましたが、弾の色合いがハッキリしないぶん、今作のほうが余計見えにくいかも?という印象でした。まあ、比較するのは筋違いな気がしますが。



■====== まとめ ======■
●●●●●●●○○○ … 7点(10点満点)


シューティングゲームらしいカッコよさを、純粋に目指した作品って感じでした。私は、わりと好きです。
取っ付きやすいシンプルな操作。昔らしさを感じる難易度ながら、難易度設定でどうとでもできるので、楽しみやすいほうだとは思いました。

私の偏見かもしれませんが、最近のシューティングっていわゆる弾幕シューティングが主流になり、こういう”シューティングらしいカッコよさ”みたいなのは3Dフライトシューティングのほうで表現されることが多くなってきました。
でも、やっぱり3Dになると複雑になりますからね。それこそ『ダライアス』シリーズが好きな身でもあるので、今だからこういうストイックな2Dのシューティングが、見直されたりして欲しいな~なんて思ったりします。

今作が「PlayStation Plus」会員向けのフリープレイとしてダウンロードできるのは、2014年6月17日(火)までです。
シューティングが好きな人なら、是非どうぞ。

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