ビビリ耐性ゼロの私には、ちょっと辛かったです(笑)
『宇宙船ダムレイ号』
対応ゲーム機 ―→ ニンテンドー3DS(ダウンロード専用タイトル)
配信開始日 ―→ 2013/03/27
配信価格 ―→ 800円(税込)
ジャンル ―→ 密室サスペンス・アドベンチャー
プレイ人数 ―→ 1人
CERO ―→ B(12才以上対象)
└→ CEROに影響した内容 ―→ 恐怖
■====== 簡単なご紹介 ======■
個性溢れる作品が集まる『GUILD(ギルド)』シリーズの1つとして配信中の、アドベンチャーゲームです。
『かまいたちの夜』シリーズで脚本を務めた我孫子 武丸(あびこ たけまる)氏と、『弟切草』の原案やシナリオを務めた麻野 一哉氏が手がけています。
開かないコールドスリープマシンの中で目覚めたプレイヤー。ここからあなたは、手さぐりで様々な行動を起こし、ここはどこか?どういう状況なのか?など、真実を少しずつ攻略していくことになります。
とりあえず、何を喋ってもネタバレになりそうなんですが(笑)
そうはいっても、何も分からないと購入しづらいところもあると思いますので、ひとまず基準となるアドバイスを。
・今作はアドベンチャーゲームなので、アクション要素を求められることは一切ありません。その点はご安心下さい。
・舞台となる場所は全体的に暗めで、かつ、いわゆる”ビックリポイント”もあります。恐怖心を煽る表現がCEROに影響しているくらいなので、ビビリ耐性のない人は少しご容赦を。逆に、そういうのがお好きな人は是非どうぞ。
・基本的にヒントは少なく、根気よく探索することが大切です。そういう楽しみ方ができるかどうかで、購入を判断されるといいかもしれません。
・とある場所には「スペースリーチ」というヒルのような生命体がいます。近くによると奇声を発します。見つけたら駆除しておきましょう。
■====== partygameの評価 ======■
○=良い △=まあまあ or ちょっと気になる ×=悪い
◆=== 参考データ ===◆
プレイ内容 ―→ シナリオクリア
シナリオクリアにかかったプレイ時間の目安 ―→ ●○○○○
●○○○○ = 10時間未満
●●○○○ = 10~20時間
●●●○○ = 20~30時間
●●●●○ = 30~50時間
●●●●● = 50時間以上
備考 ―→ 『かまいたちの夜』シリーズはプレイしていますが、今作には全く関係ありません(笑)
○ ―→ 暗めな雰囲気や立体視が、緊張感を高めてくれます。
雰囲気作りは、徹底しています。携帯機のダウンロード専用タイトルで、かつアドベンチャーとしてわりとここまでしっかり作っているのには、感心しました。
ただし、上記でも説明したように”ビックリポイント”があるので、ビビリ耐性の弱い人はご注意ください。私なんかそのうち、スペースリーチの奇声だけでビビルようになってしまったので(笑)
△ ―→ ただし、雰囲気にもう少しメリハリは欲しかったかもしれません。
上手く言えないんですが、暗めな雰囲気というのが最初から最後まで”変化なく続く”という感じだったんですよね。別にギャグを混ぜて欲しいとかいうわけではないですし、物語上、変化が無いのは仕方ないところもあるんですが、変化がなさすぎると多少飽きてくるのも事実です。
△ ―→ ヒントらしいヒントは少ないです。
まあ、公式で「説明なし、ヒントなし。」と言っているくらいなので。詰まってもヒントなんて無いので、人によっては投げ出しちゃうかもしれませんね。
基本的には「新しく行けるようになった範囲に、次への手がかりがある」と思ったほうがいいです。あとは、とにかく根気よく探索することです。なかには、けっこう発見しづらいアイテムもあったりしますので。
△ ―→ 物語の展開的には、思ったより単調な印象。
最後には色々な真実が判明して、個人的には驚きや納得ができたので、物語自体は良かったと思います。
しかし、道中での展開がちょっと停滞気味というか。行動も展開もしばらく同じことの繰り返しって場面が多かったりするので、その点でちょっとモチベーションが落ち気味になるのがもったいないと感じました。
あとは、<ネタバレ注意!→>色々な登場人物がいるのですが、ほぼ全員死亡しているので、会話をすることもできません。
従来、人物の関係や行動、物語の絡み合いがアドベンチャーゲームの醍醐味の1つだと思うのですが、今作での人物設定はどちらかというと”裏設定”に近いものがあり、メインストーリーとの絡みはほとんどありません。<←ネタバレ注意!>
なので、その点での物足りなさも、単調に感じた原因かもしれません。
△ ―→ 操作の面でも、もう少しひねりが欲しかったかな。
せっかく「何も知らない状態」から始まったんですから、物語的な部分だけではなく、操作においても色々な操作があって、手さぐりでそれを探すような場面があっても良かったと思いました。操作面では、特に頭をひねることは無く、よくある操作しか無かったって感じです。
極端な話、これだと「主人公が記憶喪失から始まる」的な作品とあまり変わりなく、公式サイトで銘打っている”新ゲームスタイル”と言うにはちょっと弱いかな~と思いました。
△ ―→ 移動の時は、平行移動ができて欲しかったです。
移動の時は、いわゆる3DダンジョンRPGのような要領で移動します。プレイヤー視点で、前後の移動と90度回転ですね。
しかし、ドアの前とかに立とうと思った時に、位置関係がつかみづらくて、1マスぶんズレちゃうことも多かったです。なので、そこからL・Rボタンで1マス真横に移動できる操作があると、便利だと思いました。
△ ―→ ボリュームは、まあこんなものでしょう。
けっこう詰まった場面もありましたが、それでもクリアまでの正確なプレイ時間は<ネタバレ注意!→>4時間<←ネタバレ注意!>ほどでした。
ま、そもそもアドベンチャーゲーム自体、プレイ時間に換算したら他のジャンルのゲームより短くなりますし、ましてや安価なダウンロードタイトルですから。
■====== 得点とまとめ ======■
●●●●●○○○○○ … 5点(10点満点)
雰囲気作りのしっかりした世界観のなかで、探索することの緊張感や緊迫感が味わえます。
目的も状況も何も知らないプレイヤーが、手さぐりで暗闇の洞窟を探索するような、そんな緊張感。ホラー寄りなアドベンチャーが好きな人なら、楽しめそうな気がしました。
私は苦手なのに、なぜ買ったんでしょう?まあ、私がかつての『アナザーコード』的なものかな?というイメージを勝手に持っていましたし、「知らないほうが楽しめるかも」という理由で、あえて詳しい情報を見なかったのもありますし。ま、策におぼれた感じです(笑)
あと、どちらかというと雰囲気作りに力が注がれているという印象で、もちろん物語もちゃんと構築されているんですが、何も知らないところから真実を探っていくという展開だったわりには、思ったより斜め上の真実では無かったと感じてしまいました。アドベンチャーゲームや小説とかをそこまで嗜(たしな)んでいない私がそう感じるので、慣れている人にはもしかしたら、もっと物足りないかもしれません。
要するに「悪くはない」どまりだったかな~という話です。
まあ、この物語が良いと感じるかどうかは、完全に個人の問題なので何とも言えないところ。
ただし、想像の余地がそれなりにある部分も残っているので、色々想像してみると面白いのかもしれませんね。
その他のタイトルの評価は、こちらからどうぞ
『宇宙船ダムレイ号』
対応ゲーム機 ―→ ニンテンドー3DS(ダウンロード専用タイトル)
配信開始日 ―→ 2013/03/27
配信価格 ―→ 800円(税込)
ジャンル ―→ 密室サスペンス・アドベンチャー
プレイ人数 ―→ 1人
CERO ―→ B(12才以上対象)
└→ CEROに影響した内容 ―→ 恐怖
■====== 簡単なご紹介 ======■
個性溢れる作品が集まる『GUILD(ギルド)』シリーズの1つとして配信中の、アドベンチャーゲームです。
『かまいたちの夜』シリーズで脚本を務めた我孫子 武丸(あびこ たけまる)氏と、『弟切草』の原案やシナリオを務めた麻野 一哉氏が手がけています。
開かないコールドスリープマシンの中で目覚めたプレイヤー。ここからあなたは、手さぐりで様々な行動を起こし、ここはどこか?どういう状況なのか?など、真実を少しずつ攻略していくことになります。
とりあえず、何を喋ってもネタバレになりそうなんですが(笑)
そうはいっても、何も分からないと購入しづらいところもあると思いますので、ひとまず基準となるアドバイスを。
・今作はアドベンチャーゲームなので、アクション要素を求められることは一切ありません。その点はご安心下さい。
・舞台となる場所は全体的に暗めで、かつ、いわゆる”ビックリポイント”もあります。恐怖心を煽る表現がCEROに影響しているくらいなので、ビビリ耐性のない人は少しご容赦を。逆に、そういうのがお好きな人は是非どうぞ。
・基本的にヒントは少なく、根気よく探索することが大切です。そういう楽しみ方ができるかどうかで、購入を判断されるといいかもしれません。
・とある場所には「スペースリーチ」というヒルのような生命体がいます。近くによると奇声を発します。見つけたら駆除しておきましょう。
■====== partygameの評価 ======■
○=良い △=まあまあ or ちょっと気になる ×=悪い
◆=== 参考データ ===◆
プレイ内容 ―→ シナリオクリア
シナリオクリアにかかったプレイ時間の目安 ―→ ●○○○○
●○○○○ = 10時間未満
●●○○○ = 10~20時間
●●●○○ = 20~30時間
●●●●○ = 30~50時間
●●●●● = 50時間以上
備考 ―→ 『かまいたちの夜』シリーズはプレイしていますが、今作には全く関係ありません(笑)
○ ―→ 暗めな雰囲気や立体視が、緊張感を高めてくれます。
雰囲気作りは、徹底しています。携帯機のダウンロード専用タイトルで、かつアドベンチャーとしてわりとここまでしっかり作っているのには、感心しました。
ただし、上記でも説明したように”ビックリポイント”があるので、ビビリ耐性の弱い人はご注意ください。私なんかそのうち、スペースリーチの奇声だけでビビルようになってしまったので(笑)
△ ―→ ただし、雰囲気にもう少しメリハリは欲しかったかもしれません。
上手く言えないんですが、暗めな雰囲気というのが最初から最後まで”変化なく続く”という感じだったんですよね。別にギャグを混ぜて欲しいとかいうわけではないですし、物語上、変化が無いのは仕方ないところもあるんですが、変化がなさすぎると多少飽きてくるのも事実です。
△ ―→ ヒントらしいヒントは少ないです。
まあ、公式で「説明なし、ヒントなし。」と言っているくらいなので。詰まってもヒントなんて無いので、人によっては投げ出しちゃうかもしれませんね。
基本的には「新しく行けるようになった範囲に、次への手がかりがある」と思ったほうがいいです。あとは、とにかく根気よく探索することです。なかには、けっこう発見しづらいアイテムもあったりしますので。
△ ―→ 物語の展開的には、思ったより単調な印象。
最後には色々な真実が判明して、個人的には驚きや納得ができたので、物語自体は良かったと思います。
しかし、道中での展開がちょっと停滞気味というか。行動も展開もしばらく同じことの繰り返しって場面が多かったりするので、その点でちょっとモチベーションが落ち気味になるのがもったいないと感じました。
あとは、<ネタバレ注意!→>色々な登場人物がいるのですが、ほぼ全員死亡しているので、会話をすることもできません。
従来、人物の関係や行動、物語の絡み合いがアドベンチャーゲームの醍醐味の1つだと思うのですが、今作での人物設定はどちらかというと”裏設定”に近いものがあり、メインストーリーとの絡みはほとんどありません。<←ネタバレ注意!>
なので、その点での物足りなさも、単調に感じた原因かもしれません。
△ ―→ 操作の面でも、もう少しひねりが欲しかったかな。
せっかく「何も知らない状態」から始まったんですから、物語的な部分だけではなく、操作においても色々な操作があって、手さぐりでそれを探すような場面があっても良かったと思いました。操作面では、特に頭をひねることは無く、よくある操作しか無かったって感じです。
極端な話、これだと「主人公が記憶喪失から始まる」的な作品とあまり変わりなく、公式サイトで銘打っている”新ゲームスタイル”と言うにはちょっと弱いかな~と思いました。
△ ―→ 移動の時は、平行移動ができて欲しかったです。
移動の時は、いわゆる3DダンジョンRPGのような要領で移動します。プレイヤー視点で、前後の移動と90度回転ですね。
しかし、ドアの前とかに立とうと思った時に、位置関係がつかみづらくて、1マスぶんズレちゃうことも多かったです。なので、そこからL・Rボタンで1マス真横に移動できる操作があると、便利だと思いました。
△ ―→ ボリュームは、まあこんなものでしょう。
けっこう詰まった場面もありましたが、それでもクリアまでの正確なプレイ時間は<ネタバレ注意!→>4時間<←ネタバレ注意!>ほどでした。
ま、そもそもアドベンチャーゲーム自体、プレイ時間に換算したら他のジャンルのゲームより短くなりますし、ましてや安価なダウンロードタイトルですから。
■====== 得点とまとめ ======■
●●●●●○○○○○ … 5点(10点満点)
雰囲気作りのしっかりした世界観のなかで、探索することの緊張感や緊迫感が味わえます。
目的も状況も何も知らないプレイヤーが、手さぐりで暗闇の洞窟を探索するような、そんな緊張感。ホラー寄りなアドベンチャーが好きな人なら、楽しめそうな気がしました。
私は苦手なのに、なぜ買ったんでしょう?まあ、私がかつての『アナザーコード』的なものかな?というイメージを勝手に持っていましたし、「知らないほうが楽しめるかも」という理由で、あえて詳しい情報を見なかったのもありますし。ま、策におぼれた感じです(笑)
あと、どちらかというと雰囲気作りに力が注がれているという印象で、もちろん物語もちゃんと構築されているんですが、何も知らないところから真実を探っていくという展開だったわりには、思ったより斜め上の真実では無かったと感じてしまいました。アドベンチャーゲームや小説とかをそこまで嗜(たしな)んでいない私がそう感じるので、慣れている人にはもしかしたら、もっと物足りないかもしれません。
要するに「悪くはない」どまりだったかな~という話です。
まあ、この物語が良いと感じるかどうかは、完全に個人の問題なので何とも言えないところ。
ただし、想像の余地がそれなりにある部分も残っているので、色々想像してみると面白いのかもしれませんね。
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その他のタイトルの評価は、こちらからどうぞ
人によって合う合わないはありそうですが、この記事を読んで自分に合っていそうだと思えれば、たぶん大丈夫です。
楽しんでみてください。
今、ゼルダ大地の方を遊んでいるのでそちらが終わったら購入してみようかと思います。
値段も手ごろですしね。