『GO VACATION(ゴーバケーション)』
対応ゲーム機 : Wii
発売日 : 2011/10/20
希望小売価格 : 5,800円(税込)
ジャンル : リゾートツアー体験
プレイ人数 : 1~4人
セーブデータ : 1つ
CERO : A(全年齢対象)
備考 : Wiiモーションプラス(Wiiリモコンプラス)対応 ・ バランスWiiボード対応
◆== 参考データ ========================◆
購入価格 : 4,930円(新品)
プレイ時間 : 約6時間
プレイ内容 : 一通りリゾート地を巡り、友人との2人プレイも体験
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●= 概要 =●
リゾートアイランド「カワウィー島」で、思うままに走り、遊び、楽しむリゾート体験ゲームです。
私は、Wiiリモコンプラスを使用してプレイしています。
バランスWiiボードは、いま持ってないので利用していません。シクシク…(哀)
◆== 基本的な進めかた ==◆
基本的には、自由きままに移動できます。
リゾート地は全部で4箇所あり、最初は「マリンリゾート」しか行けませんが、後で紹介するスタンプを一定数集めるたびに、新しいリゾートに行けるようになります。
リゾート間の移動は、メニュー画面を開いていつでも行えます。
◆== イベントについて ==◆
各所には、スポーツ・アトラクションなど、色々なミニゲームが「イベント」という形で色々と用意されています。リゾート地で、四角の黄色い吹き出しアイコンを出している人に話しかけてみましょう。
全てのミニゲームを、最大4人で楽しめます。また、一度遊んだミニゲームは以後、メインメニュー画面の「イベント集」で遊べるようになります。
※一部、リゾート地で直接行かないと楽しめないミニゲームもあるようです。
◆== スタンプ ==◆
各リゾートでは、アドバイザーにオススメイベント(ミニゲーム)を教えてもらえます。オススメイベントの場所は、マップに示されるので安心です。
その場所へ行ってゲームをクリアすれば、スタンプゲット!
どこへ行っていいやら分からない人は、まず1つずつオススメイベントを巡ってみてはいかがでしょうか?
ちなみに、オススメされる前にオススメイベントをクリアした時も、ちゃんとスタンプはゲットできます。
◆== 移動について ==◆
基本はヌンチャクスタイル(Wiiリモコン+ヌンチャク)でプレイします。
スティックで移動。Bボタンを押しながらWiiリモコンを振り上げると、ジャンプです。
また、各リゾート地ごとに、いくつか乗り物が用意されています。
操作方法はそれぞれ異なりますが、大体はBボタンもしくはWiiリモコンとヌンチャクを縦に振って、アクセルや加速。Wiiリモコンとヌンチャクを左右に傾けて、曲がります。
◆== リゾート地の紹介 ==◆
||== マリンリゾート ==||
海と砂浜が印象的なリゾート地です。
遊べるゲームももちろん、海ならでは。サーフィン、マリンバイク、スキューバダイビング。青空に出ればスカイダイビング。森に行けば、バギーレースや水鉄砲を使ったガンアクションゲームなども。
||== シティリゾート ==||
ビル立ち並ぶリゾート地です。
遊べるゲームは、スケート、ダンス、モーターフェスタ(レースゲーム)など。パイ投げというユニークなものもあったり、遊園地もあるようですよ。
||== スノーリゾート ==||
大雪原がそびえ立つリゾート地です。
雪合戦、スキージャンプ、犬ぞりなど、遊べるゲームもスノースタイルです。何気にワカサギ釣りもありました(笑)
||== マウンテンリゾート ==||
緑々しい大自然が広がるリゾート地です。
カヤック、パラグライダー、乗馬、射撃競技などが楽しめるようです。
■== partygameの評価 ==■ … 85点(100点満点)
雰囲気作りは健在 ミニゲームも上出来 操作まわりがちょっと気になります
○=良かった点
△=人それぞれ or 気になったけど悪いというほどではない点
×=悪かった点
||== ○ やはり感じる雰囲気作りの良さ ==||
今回はけっこう多くのフィールドが用意されていることもあってか、『ファミリースキー』や『ファミリーフィッシング』と比べると、グラフィックの面で若干レベルを落としていますが、全然充分だと思います。
PS3やXbox360のオープンワールドな作品に慣れている人とかは、気になるかも?程度です。
||== ○ オープンワールドならではのフリーダム感 ==||
フィールド上でのロードはありません。ミニゲームなどをプレイする前後に読み込みがあるので、連続でイベントを利用すると少し気になるかも?という程度です。
まあ、いわゆる”オープンワールド”と呼ばれる部類になるかと思います。
そして、急激な坂や壁でもなければ、道なき道であってもガンガン進めます。ジャンプしてトリック(技)を決めるのも自由にできますし、シティリゾートでは至るところにポールがあって乗れるので、特に意味はないですがジャンプしたくなります(笑)
行動するたびに発見があり、隠し道や宝箱などもあったりして、このフリーダムさは探究心や開放感を非常にくすぐられます。
さらに、2人以上のプレイであっても、画面が分割されて各自で自由に行動できます。『ドラゴンクエストIX』のマルチプレイみたいな感じだと思ってもらえばいいです。
誰かがミニゲームを遊ぶ時には、さすがに集合しますが、まさか各自で自由に歩き回れるとは思っていませんでした。
2人以上で同時に行動すると、若干処理落ちはしちゃいますが…まあ、気になるほどではありません。4人で遊んだらどうなるかは、分かりませんが(笑)
||== ○ リアリティと利便性のバランスも健在 ==||
広大なフィールドを自由に駆け回ることもできますが、目的の場所までがさすがに遠すぎる…という場合は、マップを開いて瞬間移動もできます。
ヘリコプターなどの乗り物にのっての移動もあり、スキップもできますが景色を楽しみながらの移動もできます。
ここらへんは『ファミリースキー』と同じバランスですね。
かといって、瞬間移動ばかり使っていると、フィールドに散らばっている撮影ポイントや宝箱がゲットできません。探究心もまた大事です。
まあ、景色もけっこうコロコロと変わるので、本当にただ走り回っているだけでも楽しいですよ。
||== △ 操作まわりなどが、ちょっと気になります ==||
一部で、項目を選択する画面がちょっと操作しづらいです。
Wiiリモコンを向けてポインタで操作するには問題ないんですが、ボタンやスティックで操作しようとすると、入力と操作の関係性がちょっと”ちくはぐ”で分かりづらいです。なので、ポインタでの操作に慣れたほうがいいでしょう。
…かと思うと、例えばマルチプレイ時、ミニゲームを遊んだ後の乗り物選択では、きっかけを作ったプレイヤー以外はポインタ操作ができません。なので、乗り物の選択が出来ない…と思いきや、+ボタン・-ボタンで選択できます。
他にも、Wiiリモコンしか使用しないミニゲームを遊ぶ場合、ヌンチャクを外すように言われます。しかし、終わった後にヌンチャクを付け直してくださいとは、言われません。
こんな風に、今一歩配慮が行き届いていない部分がいくつかありました。もったいないです。
また、リゾート地での移動も、いわゆるリアリティを重視した操作スタイルです。
旋回は左右に振り、エンジンが付いていないタイプの乗り物(スケート・スキー・馬ばど)は、振って加速します。フィールドが広大なこともあり、振って加速するタイプはちょっと疲れます。しかし、シティリゾートはエンジン付きの乗り物がありません。なお疲れます。
たくさんの乗り物があるぶん、操作スタイルも色々あるので、それを覚えるのもちょっと大変かもです。ただし、メニュー画面でいつでも確認はできるので、まだマシかな?
||== △ ミニゲームの出来は概ねGOODなんですが… ==||
一部で、操作感覚やリモコンの反応が悪いものもあったりしました。個人的に一番気になったのは、ビーチバレーです。
Bボタンでジャンプ。ジャンプしてリモコンを上から下に振るとスパイクなんですが、準備動作(下から上へ振り上げる)の時点で反応してしまうので、まともにスパイクできません。あらかじめ振り上げてからBボタンを押すという、ちょっと面倒な操作になります。
ただ、その他のミニゲームは充分もしくは及第な出来です。ぎこちなさを感じるミニゲームも少なくないですが、個人的にはまあ、楽しいからいいかな~と(笑)
特に、『リッジレーサー』開発チームが関わっていると言われているモーターレースは、ルールやコースもそれなりにあって、ドリフトやニトロもあり。明らかに、ここだけ妙に力が入っています(笑)
||== △ Wiiモーションプラス(Wiiリモコンプラス)対応について ==||
今作には、Wiiモーションプラス(Wiiリモコンプラス)専用のミニゲームがいくつかあります。オススメイベントには含まれていませんが、普通のWiiリモコンでは一部のミニゲームを遊べませんので、ご注意下さい。
どうやら専用ミニゲーム以外では、Wiiモーションプラスの性能を発揮しているわけではないようです。ちょっともったいないな~…。
◆== まとめ ==◆
自由気ままに行動できるリゾートアイランドを舞台にした『マリオパーティ』。そんなイメージの作品でした。
ただし、操作に多少のクセがあるので、Wiiでのプレイ経験が少しくらいある前提の作りという感じでした。マリオパーティよりは万人向けではありません。
とはいえ、ミニゲームだけではなくリゾート地での移動もマルチプレイで楽しめるので、家族や友達と楽しむパーティーゲームとしては、持っておいて絶対に損はないです。
リゾート地の移動が面倒な場合はミニゲームだけを選択して遊ぶこともできますし、各自でリゾート地を自由気ままに行動しているだけでも、わりと楽しいですよ。隠し道や宝箱もありますしね。1人でも充分楽しめますが、やはりマルチプレイが醍醐味です。
概ねプレイしたのでセカンドインプレッションを書く予定はありませんが、何か気づいたことがあれば書くかもしれません。
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万人向け ← ○○●○○○○○○○ → 熟練者向け
多少慣れが必要なのがもったいないですが、プレイしていくうちに慣れると思います。
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手軽に ← ○○○○○○●○○○ → じっくり
ミニゲームだけをサクッと楽しむことも出来ますし、
リゾート地を気ままにまったりと行動することもできます。
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思考タイプ ← ○○○○○○○○●○ → 感覚タイプ
ミニゲームによって様々ですが、基本は感覚で遊ぶタイプばかりです。
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爽快感重視 ← ○○○●○○○○○○ → 達成感重視
リゾート地で自由に移動できるさまが気持ちいいです。
もちろん、ミニゲームでの対戦や協力もお楽しみあれ。
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