DS『メイド イン 俺』 インプレッション

『メイド イン 俺』
対応ハード ： ニンテンドーDS
発売元： 任天堂
開発： インテリジェントシステムズ
発売日 ： 2009/04/29
希望小売価格 ： 4,800円（税込）
ジャンル ： つくってあそぶ瞬間アクション
プレイ人数 ： 1人（通信時は2人）
通信機能 ： DSワイヤレス通信対応・ニンテンドーWi-Fiコネクション対応
CERO ： A（全年齢対象）


●5秒で終わるプチゲームを、自分で作っちゃえ！
今作は、『メイド イン ワリオ』シリーズの最新作です。
遊べることよりは、むしろプチゲームを「作れる」ことをメインにもってきている作品です。


●どんな風に作るのか？
制作の手順は、簡単に並べると以下のような感じです。

◆まずは絵を書きましょう
背景となる絵と、ゲーム中に出てくる物体を書きます。アニメーションをさせることもできます。
背景は1種類。物体は最大で15個作成できます。
↓
◆AIを組み立てていく
背景に物体を置いて、「△の時に×をする」といった命令を組み立てていきます。
一例：「物体Aをタッチした時、物体Aが上に移動」
　　　「時間が○○になった時、物体Aのスイッチをオンにする」
　　　「物体Aと物体Bがぶつかった時、物体Aの絵が「爆発」になる＆爆発の効果音を鳴らす」
↓
◆成功条件を作る
どうなったら成功扱いになるか？を決めます。スイッチのオン・オフのみで設定できます。
一例：「物体Aのスイッチがオンの時＆物体Bのスイッチがオフの時」
↓
◆音楽を作る
ゲーム中に流れる音楽を作ります。
5秒のプチゲームには、8小説の音楽を作成します。
10秒のプチゲームにしていた場合は、これが2回流れます。
面倒くさいなら、自動で作成してもらうことも可能。
↓
◆確認して、出荷
確認してうまくできているようであれば、出荷。
これで、プチゲームが完成します。

※注意！！
・作成中のゲームはセーブすると保存されますが、完成して出荷された後は保存されていたデータが全て削除されます。悔いの残らないように！
・保存できる作成中データは最大2つまでです。
・作成できるプチゲームの数は最大90個です。


●作れるのはプチゲームだけではない？
今作では、プチゲームだけではなく、4コママンガと、レコードを作ることが出来ます。

◆4コママンガ
そのまんまです。絵を4枚書いて、ハイ完成。
4コママンガでは、あえて白黒しか使えないようになっています。

◆レコード
最大48小説の、ちょっと本格的な音楽を作れます。
作り方などはプチゲームの音楽作りと同じですが、自動で作成してくれるツールはありません。


●通信機能について
◆DSワイヤレス通信（人数分のDS本体と、人数分のゲームソフトが必要です）
作成したプチゲーム・マンガ・レコードをあげたり、もらったりすることが出来ます。

◆Wiiとの通信
Wiiウェア『あそぶ メイド イン 俺』と通信して、作成したプチゲーム・マンガ・レコードをWiiのほうに送ったり、WiiからDSに送ったり出来ます。

◆ニンテンドーWi-Fiコネクション
・あずかりやさん
自分で作成したプチゲーム・マンガ・レコードをアップロードできたり、フレンドのアップロードしている作品をダウンロードしたりできます。（双方がフレンドコードを登録する必要があります）
プチゲーム・マンガ・レコードをそれぞれ最大2個ずつまでアップロードできます。

・ゲームショップにんてん
定期的に配信される追加作品や、有名人などが作成した作品などが並んでいます。もちろん自由にダウンロードできます。
また、コンテストに応募することもでき、優秀作品はゲームショップにんてんでダウンロードできるようになるそうです。
【※第１回のコンテスト　テーマ「学校」　締め切り：5/11　作品発表：5/27予定】


◆partygameの評価◆…85点（100点満点）
プチゲームだけに、時間があまりかからないのがいいですね
制作の自由度は、高いような低いような…。とはいえ、何でもできればいいというものでもありませんからね。何でもできると今度は、機能が増えすぎてついていけない人も多いと思いますし。これくらいがちょうどいいかと思います。
念のために言うと、プチゲームは「タッチする」タイプしか作成できません。タッチしてスライドするプチゲームや、マイク入力・ボタン入力を使ったプチゲームは作成できませんので、あしからず。

5秒で終わるプチゲームなので、制作時間はかかっても3～4時間。カンタンなものなら半分以下の時間で作れそうです。いわゆる『ツクールシリーズ』と違い、本当に気軽に手が出せるものになっていると思います。

また、非常によく分かるチュートリアルがあるので、難しそう…と思っている人は、心配ご無用です。
チュートリアルで学び、あとは作りながら学ぶのです。作っていくと、色々知ることができて、どんどん効率よく制作することができるようになりますよ。
…というか、最低限のチュートリアルを受けないと作れるようにならないので、どちらにしても受ける必要はあるんですが、最初から作れるようにしても良かったのでは…？とも思ったり。まあ、いいですけど（笑）
面倒くさがりやな人などは、既存のプチゲームから絵や音楽を呼び出すこともできるので、便利便利。できることなら、出荷して完成したゲームをまるまる呼び戻せる機能も欲しかったけど…。

あと、今回は全てタッチ操作のみとなっています。ごく一部で、ボタンを使う機能があるくらいです。（微妙に動かす時とか）
まあ、どうせ作る時はタッチペンなしでは厳しいですから、特に苦は感じません。


…ということで、あくまで作ることに重きを置いた作品。しかし、別に作れない人も買ってみていいと思います。色んな人の作品をダウンロードしまくって遊ぶだけでも、色々と楽しめると思いますよ。
とはいえ、重ねて言いますが作ることに重きを置いた作品なので、なかなか手を出しづらい人は多いんだろうな～と思います。初日で売上37,000本は、これまでのシリーズ作品と比べると、ちょっと寂しいかな？（『忍之閻魔帳』さんのデータ参照）


さて。そんな私もすでにプチゲームを何作品が作って、すでに「あずかりやさん」にアップロードしちゃいました。
一応、ゲームクリエーター…とはいえ、コーディネーターであってデザイナーでもプログラマーでもないので、デザインの面はあまり期待しないでください（笑）

私のフレンドコードは、1419-3211-3742です。
名前は「エバス」でお願いします。
※本体の変更によりフレンドコードが「0861-1092-9305」に変わりました。
古いフレンドコードを登録のかたは、再登録をお願いいたします。

「せっかくだから、遊んでやるよ」という心優しいフレンド、お待ちしています（笑）


関連記事：
とりあえず、これからの『メイドイン俺』プチゲーム配信時期

他のブログ様の関連記事：
【ＤＳ】「メイドイン俺」ファーストインプレッション【非生活必需品さんより】