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a green hand

遅ればせながらニューイヤーコンサート

 久しぶりに、ウィーン楽友協会でのニューイヤーコンサートをテレビで鑑賞した。
私の中で、ニューイヤーコンサートと言えば、ポルカとワルツとホールを飾るゴージャスな花である。

イメージでは赤の印象が強かったが、今年のホールは、ピンク・・。
ピンクってこんなに上品な華やかさがあるんだ、何よりも感動してしまった。
イタリアのサンレモから届くという。
ピンクの花々の中に揺れるマーガレットなのかカモミールなのかわからないが繊細!

そして日本人の山本光江さんという方も飾り付に参加しているという。

大昔から、楽友協会大ホールでのニューイヤーコンサートを聴いてみたいと思っていたが
年々その夢は遠くなるばかりである。
チケットを入手するのさえ困難というプレミア付のようである。

バレーの衣装も素晴らしかった。
なんだろうかこの色彩は?と思えるほどに鮮やかであり、深い味わいのある衣装である。
最後の解説を聞くと、南アフリカ出身のデザイナーだという。
納得の個性的な色である。今でも鮮明だ。

大ホールの花と天井の絵や彫刻、ダンサーの衣装とウィーンを流れるドナウと・・・。

あれ?それで曲・・。
ただポルカやワルツが心地よく入ってきたというそれだけで充分なのではないだろうか

ニュイヤーコンサートのテレビ中継・・感動を覚える年齢を過ぎてしまったのが
寂しいが、若い頃には気づけなかった、建築やウィーンの景色や、ホールの天井や花の種類や
飾り付けなどには目がいくようになっている。

年とともに目に入る観点が異なって・・あとは楽友協会大ホールに入らない限り
今までの感動を超えるのはむりかな~。

などと大それたことをいう未熟者だが、いままで本当に気づかなかったのだろうか?
カメラワークの進歩ではないだろうかという疑問がフツフツと・・。

素晴らしいカメラワークである。
美しい、実に美しすぎるテレビ用撮影に、感動してしまった。
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