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a green hand

紀尾井町の八重桜

今日は、娘の家からブログを更新している。
初めての訪問である。



7階のこの部屋には、ロフトがあり、そこからの夜景はなかなかいい。
毎日こんな都会の景色をみながら娘は眠りにつくのだ。

入ってすぐに目に入ったのはグリーン。
ウンベラータとオリーブの鉢植えがベランダ窓際に置かれてある。

インテリアを色で表現するとしたらアースカラーだろうか?
麻のスリッパがとても素足に心地良い。
私も欲しい・・。
そして収納には蓋付き籠が数個、使われていてこれも気になった。
DNA...

通りに面している割には大変静けさを保てる場所であある。
ベランダから遠くにスカイツリーが見える。


私は、東京に来ることはあっても滅多に娘に会うことはない。
娘がマンションに移り住んで初めての訪問である。

一度は住んでみたかったデザイナーズマンションということであり、満足であろう。
若いから住めるという気もしないではない。
天井が低い。
そんなロフトに寝たわけだが、夫が数回頭をぶつけていた。
住むなら若いうち、低い天井のロフトや、急な階段に、気をつけながら今しかないと・・。




今回の上京の理由は、フジコ・ヘミングの紀尾井ホールでのピアノソロコンサートのためである。
娘が購入後、予定ができて鑑賞できなくなったためである。

コンサートまで、私の時間的感覚では、部屋でゆっくりと疲れた足を休めてからでも十分間に合うと
思うのだが、夫が早く出かけるというので4時少しすぎに出かけた。
7時からのコンサートである。

何もすることのない夫に急かされ早めの外出になった。

場所を確認しても残りの時間は2時間もある。
そこで紀尾井町界隈を食事目当てに散策した。

すると、八重桜の見事に咲いている通りがあった。
そこを横目で見て、まず小さなレストランに入った。
ビーフカレーを食べた。
そこで飲んだコーヒーがおいしかった。。

その後、八重桜通りを歩く。

時間がなくなり、ブランドショップなどもあったが素通り。(こんなはずではなかった)

初めての紀尾井ホールは、きれいなシャンデリアと大理石風の円柱の照明が印象的。

二階席が、外国のホールにあるように、ステージを楕円で囲むようになっていて、ピアニストの後方
から鍵盤を弾く姿が眺められる。

それに、悲しいかな東日本大震災を経験した私は、あのシャンデリアが地震で・・・あの円柱が・・という頭の巡りになってしまうことを否めない。

ステージ右の方には誰の目にもつくようなお花が活けられていた。

前列3列目の我々にはよくわかるが、遠目には何の花が活けられているのか不思議に思われたと見え
数人がステージ近くまでお花を見に来た。

そのお花というのは、八重桜色一色にこんもりと花瓶に半円形に活けられていた。
私は一目みてすぐに、これは、今の季節、紀尾井町のシンボル「八重桜だ」とわかった。

夫に急かされ散策する時間があったからこそ理解できた。
ステージの花瓶が幹でスターチスの塊が八重桜という演出である。


しかも、何百本という?八重桜色のスターチスであることは、遠くからではわからない。

?何の花かしらという具合にステージ近くまで足を運び。
その割に感動のない様子。
スターチスというドライフラワーに似たあまりにも身近な花のせいかなと勝手に思い込んでみた。

フジコ・ヘミングのピアノは、あの方の雰囲気が面白いと言っては失礼だが感情の出し方にしても全く客にへつらうことのない様子がみられる。

ファッションにしても、フジコ・ヘミングの描く絵の世界である。
色彩の豊かさ、独特な色使いとデザインはまさに強烈な個性の持ち主であることを見て取れる。

おなか周りに何か大事そうに気にしているものを見た。
3列目でさえよくわからないのだが、多分、猫をデザインしたものだと思う。

ショパン・リスト・ムソルグスキー・バッハの曲を演奏したが、私はムソルグスキーの「展覧会の絵」
が一番良いと感じた。

それと、アンコールに「大変疲れましたがそれではベートーベンのテンペストソナタを」と言って
弾いてくれた。

テンペストは嵐という意味だそうだが、始まりの哀愁を帯びた節のリフレインには涙が出そうになった。

夫の感想は???
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