大好きなピンクのシュウメイギクも見事に咲きそろった。
秋明菊
さて、Mちゃんの滞在記、最終回を載せておこう。
先日、敬老の日に家族で訪ねてくれた。
サクちゃん(犬の名前)も来た。
夫は、Mちゃん来たよ〜と呼びに来たのではなく、「サクちゃん来たよ〜」と私の部屋に。
すぐ後からサクちゃんが入ってきた。
玄関に行くと、また気難しいMちゃんに上書きされていた。
息子に「また家に帰りたいっていうの?」と聞くと「1回だけ、、」
ひと月前に楽しんで帰った我が家一泊……そして目の前の姿。
どういうことなのか謎である。w
さて、私が提案して採用された「お話作り」
私が先に「93歳のお婆さんと100歳の猫の話」
と決めると、Mちゃんも同じ題名にした。
お互いに黙々とお話作り。
出来上がるとお互いが発表する。
Mちゃんのお話
ある日93さいのおばあさんと100さいのねこがいた。けどおばあさんがしにねこががんばっていきる。
どうやっていきたかって?
それはおばあさんのきおくをねこが思いだしたのさ。
そこでとうとうねこは101さいのたんじょうびをむかえる。
おばあさんが8月20日うまれだ。ねこもだ。
だから頭をつかいおばあさんのおいわいを一人でした。
けどもうくたびれてねこは、まどぎわにいたからゆうびんやさんがきゅうきゅうしゃをよんだ。
そしていきていた。みんなは「良かった」といっせいに言った。
そしてかんごしさんが言った。「かいぬしは?」
それがなんども声をかけたけどだれもいなかった。
おじゃまして、2かい、すみずみまで見たがいなかった。
そしてあたらしいかいぬしが見つかるまでびょういんにほごされた。
そして見つかり、もとの家だったところからおばあさんのしゃしんをかざり
しあわせにくらしたとさ。
私のお話
ある森の中におばあさんとねこががすんでいました。
おばあさんはとてもおばあさんで93さいでした。
ねこもおばあさんにおとらず とても年をとったねこでした。
おばあさんは93さいでもわかく、おしゃれなおばあさんでした。
そして100さいのねこもわかく、とても100さいとは思えないほどエネルギッシュで自分のたべるネズミはもちろんながいへびまでもつかまえることができました。
おばあさんは森の中で、イチゴやキノコ、木のみ、山のやさいをとってたべていました。
おばあさんの作るイチゴジャムやキノコのスープは、だれでもすきになるぐらいおいしいのです。
でもざんねんなことに、おばあさんのともだちは一人もいなくなり、ごちそうするあいてがいないのです。
100さいのねこはおばあさんがかわいそうでなりません。
ある日、ねこがさんぽしていると森のおくにすむ100さいのおじいさんに会いました。
おじいさんは足がわるく、こしもまがっていました。
おじいさんも一人でさびしがっていましたので、ねこは100さいのおじいさんをおんぶしておばあさんとねこがすむ家につれてきました。(つづく)
Mちゃんのつづき話
すぐにおばあさんのおりょうりを食べておじいさんのあし、こしはおいしゃさんになおしてもらい二人はけっこんしてドイツにすんでおかねもちになり、きりん、アフリカにいるどうぶつみんなをかいました。
ある日のこと、ドイツに100どのじしんがおきました。
がらす、とくにおきものがおちてきて2人は、おおけがをしました。
けどおじいさんは、おばあさんとあっていないとき目がわるかったのでまちがえてたべてはいけないものをたべてしまったのです。
なのでそれが心にささり、しんでしまいました。
けどおばあさんは右手をおおじしんのときになくし「もうねこのためにはやくたたずだ」といって3日目にしにました。
そしてねこは、もりにがんばってかえり、やまほどのおばあさんのりょうりを、1日だいじに食べました。
足のつまさきからあたまのてっぺんまでが赤くなりそうなおいしさでした。
けどねこは「たべてもいいのかニャ?人げんのたべものじゃないのかニャ」といいながら
一人で500年かんいきました。
私のつづき話
ねこがおんぶしてきた100さいのおじいさんはよわりきっていました。
足が悪く、腰もまがっていたので森の中のひみつやよろこびをしりませんでした。
でもおじいさんには若い時からの記憶があります。
その記憶を呼び起こしてまい日ねむりにつくのです。
が、考えてみるといい記憶がありませんでした。
おじいさんは若いころに結婚をしましたが幸せではありませんでした。
かわいがったひとり娘もおじいさんからはなれていきました。
それでもひとり娘との楽しい話やら、時々けんかをしてあそんだことを思い出してはしあわせな気分をあじわっていました。
おじいさんは100さいになり、そろそろ神さまがおむかえにくるだろうと思いました。
ねこに背負われてきた、よその家にいた100さいのおばあさんはとても元気で、おじいさんにおもしろい話をたくさんしてあげました。
おじいさんは何十年ぶりかで、数えられないほど笑いました。
つぎの日の朝、おじいさんは笑ったしあわせそうな顔で神さまに召されました。
おばあさんとねこはまんぞくしました。
おしまい。