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a green hand

ハルという忘れもの

昨日、Rさんから電話があった。

今日からまたMちゃんを預かるわけだったが状況が変わりもうしばらくのあいだその必要がなくなったという件である。
「今日で春休みが終わりなんです、ハル君に会えなかった・・とYが言っています。春休みは短いですからね。」という言葉にますますハルが気になりだした。

毎年のように来ていたハルは、春休みにどんな気持ちで過ごしたのだろうと思うとやはり何か行動を起こさないと可哀想な気になっていた。

MちゃんやYちゃんを預かったり風邪を引いたりで春休みは私も息子も大忙しだった。
決して忘れていたわけではなく、とても気になっていたのだ。
手紙と思ったがメールにした。

「春休みも今日で終わりですね。、明日からハルも6年生です。春休みにハルの元気な顔が見られず、何か忘れ物をしたような変な気分です。夏休みまで会えないのかな~。ママは順調ですか?優しくしてあげてね。」20分ぐらい過ぎるとママの携帯がなった。

ママから直ぐに代わり、ハルの元気な声が聞こえた。

「メール見たんだけど、ママが夏休みまで待たなくていいよだって・・」とうれしそう。
「私はハルに会いたいと思っていたけどハルはそう思わなかったの?」とハルの苦手な意地悪な質問をしてみた。

感情をごまかすように笑っていて慌てて話を変えようとしている。

「ふ~ん、私が聞いていることに答えないんだね、でも、その気持ちわかるよ」というともっと恥ずかしがって笑いが大きくなった。
わかりやすいやつだ。

それで、今月週末に来ることになった。

息子にそのことをメールすると、仕事を終えたばかりの声で「ハル・・くるの?」会いたいくせに電話もしないで私任せ・・よく似ている。
その日の休暇を出しておくという。


私も春休みに会えなかった「ハル」という気になる忘れ物を取り戻した気分になっていた。

ハルもきっとうちに来る日を楽しみにして6年生のスタートを切ることができるだろうとしみじみした朝である。
2泊3日をどんな楽しいことをしようか、どんなことを話そうかと今から楽しみである。
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