NORTHBOUND EXPRESS

鉄道好きサラリーマンの◆不定期運転臨時急行◆(全自由席)  

四日市港線と末広橋梁

2018年12月01日 | 乗り鉄・実車
こんにちは あっという間に11月も終わり・・・なんて1年が早いのでしょう。
気付いてみると拙ブログ、この11月で開設10周年だったみたいです(笑)
更新頻度も少なく、あいかわらず旬なネタもなく冴えないポンコツブログですが、なんとか閉局を免れて続けてこれたのも、リンクしていただいているサイトマスター様各位のご好意と慈悲深く訪問してくださる皆様の温かいご支援、ご愛顧のおかげでございます。本当に10年間ありがとうございましたm(_ _)m  突然ではございますが、初版の事情により、今回の更新をもちまして拙ブログは・・ってオイオイ 一応まだ生きているうちは続けていくつもりですので、これからも皆様の変わらぬご愛顧を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

さて、前回更新では鳥羽遠征釣行のお話しをしておりましたが、遠征初日に同行のP君にも付き合ってもらい、前から一度行ってみたいと思っておりました四日市の太平洋セメント専用線を訪問して参りました。小職の海釣りの師にして非鉄のP君ですが、いつも小職の変態的な趣味に快く付き合ってくれてありがとう(笑)いや、モーター音が堪らないとか言ってノッチ全開で駅を通過する東急8500系の動画をLINEで送ってきてくれるくらいだから、きっと素質は十分持っているんじゃないかな・・ というわけでP君にクルマを廻してもらい、四日市の埋立地へレッツラGOです。


重要文化財に指定されている貴重な国内最後の鉄道可動橋である末広橋梁です。平日は常時跳ね上げておき、列車通過の際に橋を下ろすそうです。逆に休日は常時下降されていて、船が通る際に跳ね上げる運用をしているそうです。まだ現役のうちに現物を見ることができてよかったです・・

横浜の臨海部は平成の世に入ると観光地化が加速して、今では見るも無残な姿(汗)になってしまいましたが、四日市はこんなレトロな倉庫もまだ現役バリバリで、いい雰囲気が残っています。なんだかレパードに乗ったタカとユウジが向こうから走ってきそうじゃないですか。

太平洋セメントのある埋立地へは2本の道路橋がアクセスしていますが、北側の千戈橋(ちとせばし)を渡った先には懐かしいワイヤー式遮断機の踏切がありました。こちらでは鶴見線にはまだ現役で残っているらしいですが、さすがに東京都内では幹線道路の踏切の廃止が進んでいますのでもう残っていないですよね。

JR四日市から実入りのタキを牽いてきたDD51はこの待避線で機回しし、今度は空荷のタキを牽いて四日市へ戻っていくようです。この辛うじて生きている軌道の微妙な風化具合とこの周囲の浮かれていない風景のマッチングがなんともいえず良いですね。。


この倉庫・・行く前から見るのがちょと楽しみだったストラクチャーです。

1階部分は狭いながらも荷役ホームというか積み込み口になっており、2~3階も下からそのまま荷物を引揚げて搬入できるような仕組みになっていますね。壁に書いてある所有会社名をみると、現在、社名は変わっていますがまだ現役です。外壁はかなりいい感じにやれていますが、google mapでみると屋上の防水施工もなんとなくまだ新しい感じですし、室外機?のような機器もまだ綺麗でそれほど日が経っていないような感じですので、まだ倉庫として使用されていると思われます。。

今ではセメント輸送のタキの姿しかありませんが、昭和57年の現地航空写真をみると、倉庫の先(画像の左下部)には有蓋貨車のような車輌が何両も連なっていますので、この倉庫にもワムが横付けされることがあったったんじゃないかと思います。現在では太平洋セメントのみが専用線を使用しているようですが、当時はまだレールが縦横無尽に走り、あちこちに貨車が見えますのでまだ数社が専用線を使用していたようです。今はなんとなく寂しい場所ですが、当時はさそ活気があったのではないでしょうか・・真上からの航空写真で想像するしかありませんが、この工業地帯然としたゴチャゴチャ感と線路に(;´Д`)ハァハァしてしまいそうですw
画像出典:国土地理院ウェブサイトより(一部当方で加工)


このあたりのコンクリートの風化具合や鉄部の錆っぷりもいいですね。

件の倉庫の先、このあたりまではタキも入らないからかなり雑草が茂ってます。上の昭和57年の航空写真ではあの先に見える張り出した屋根の下にワムらしき貨車が何両も連なっていたのですね・・

埋立地の北側、太平洋セメント出荷センター付近です。スイッチャーが2両いますね。藤原工場から運搬されたセメントをここのサイロで蓄え、タンクローリーで生コン会社へ出荷していくそうです。



撮影していると数人の作業員の方々が集まり、タキの方へ向かっていきました。何やら始まりそうな雰囲気・・時間が読めなかったので稼動時刻などは全く調べて行かなかったのですが。。

構内で入換えが始まりました。ということはもうすぐお迎えが来るということでしょうか??
ということで再度、末広橋梁へ移動します!


四日市駅側から埋立地(島)方面です。橋が降りています。移動の最中に実入りのタキが渡っていったようで、橋の向こうからディーゼルサウンドとカシャンカシャンとタキのジョイント音が聞こえてきます。

降りたところも素敵ですね。青森のメモリアルシップ八甲田丸の可動橋を思い出しました。動く橋ってやっぱり男のロマンですな(笑)なんてことを思いながら列車を待っているとディーゼル音が近づいてきました。

DD51も関東あたりではあまり姿を見なくなってきましたが、このあたりではまだまだバリバリで頑張っています。唸るディーゼルエンジン音とガーダーに響くジョイント音が堪りませんねぇ


末広橋橋梁の説明板がありました。詳しい説明はコチラへ 

運良く素晴らしいシーンが見れてお腹いっぱいになりました。P君も珍しいものが見れて満足げです。さぁ、明日はブリを狙いに鳥羽へ向かいます!





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2 コメント

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Unknown (まさる)
2018-12-02 21:07:10
TV中毒さま
ありがとうございますm(_ _)m
一昔前は地方に行けばそれこそ主要な駅ごとに謎の引込線wが見られましたが寂しくなってしまいましたね。たまに当時の展望DVD見て、脇に逸れて行く線路見てハァハァ(笑)してます。この四日市の専用線は部分的になんとなくTV中毒さんのレイアウトを思わせるような雰囲気もあり、なかなかいい感じでした。もし遠征の機会がございましたら是非おすすめします!
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Unknown (TV中毒)
2018-12-01 18:37:36
10周年おめでとうございます!!
いやぁどこをとってもいい雰囲気ですね!!
各地で見られた港湾部の線路跡も年月や再開発で
最近は探すのが難しくなりましたし
いつまでも現役であってほしいですね◎
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