パオの体重

パオの体重は５８キロもあった


グレードピレニーズという種類は骨盤に障害が起き易い
パオもすこしだけ歩き方がオカマっぽかった


車に乗って出かけるのが大好きだった
でっかいので、後方席を独り占めにしていたのだ
冬も冷房全開にして、パオに
心地よい空間を作ってあげた


パオが逝く前日、老衰で動かなくなってしまった後ろ足を
必死に動かし、に乗りたがっていたので、
に乗せてあげてドライブし、連れて行ってあげたことのある公園
まで行き、ドアを開けて外の景色を見せてあげた。
この時点でパオはもう自分が逝くということを分かっていたのだろう。
あの時、本当にに乗せてあげてよかった。
最後の最後まで、パオと一緒に居られたのだから。

パオはいつまでもパインどりあんママの弟だからね