14歳のパンちゃん
いまだにジャンプしたり、
部屋を駆け回ったり、
とっても元気。
12歳のラックちゃん
吐き気も血便もおさまった。
もう耳がほとんど聞こえていないから、
名前を呼んでも、もう以前のように駆けてくることはなくなった。
いつからだろう?
わたしがクシャミをしても慌てて走ってくることもなくなった。
気付かなかったな。
ラックちゃんの替わりに、わたしがクシャミするとさんチャンが
ワンワン言いながら来るようになっていたから。
さんは、ラックに
わたしとの時間を返したのだと思う。
さんが生まれてから、
それまでラックと過ごした時間が、さんとの時間になってしまっていたから。
さんに一番の愛情を注いでた。
ラックやパンに注いでいた愛情のほとんどがさんに注がれていた。
だから、
さんは自分がもらった愛情を時間を
最期にラックママに返したんだ。
そう感じる。
そう思う。
ラックは目が見えなくなってきたせいなのか、
後ろ足の衰えのせいなのか、
マンションの1階の5段程の階段を上ることはできるけれど、
降りれなくなった。
1段目に前足をかけて、そのまま固まってしまう。
そして、今日は、散歩でパンと一緒になって
他所の犬にワンワン吠えた直後、パタンと倒れてしまった。
びっくりして、抱きかかえて近くのわたしの両親の家へ行くと、
普通にしっぽフリフリして家の中を歩き回った。
癌の進行というより、老いなのかな。
台所では
逝ったさんチャンの代わって
料理をするわたしをずっと見上げている。
いまだにジャンプしたり、
部屋を駆け回ったり、
とっても元気。
12歳のラックちゃん
吐き気も血便もおさまった。
もう耳がほとんど聞こえていないから、
名前を呼んでも、もう以前のように駆けてくることはなくなった。
いつからだろう?
わたしがクシャミをしても慌てて走ってくることもなくなった。
気付かなかったな。
ラックちゃんの替わりに、わたしがクシャミするとさんチャンが
ワンワン言いながら来るようになっていたから。
さんは、ラックに
わたしとの時間を返したのだと思う。
さんが生まれてから、
それまでラックと過ごした時間が、さんとの時間になってしまっていたから。
さんに一番の愛情を注いでた。
ラックやパンに注いでいた愛情のほとんどがさんに注がれていた。
だから、
さんは自分がもらった愛情を時間を
最期にラックママに返したんだ。
そう感じる。
そう思う。
ラックは目が見えなくなってきたせいなのか、
後ろ足の衰えのせいなのか、
マンションの1階の5段程の階段を上ることはできるけれど、
降りれなくなった。
1段目に前足をかけて、そのまま固まってしまう。
そして、今日は、散歩でパンと一緒になって
他所の犬にワンワン吠えた直後、パタンと倒れてしまった。
びっくりして、抱きかかえて近くのわたしの両親の家へ行くと、
普通にしっぽフリフリして家の中を歩き回った。
癌の進行というより、老いなのかな。
台所では
逝ったさんチャンの代わって
料理をするわたしをずっと見上げている。