パネログ~よくわかんない日々~

日々のいろいろ書き綴って早14年近くになります。
ここに来て、身内に身バレしました❗
ブログ削除するか悩み中です…💧

『〈国語教育〉とテクスト論』

2010年02月15日 14時18分27秒 | Weblog
さてさて。
去年のまだ出産前の、おなかの張りと戦っていたころ。
助川先生の本(今回は共著だそうです)が出版されていました。
国語の授業での小説の扱い方について。
確かに、中学とか高校のころに、先生の求める答えしか受け付けられなくて、違和感感じましたよね~。
受験勉強なんかしてると、ほんとに機械的に答えの出し方を見るようになって。

そんなあなたに、こんな本。
いかがでしょうか。

とわいえ、私もこれからきちんと読みますが。

まずはご紹介まで。


ちなみに、アマゾンなんかでも売り上げが好調らしいですよ。

『〈国語教育〉とテクスト論』(アマゾン)


以下、目次です。

PART I 座談会

国語教育とテクスト論(の限界と可能性)
司会 高木 信
助川幸逸郎 馬場重行 齋藤知也 中村良衛 鈴木泰恵


PART II 国語教科書掲載作品のテクスト論的読解・テクスト論的授業実践報告

○古典文学編
『枕草子』というテクストと清少納言 安藤 徹

教材「春はあけぼの」とテキストの〈正しさ〉 津島知明

女を語ること・桐壺巻の「恋」と紫のゆかりの方法 斎藤昭子

開かれた『更級日記』へ─テクスト論による試み 鈴木泰恵

○近代文学編
テクスト研究の諸方法による芥川龍之介「羅生門」の解釈と鑑賞 中川千春

森鴎外「ぢいさんばあさん」論─語りなおされた「舞姫」 山口 徹

「メロス・ゲート」を追え!―国語教科書の(レ)トリックス 前田 塁

〈語り/騙り〉としての『山月記』―「欠ける所」と漢詩への欲望、あるいは李徴は「変化」したか? 高木 信



PART III 海外でのテクスト論受容と文学教育の現在

中国の国語教育における文学教育の現状 李 勇華

20世紀アメリカ文学批評史を考える 孫崎 玲

フランス・バカロレアの試験問題からみる国語教育 黒木朋興



PART IV 文学教育の〈学〉の可能性を探る

〈東大古文〉に抗う伊勢物語 助川幸逸郎

「責任ある読者」をめざして─「テクスト論」を視野に入れた授業を展開する前に考えておくべきこと 中村良衛


PART V 日本のテクスト論受容史

日本文学研究におけるテクスト論受容史 古典編 佐藤清隆

研究・批評の手法から教育のための技術へ―「テクスト論」の受容と課題 近代日本文学編 付・参考文献ガイド 千金楽 健

戦後のフランス文学批評における理論と歴史の攻防 合田陽祐