パネログ~よくわかんない日々~

日々のいろいろ書き綴って早14年近くになります。
ここに来て、身内に身バレしました❗
ブログ削除するか悩み中です…💧

伊藤…いや、今日は違う伊藤ですよ。

2006年08月12日 00時05分38秒 | Weblog
暇です。
都会の真ん中で暇です。


一昨日から母と銀座に宿泊しております。

昨日は上野の国立博物館に伊藤若冲を見に行きました。

伊藤若冲…

好きなんですよ。
すっごくリアルなのに、実は想像でしか描けない構図だったり。
前に、梅の絵を見て衝撃を受けました。

彩色されてるやつは本当にリアルで、昔の図鑑(よく総天然色とか書いてある類)にある絵みたいなんです。
実際に見たものしか描かないっていう人で、つまりはとにかく観察しつくすことが大事だと思ってたんでしょうね。
虎だけは、中国人の絵を参考にしたそうですが、毛並はさすがです。


そんな感じでカラーものがすごいのはわかってたんですが、今回感動を覚えたのは水墨画。
水墨画って、色が無い分本当に形の捉え方とか大事になると思うんですよ。
それに、筆を置いたらそれが紙面にはっきりと残ってしまうわけです。
そう考えると、水墨画ってなんでもすごいわけですが、若冲の場合、モチーフを簡略化してしまっているところ。
鶴の屏風は、正に真髄という感じでした。
もうはっきり言ってイラストに近い。
体は丸だもん。
でも、どうみても鶴!
線を描いてないところにも線が見えて、その途絶えたところから、次の線が、きちんとその描くものの輪郭に乗ってるっていうのが、すごかったです。
紙面の地の色をうまく使ってましたね。
ただの白い地がちゃんと鶴の羽毛なり、鮎の皮の感じなりが分かる。
すごいです。
人多かったけど行って良かった。