高校2年、3年と2年間担任だった先生からサイン帳に頂いた言葉。
「穴があったら入りたい(*/▽\*)」
まぁーこんなに男の人から
誉められた言葉を頂いたのは生まれてはじめてだったと思います(笑)
はじめての出来事は、心に強く残るものですね。
卒業式後、教室に戻り最後のHRがありました。
親が子供の席に一緒に座りました。
こんな光景も最初で最後だったかもしれません。
担任から色んな話があったように思いますが、内容は何も覚えていません。
すいません先生(汗)
覚えているのは、担任が私達生徒に「10年後にどんな自分になりたいか?」と問ったこと。
生徒には、1人づつ10年後の自分について、保護者には何か一言と言われ
順番に発表させられました。
Σ(゜Д゜;≡;゜д゜) エェエェエ~!!!!と焦ったのは私よりも私の母の方でした。
「学校でお母ちゃん発表なんかした事なかったのに、
何でSORAの学校で発表せんなあかんのぉ」と。。。(笑)
自分の順番が回った時、
めちゃくちゃ緊張し声がうわずって震えていた母の姿に
周りの友達が
「おばちゃん、頑張って~!」と
笑いながらエールをおくってくれたのを覚えています。
親が緊張するんだから、その子供も緊張しないわけがありません
「10年後は素敵だなぁ~と思われる女性になっていたいです。」と、
母に負けず劣らず うわずった声で発表したのも忘れられません
人前で発表するのは、苦手ですぅ。
これが私の高校生活で最後の
そして、
高校卒業後、就職した私にとっては学生最後の発表でした。
どうして先生が、こんな事を言わせたのか?
今になって思うのですが、
商業高校だった私達は当時クラスの90%は就職でしたから、
社会に出たら、学校のように与えられた時間割を勉強をするわけでもありません。
先生は、これからの私達の人生の時間割のようなものを考えさせたのではないか?
”卒業してから10年という区切りをつけて、なりたい自分に向かって進みなさい。
なりたい自分になる為に自分なりにどんな事をしていけば良いのか
自分の人生の時間割を描きなさい。”
もしかしたら、そういうメッセージを私達卒業生に投げかけた
先生からの最後の「問いかけ」「宿題」だったんじゃなかったんだろうか・・・
卒業して20年以上も経った今頃そんな風に感じるのです。
発表した時は、もう恥しいやら、何で最後の最後に発表やねん
な~んて気持ちだけが私を支配していて
卒業後も先生のメッセージに気付くこともなく毎日を過ごしていました。
いま私はあの頃の担任の年齢に近い歳になりました。
同じくらいになって はじめて先生の思いがわかったのかもしれません。
おそっ!
この担任の先生とは、今も年に一度 年賀状で繋がっています。
2008年の12月に病気で入院し、入院中の病室で年賀状を書き
この先生に病院からだと書いたら
心配して年明けに自宅に電話をかけてきてくれました。
何十年も会ってなかったし、もちろん電話でも話などしたこともなかったのに
会わなかった時間が嘘のように会話が弾み長電話になってしまいましたが、
先生が心配してくれた事が凄く嬉しかったです。
卒業後、どれだけ離れて会わなくても、会話を交わさなくても
繋がっていられるって不思議な感じがしました。
いくら年を重ねても
私は生徒で 先生は私の担任の先生で・・・
そういう関係、距離がとても心地よかったし、
いつまで経っても先生の前では、高校生でいれるようで
そうだ!若返りたい時は先生に電話すればよいかも!な~んてね(*'-^)b
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