賭博堕天録カイジ

福本伸行／講談社／２００４－２００８年

【全１３巻】

（１）
「ここ数年…オレに纏わりつく…腐れ縁の吸血鬼ども…」

なんで喰い物にされちまうんだ…？　オレたちはいつも…！

「いえ…やれりゃあ…オレは別に…！　どこだって構わない…！　要するに…痺れるかどうかなんで…！　ギャンブルは…！」

（３）
「神懸かったりする…！」

殺るっ…！（とるっ…！）


（６）
いるっ…！　大蛇っ…！

そんな戦慄っ…！　恐怖っ…！　しかし…いいのか…？　こんな予感…気配で…

騙されてるのか…？

（7）
まるで…鏡を覗いてるように…！

大金が懸かれば…別っ…！　打てば…破滅なのだ…！

（８）
いや…！　信じたいっ…！　直感を信じたいっ…！　直感は…オレの血肉…オレの…歴史…！

（１０）
「そいつはハゲタカ…！　あるいは人の生き血を啜るヒル…！　その類いの人間だ…！　わかるだろそれは…！　なのにどうして信じる…？　そんな男の言葉を…！　安すぎる…！　覚ませ目を…！」

（垂涎垂涎…！）

（そう…俗に言う…「レートで殺す…！」だ…！」）

（虎視眈々っ…！）

「案山子だ…！　まるで案山子っ…！」

（見苦しきは愉快なりっ…！　苦しめっ…！　苦しむんだっ…！　共に…！）

魂を削って…！

（１１）
（親さえ…あの魔王でなければ…）

（解答付きで観察してきたんだ！　わしは…鼠を…！）

（１２）
（つまり後は…殺すだけ…！　殺すだけざんすよ…！　こいつを…！）

（１３）
（狩りっ…！　もはやこれは…勝負ではない…！　狩りっ…！　狩りざんすよっ…！　キキキ…！）

（打たずとも…それはそれで…緩慢な死…！　いずれ死ぬ…！）

「博打は…！　刮目せよっ…！」

「津波…！　まるで津波みてえな強運っ…！」

「面白ぇっ…！　なるほどおまえは面白いっ！　持っている…！　何かを…！　確実に…！」

「おいおいなんだなんだ！　神妙な顔して…大勝ちしてくせに…！　嬉しくねえのかよ…」
「嬉しいさ…！　嬉しいが…あまりに辛勝だったから痺れが抜けねえ…！　恐怖が体から去ってねえっ…！」