今日の講演会の講師の先生です。
『木村 まさ子』先生です。
とても優しい話し方と、朗らかな笑顔、ピシっと伸びた姿勢が印象的な大変女性らしい先生でした
講演会のテーマは、
『育み、はぐくまれ、言葉の力』
です。
いただきます、おいしい、ごちそうさまでしたという言葉を口にだすことで、言霊の力を自分自身に頂く。
他人に対し、暴言をはいたなら、一番傷つくのは、そのマイナスの言葉を発した本人が一番傷つくということ。
反対に、自分の体に対し、目さんありがとう、足さんありがとう、と声をかけてあげると、細胞が活性化されるということ。
言葉によって、人は、殺されも生かされもしていく。
使い方によっては、言葉の暴力は、体の暴力よりも、惨いものになる。
現代の自殺や、いじめにつながっていることだなと感じました。
そして、キーワードは、
『女性』
であるということです。
木村さんのお話の中で、印象的だった内容です。
たくさんの小学校、中学校、高校で講演をされる中で
こんなお話があるそうです。
学校の遠足のお弁当に、カップラーメンを持たせる親御さんがおられると・・・
お昼の時間になって、先生が近くのお店にお湯をもらいにいって、その子はラーメンを食べたとのことです。
また、コンビニで買ったお弁当やパンをもってくる子供がとても多いということ。
私にとっては、とても衝撃的なお話でした。
子供の頃お母さんの作ったお弁当を、いつもわくわくしながらふたを開け、食べていたことを思い出します。
食べて、お腹を満たせば何でもいいのでしょうか・・・
お結びは、作る人と、食べる人を『結ぶ』という意味もあるそうです。
そんな話を聞くと、世の中が変わっていったのは、女性が大きく原因するのではないでしょうか??
女性が世の中に、出ることは悪いことだとは思いません。自分の出来る力を生かし世の中の為に働くことは、すばらしいことだと思います。
ただ、考えてみると、確かに昔の女性は、家を守ることが一番大切な仕事だったのではないか・・・
夫を支え、子供たちを守り、家を守る。
食事を作り、いや、命のもとを作ることが女性の大切な役割だったと感じます。
家庭というのは、文化を作り出す、一番の集合体です。
毎日の生活が、文化を作り出すということだと、木村さんは述べられました。
女性が働くことで、お母さん自身が時間に追われ、そわそわし、バタバタし、そんな中に、仕事から疲れて帰ってくるだんなさんは、癒されるのでしょうか・・・
そんな中で、育つ子供も当然授業中もそわそわする子供に育つのでは、ないでしょうか・・・
仕事をもつお母さんすべてがそうだとはまったく思いません。
しかし、木村さんの話を聞いていると、女性は、大事な仕事を忘れてしまったのではないかと感じます。
女性のみなさんに是非聞いてほしい講演会だなと思いました。
とても貴重なお話を聞かせて頂きました。