モンゴル・ゴビ砂漠の白亜紀後期(7500万~7000万年前)の地層から出土した鳥の化石が、現在の鳥類の祖先に当たる新属新種であることが17日までに、林原自然科学博物館(岡山市)の調査で分かった。
化石はすね(17センチ)や足の甲に当たる中足骨(12センチ)など、足のひざから先端にかけての部分骨格で、林原自然科学博物館とモンゴル科学アカデミー古生物学センターとの共同調査隊が1997年7月に発掘した。
中足骨の特徴から、現生鳥類の祖先グループであるオルニチュウロモルファ類に分類されることが判明。また、第4中足骨が非常に短いことや、ひざの関節の形が特殊なことから新種の鳥化石であると分かり、「ホランダ・ルセリア」と命名。2月にオランダの国際学術雑誌「白亜紀研究」で紹介した。
調査を行った林原生物化学研究所古生物学研究センター研究員の鈴木茂氏(56)によると、ホランダ・ルセリアは推定全長50センチ~1メートル。非常に足が長く、飛ぶことはできるが、陸上を走り回り、地面に巣を作るタイプの鳥類の特徴を持っているという。
白亜紀の鳥化石の多くは水辺の鳥で、陸上の鳥の発見はまだ6種類目。そのうち空も飛べて陸上で生活していたと推測される種の発見は初めてだという。鈴木氏は「現生鳥類へどうやって進化してきたか、過程を明らかにする重要な手掛かりとなる」としている。
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