大辻隆弘 題詠100首のために

大辻隆弘が題詠100首のためにつくったブログです。

大辻隆弘『時の基底 短歌時評98-07』出版のお知らせ

2008-07-27 22:16:39 | Weblog
私の三冊めの散文集である

大辻隆弘『時の基底 短歌時評98-07』

が、六花書林から
まもなく出版されます。


99年6月から03年12月まで
「未来」に連載した「未来時評」55編と、


98年から07年までに
総合誌・結社誌・同人誌・新聞などに
書いた
さまざまな時評・書評・状況論・時事的エッセイ38編

からなる時評的評論集成です。

「失われた10年」といわれた90年代後半から
今日にいたるまで

世紀を超える10年間(平成10年代)とは、
短歌にとっていかなる時代だったのか?

・ニューウェーブ短歌とは何だったのか。
・インターネットと短歌。
・グローバリゼーションと短歌。
・新国家主義と短歌。
・9・11と短歌。
・イラク戦争と短歌。
・短歌と「伝統」。
・第二芸術論の傷跡。
・口語と文語。
・「てにをは」の衰弱。
・「私像」の崩壊。
・メディアと短歌。
・穂村弘批判。
・格差社会と短歌。
・「近代短歌」の終焉。

などなど、
時代に即応したさまざまな現象のなかから
時代と短歌の「基底」を探ろうとした一冊です。

私の思いと思想が
てんこもりになった論集になりました。

お読みいただければ、
きっとスリリングなものになっていると
思います。

六花書林で予約受付がはじまっています。

よろしくお願いします。
税込2940円(税抜2800円)
  ↓
http://rikkasyorin.com/

なお、
『岡井隆と初期未来』も再版になりました。

小さな誤りなど、訂正しました。
こちらも、同じところから予約できますので、
よろしくお願いいたします。