100年前の音色を引き継ぐために・・・大田黒公園のピアノ修復募金の記録

音楽評論家・故大田黒元雄氏が遺した100年前のピアノの「美しい音色」と「姿」を甦らせるため。

ピアノによるチェコの情景~やさしくて懐かしい音色のコンサート

2009年01月24日 | Weblog
 いつの間にか年が明けてしまいました。今年も大田黒のピアノをよろしくお願いいたします。
 さて、当ブログをご覧の皆さんに事前にご案内できなくて申し訳ないのですが、1月18日(日)に、沢由紀子さんのピアノによるチャリティコンサート~ピアノによるチェコの情景~が行われました。なにぶん受付を開始した初日にほぼ埋まってしまいましたので、私たちも驚いています。これも大田黒のピアノを応援してくださる皆さんのおかげと感謝しております。
 今回のコンサートは、大田黒の絵葉書にピアノの素敵なイラストを提供していただいているO氏の発案で番外編的な企画となりましたが、チェコ音楽の持つやさしい曲調と100年前のピアノの奏でる音色をお楽しみいただけたことと思います。



 ピアニストの沢由紀子さんは、京都明倫小学校(現・京都芸術センター)に保存されているチェコのペトロフ・ピアノの修復コンサートにも出演され、チェコ音楽とそれを奏でるピアノについて熱心に活動されています。(沢さんのホームページはこちら



 コンサート当日は一段と冷え込んだ寒い日にもかかわらず、会場は熱気に包まれておりました。皆さん熱心に聴かれておりました。チェコ音楽は私も初めてですが、どこか聞き覚えのある懐かしい旋律と、大切な人を想うかのような優しい音色に引き込まれてしまいました。



 曲の合間には沢さんによる解説も入って、アットホームな雰囲気で皆さん楽しまれたようでした。おかげさまで用意した沢さんのCDも完売し、売り上げも守る会に寄付していただきました。沢さん本当に有難うございました。