温泉達人・野口悦男 オフィシャルブログ

~ いい湯 いい宿 めぐりあい ~

恐山、そして奥飛騨へ

2008年10月31日 | メッセージ
どーーもです。


昨日まで下北半島と津軽半島のすべての温泉施設を制覇してきました。二週間かかってしまいましたね。

山には雪が降るし冷たい雨が振ったりした日もあり、秋服しか持っていかなかったので、ともかく全身ブルブルとの連続でした。

それだけに温泉風呂に入ると、全身の皮膚がジーーンとした後はお湯の中に溶け出していくような感触。

これがたまらなく気持ちよかったですね。



それから、このふたつのエリアの温泉は、にごり湯が圧倒的に多かったのに改めてビックリ。

そして、陸奥湾などで捕れるホタテ貝、これチョウ美味いんです。

身は厚く甘みがありそしてヒモはコリコリとしていた。

それだけに一日、15枚ほど食べてしまった。

でも1枚80円ぐらいだったのでサイフには響かなかったよ。

でも同行してくれた連れは呆れ顔でしたが。



それから、下北半島では恐山の温泉

いつもは本堂に向かう参道にある湯小屋2箇所のみだったが、今回はじめて、宿坊の裏手に男女共用の湯小屋があることを知り入ってきた。

ここは湯船が三つ直列にあり、温度差が自然に出来る仕組みになっていたよ。

でも、オレひとりの貸切状態。男女共用なのに・・・・。







でも湯小屋の窓を開けてれば恐山の山は紅葉真っ盛り、それだけに気持ちいい湯浴びができたね。






そして今日から11月4日まで、奥飛騨の「かるかや」で秋を満喫してきます。

といっても行楽シーズン真っ盛り。宿はとれないので、テントで連泊し自炊生活。

これを見た人でこの方面に来られる人はぜひともテントを訪ねてくださいな。

お酒とワガハイの手料理が24時間準備が出来ているので・・・。

でも、よかったら訪ねてくる人のふるさと自慢のつまみを持参してくれるとありがたいなぁー

それでは、奥飛騨にごー、go、GO------


新穂高温泉の温泉宿・施設を「温泉生活」で見る

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塩原元湯温泉 大出館 (栃木県)

2008年10月28日 | イチ押し温泉宿
温泉達人・野口悦男の「イチ押し温泉宿」

塩原元湯温泉 大出館 (栃木県)

塩原温泉郷と言えば、鉄筋コンクリート造りの高層建築の宿や大型の宿が通りに面してびっしりと立ち並らび、まさに大温泉地となっている。そのためワガハイが「塩原温泉に行こうぜ」と誘っても、ほとんどの人が「塩原温泉はごちゃごちゃしていて・・・落ちつかないんだもの」と敬遠されてしまうことが多い。

確かににごちゃごちゃしているところにある宿は源泉かけ流し風呂でなかったり、あまり工夫されてない料理が出されたり、館内や風呂に人が溢れていたりして、ともかくのんびりとくつろげないのも頷ける。

しかし、あまりのり気でない人に「ヤマメやイワナが泳ぎ、一面木々に囲まれた山里にある温泉だよ」と言うと、「ウッソー。そんな宿、本当に塩原温泉郷にあるの」と答えてくる。そして行ってみると皆んな大満足しているから不思議。「これならわざわざ遠くまで行かなくていいじゃないの」と口々に言うほど気に入ってもらえるのである。本当に。

その温泉が元湯温泉。そもそも温泉名が示す通り、塩原温泉の最初の温泉地で1200年の歴史がある。押しも押されぬ古湯なのだ。昔は「元湯千軒」と言われるぐらい栄えていたのであるが、江戸時代に地すべりで宿のほとんどが崩壊してしまい、今日では3軒だけが四方を森で囲まれた渓流に面してひっそりとたたずんでいる。

その一軒が大出館だ。



(次回につづく)

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白骨温泉 長野県(その4) つるや旅館

2008年10月24日 | メッセージ
次に訪れたのは温泉疑惑を起こしてしまった宿のつるや旅館。館主に温泉施設をすみからすみまで見せてもらった。その結果、間違いなく「源泉かけ流し風呂」となっている。

この宿の内風呂は板壁で囲まれたシックな湯船となっており、時の流れを感じさせてくれるように思えるほど。露天風呂もいいけど、趣のある内風呂があるのはその宿の味。使い込んでこそ生まれるだけに本当にホッとする気持ちが芽生えてくる。



湯あがり後は渓谷の音色と虫のハーモニーを聞きながら夕食。当然ながら地酒の純米酒キリッと冷えたのど越しに大満足。



翌日もチェックアウト寸前まで温泉三昧して温泉を満喫し、すがすがしい気分で白骨温泉を後にした。ともかく白骨温泉は深山幽谷の山里。そして「三日入ると三年は風邪をひかない」と言われる名湯だけに一度は訪ねてみたい温泉地に間違いがない。

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白骨温泉 長野県(その3) 白船荘新宅旅館

2008年10月21日 | メッセージ
白骨温泉には歴史や格式を持った宿が多いがまずは「白船荘新宅旅館」。

温泉地の名前の由来となっていた白船を屋号に用いた老舗の宿には、120年前に建てられたシックな湯殿となった大浴場があり、白濁した湯が湯筒から心地よい響きを奏でながら流れでている。

また、大浴場の他にも木々に囲まれた露天風呂があり、白濁したお湯が満々としている。老舗の宿だけに従業員も含めガツガツしたところがないため落ち着いている。それだけに、旅なれた者には居心地はいいはずだ。



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ためしてみましたか?

2008年10月19日 | メッセージ
ハーーイ。どーーもです。


どーでした?先日の「さわしごはん」。

ためしてみましたか?



そー言えばオレの田舎だけかと思っていたら、よくよく思いだしたら

九十九里浜の漁師がやっている居酒屋で食べたことがあった。



オレが田舎で「さわしごはん」を食べていた話をしたら、

この地方でも漁師は船の上などで食べていたとか。



そこで、店主は、むかし作っていたことを思いだして

作ってくれたんだぁ。。。



そこでは、あじを味噌でたたいたものをトッピングしてくれたなぁー。

これもうまかったなぁー。もう15年も前の話だけど。

この頃は良く車を飛ばして食べにいったけぇー。

また行きたくなって来たよ。



ところで、なあんて屋号だったかなぁー。

この頃、たまに昔のことが思い出せないことが・・・

特に人の名前だ。顔は思いだしても。

こんなこと、あなたはありますか?


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奥の細道 深川周辺 その参

2008年10月16日 | 奥の細道~出湯行脚~
芭蕉記念館を後にし、再び川端の遊歩道を下流へと向かう。相変わらず芭蕉の句碑がいくつもあるので、読みながらそぞろ歩きをしながらゆっくりと歩いて行く。

遊歩道が左に大きく曲がり始め、清洲橋がグーンと近づいてくると芭蕉庵史跡展望庭園だ。庭園と名が付いていたので広い所かと思っていたが、何と猫の額ほど。少しガッカリここには芭蕉像が置かれ、目線の先は川を眺めている。江戸を旅立つ前に我が庵からの眺めを脳裏に焼き付けているかのように思える。今は水上観光船などが川を行き交っている。



ここから芭蕉稲荷神社に。ここは芭蕉が住んでいた跡地とされている場所だ。



小さい境内の碑を一通り眺めた後、稲荷神社から大通りに出て、海辺橋をめざす。




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発電所を作ると源泉が減る!?

2008年10月14日 | メッセージ
前回の続きになるが、私は日本にある地熱発電所はすべて訪れている。そのすべての地域では温泉の量が減ったり、温度がさがったりしています。そのことを地熱発電所の関係者に聞くと、口をそろえて「発電所と因果関係はない。」と言うのです。

たとえば、温泉が減少してしまったのは大分県の筋湯温泉。また、宮城県の鬼首温泉郷の沢にあった野湯など。地熱発電所は地中にある蒸気を利用するものです。その蒸気は大地に降り注いだ雨水が地中にしみこんで地熱で温められたもの。それが地圧で押し込まれているのです。この圧力を抜いてしまうと、じわじわと地中の水脈が圧力の無い方向へ向かってしまうのです。

ということで、前回話題にした草津町の隣にある嬬恋村に、この地熱発電が出来ると約4kmしか離れていない草津温泉万代鉱源泉が減少、最悪は枯渇してしまう恐れがあるのです。困ったことである。貴重な温泉遺産のひとつ草津温泉が消える日がきてしまうかも知れない。

温泉を愛する貴方はどう考えますか。

草津温泉の温泉宿・施設を「温泉生活」で見る

筋湯温泉の温泉宿・施設を「温泉生活」で見る

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草津温泉がなくなる!?

2008年10月08日 | メッセージ
ハーーイ。どーーーもです。やっと秋らしくなってきましたね。

秋ならば食べ物の話かなと思ったけれど、今回は日本の代表的な草津温泉の温泉がなくなるかもという話です。

その訳は一昨年から草津町の隣にある嬬恋村が石津地区に地熱発電所を造る計画を推進しようとしているからです。嬬恋村の熊川栄村長は地熱発電はクリーンなエネルギーで環境にもいいのでエコだと言っているのです。まさに今、世の中はエコブーム。エコと言えば何んか善意なことやっているように思われるフシがあるから困ったことである。

嬬恋村で造ろうとしているのは石津地区。ここは草津温泉の大半の湯量が湧出している万代鉱源泉から約4kmしか離れていない場所。それだけに問題が多いのです。この問題はここ数年、何回も計画がもちあがり、そのつど温泉関係者の発言で中止に追い込まれた経緯がある。私もその一人だが。でも先に述べたように熊川栄村長はエコというエネルギーというキィーワードを盾に世論を動かせると思っているのです。そしてまた、地熱発電所予定者が委託した業者が示すデータを根拠に、温泉はなくならないと言っているのです。

確かに地下1500m以上の話だけに温泉が変わったといっても実証が不可能。ましてや、数年間はなんの変化も表れないのです。困ったことに。

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奥の細道 深川周辺 その弐

2008年10月06日 | 奥の細道~出湯行脚~
さらに川端の遊歩道を歩いて行くと左手に芭蕉記念館がある。



敷地に入ると右手に石段がある。木々に囲まれた小道を登ると茅葺きの庵が現れてくる。中を覗くと小さな芭蕉石像が置かれている。石像は薄暗い場所だけに目を凝らして見ないと表情が確認できない。そして庵の横には「川上とこの川下や月の夜」と刻まれた碑がある。



庵を後に坂道を下って行くと苔むし始めた碑には「草の戸も住み替はる代ぞひなの家」と刻まれている。また、記念館には芭蕉に関わる資料が展示しているので入場して見られることをお勧めしたい。


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さわしごはんの作り方!

2008年10月02日 | メッセージ
ハーーイ、どーーもです。



そうそう、先週、「さわしごはん」の話をしましたね。

そうしたら、あっちこっちから「アレはなぁーに?」と言われてしまった。

そのあげくに、どーー作るのかと聞かれてしまった。

しかし、田舎の貧乏人の食べ物だけに口がにごってしまう。

それと、あまりにも簡単すぎて・・・



でも、まぁーいいか!



それでは作り方を。

まずは冷えたご飯を食べたい量だけざるにいれ、

水道水を流しっぱなしにして良く洗う。

この時重要なのはヌメリをとることだ。

パラパラになったらどんぶりに盛り込む。

そしてご飯の上に塩糸コンブや塩シャケ、

みじん切りにした古漬けなど、ちょっと味の濃いものを乗せる。

そしたら、ギンギンに氷で冷やした水を注ぐ。

これだけのことだが。



食べる時にはトッピングした具材をご飯と混ぜながら食べる。

サラサラとしたご飯にトッピングの濃い味が混ざり、なかなかの味となるはず。



おためしあれ


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