オンリーワン〜岡山ドッグトレーニング

岡山・ドッグトレーニング。しつけ教室、犬の社会化、遊びの教室、ウォーキング・トレッキング、など岡山で行ってます

犬の社会化「刺激の大切さと孤独の危険」

2020-02-16 13:15:00 | 犬の豆知識
こんにちは、ドッグトレーナーの水内泰子です。

日々犬のことを考えてます。
どうして犬が問題行動と呼ばれる、飼い主が困る行動をとるのか…なぜ、犬はそんな行動をしてしまうのか。
私たち飼い主は、何を間違って犬にそうさせてしまっているのか。

ズバリ言い当てる答えは一つではありません。今日は、その一部として思っていることを書いてみようと思います。

社会化が犬の幸せにつながるよ、犬の幸せは飼い主次第だよ、という内容です。

少し長くなりますが、お付き合い下さい。
文中に使用する画像は、2/15のプレイボウ教室でのスナップです。



犬の幸せは飼い主によって左右されます。

毎日高級なドッグフードを食べ、フカフカのベッドで眠り、ヒラヒラのブランド服を着て、広い家の広い庭で自由に走り回っていたとしても、一日のほとんどの時間を留守番(飼い主不在)で過ごしているとしたら、それは犬にとってとても不幸なことです。

犬は社会性のある動物です。
孤独に耐えられません。
人もまた同じように、たとえ人と関わることが苦手であっても、孤独になることには耐えられない生き物です。

孤独は、生きる力を失わせ、心も体も弱体化させます。

これは、人と犬との共通点です。

しかし、ただ一緒にいればいいわけではありません。
犬は探究心が旺盛な生き物で、歩きながら探索したり、遊びの中で家族以外の人や犬とつながりを持ちたいと願っています。



広い家で体力の発散ができるほどの運動ができていたとしても、それは広い犬小屋にいるのと同じで、心や体への刺激が十分ではありません。

外の世界にはさまざまな刺激であふれています。何台も連なる車や自転車の往来、子供たちの騒ぐ声、人の話し声、小さな犬や大きな犬、吠え声、草や木々のにおい、電柱にかけられた他の犬のにおい。

家から一歩外へ出るだけで、家の中にはない刺激がたくさんあるはずです。
私たち人も、犬も、こうした刺激の中で生きているのです。その刺激を体感させてあげて下さい。

刺激は時に、ストレスを生み出します。がしかし、そのストレスこそ、生きる力、生き抜く力となるのです。




「外へ出ても歩かないから散歩は行かない」
「怖がって震えるので外へ出すのが可哀想」
「吠えてばかりで迷惑なので外へ連れて行けない」
と言われる方が多いのですが、外へ出て刺激に慣れさせなければ、いつまでたっても歩けませんし、震えますし、吠え続けます。
すべては慣れです。

犬も人も、一定の刺激を受け続けると慣れてくる脳を持っています。

ですから、あきらめないで外へ連れ出していれば、必ず慣れる時が来ます。ほとんどの方が慣れる前にあきらめているようです。



ストレスに強くなることこそが、犬の社会化です。

苦手なことを克服すると、自信がつき何事にも意欲的になることができます。また、体内の免疫力もあがるので病気に強い体にもなります。

そして、人や犬と触れ合う経験をさせてあげて下さい。
仲良しの犬、顔見知りの人、を作ることは犬の幸せをより大きく広げてあげることができます。

犬同士もコミュニケーションを取るチャンスを与えてあげなければ、上手に会話することができません。

子犬の頃は本能的にボディランゲージで会話できる能力を持っています。しかし、他の犬と会い、触れ合うことが全くなければ、その本能はしだいに薄れていきます。

できるだけ子犬のうちに、他の大人の犬や同世代の犬と触れ合うことが大切です。

もしあなたの犬が、子犬時代に他の犬と全く触れ合った経験がなかったとしても慣れていくことは可能です。

ただし、年齢がいくほど受け入れる許容範囲はせまくなるので、ある特定の犬としか仲良くなれない、または、ある特定の場所で会う犬だけにしか心を許さない、などの偏りが出るかもしれません。

性格によっては、若くても偏りがある犬もいますが、それは特別なことではありませんし、悪いことでもありません。



犬が犬同士の会話を存分に楽しむことができれば、犬の幸福度はグンと上がることは間違いありません。

そして、犬とともにその状況を楽しんで、喜んで、たくさんの愛を感じて下さい。



もう一度言います。

犬は孤独に耐えられません。

一緒にいるから孤独ではない、のではありません。一緒にいても共感し合うものが何もなければ、それは孤独です。

一緒に喜び、楽しみ、笑い合い、互いに愛を感じる存在となって下さい。

あなたは犬を生涯独房生活にしてはいけない。
犬の幸せを奪ってはいけない。

それは飼い主の責務だと、私は思っています。




業務中は電話に出られませんので留守番電話にメッセージを残して頂ければ、こちらからご連絡させて頂きます。

*現在、個別トレーニングの募集を停止しております。しつけ教室等でご相談をお伺いできますので、各種教室やイベントへご参加下さい。

また、お電話でのみのご相談にはお答えしておりません。簡単にお答えできない場合が多いので、各種教室や講座へご参加頂ければご相談頂けます。


(*´ω`*)

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犬の舌斑(ぜっぱん)

2017-07-19 17:12:06 | 犬のお悩み
先日、愛犬の舌が黒くなっているので

舌癌では!?

と、教室後に慌てられた方がおりまして…

見ると、それは舌斑(ぜっぱん)でした。

かなり舌の奥の方だったので

愛犬がハアハアとかなり大きな口を

開けていないとわからない場所。

今まで舌斑があることに気づいてなかったようで、

この時初めてこの舌斑の存在に気付き

癌!と思われたようです。



この舌斑は、犬種に限らず

どの犬にも見られるアザのようなものです。

もちろん、ない犬もいます。





癌とは全く違うものです。

インクを染み込ませたような感じ。

特に表面が盛り上がったり、硬くなったりもしていません。

腫瘍の場合は何かしらの塊になっています。






色は、真っ黒、青、紫、とそれぞれ違います。

それに、濃さもさまざま。

とっても濃い色から、うっすらしたものまで。

範囲もちがいますね。

写真のワンコは、比較的奥の方にあります。

色は黒ですが薄いですね。



この舌斑、

愛犬の身体的特徴として覚えておくのも

良いかもしれませんね。

迷子になった時など

我が家の愛犬である決め手となるかも

しれませんよ(*´ω`*)

迷子にならないのが一番ですが。






オンリーワン・水内泰子



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新オンリーワン・ブロクです!

2016-08-14 08:42:57 | お知らせ
はじめまして。

オンリーワンの水内です。

fc2ブロクからこちらへお引越ししました。

これから、イベントやお知らせ、

犬の豆知識などこちらのブロクから

発信して行く予定です。

どうぞよろしく!






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