そそう2

ウチに来て2ヶ月後、慣れない威嚇猫の梛（なぎ）は、威嚇する粗相猫になっていました。

まさかと思って避妊手術をした際におナカのエコーを撮ってもらいましたが、膀胱炎でもありません。

対応策を探しましたが、何の本を読んでもネットで調べても、効果があるとは言い切れないと書いてあり、実際いろんなことを試しましたが、治ってはくれませんでした。できることと言えば、粗相しそうなものを撤去することだけ。マット類は私の部屋から消え、寝室には出入り禁止になりました。

猫を飼うにあたって、おイタは困るのでできればやって欲しくないのは飼い主の言い分です。

そもそも粗相をするのは理由があるからです。何か私に言いたいことがあるからです。猫にだって言い分があるのです。それがなくならない限り、おそらくずっと続きます。

途中で私は粗相でヘコむのを止めました。でも諦めたのでも、放置したのでもありません。いつか、治ってくれる。絶対治る。それがいつかは分かりませんし、長い時間が掛かるだろうと思いました。だって最初に決めたじゃないか。長い時間がかかっても、この仔たちにゆっくりわかってもらおうと。私は櫂（かい）が思いのほか早く慣れてくれて、ちょっといい気になっていたのだと思います。きっと治る。きっといつか笑って「あの時は大変だった」と話せる時が来ると。

それまで、梛（なぎ）にはあまり構いませんでした。近付いても威嚇するし、それが彼女のストレスだろうからと、そっとしておいていました。1日に数回、様子伺いをする時にちょっと撫でて話すくらいでした。

それを、少し変えました。

帰宅すると駆け寄ってくる櫂（かい）を素通りして、まず梛（なぎ）を撫でることにしました。威嚇されますが、話しかけてしばらく撫でます。するりと逃げたら終了。櫂（かい）はすぐに擦り寄ってきますが、しばらく我慢してもらいます。（もちろん後で呆れるほど程撫で回します・笑）。それからゴハンも先に梛（なぎ）の前に置きます。梛（なぎ）は、まず櫂（かい）が食べないと食べ始めないのですが、これも決まり事として続けました。

それを続けるうちに、梛（なぎ）の変化は目覚ましいものがありました。

すみません、もう1回続きます（笑）




↑変化その1。
話が前後しててわかりにくいですが、梛（なぎ）は廊下の隅の洗濯機の上での篭城（？）を止めて、リビングにある冷蔵庫の上にいることが多くなりました。

同じ部屋にいつもいて、視線を動かせばすぐに姿が見えるようになりました。
今では何でもないことになりましたが、私には劇的で感動的な変化でした。



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おそるべし

書きかけの粗相の話はまたいずれ。
里親はまだまだ募集中です！

ちょっと、いやかなり、仕事がギッチギチで身動きが取れませんで（汗）
いつ終わるとも知れぬスパイラルにハマっております。
週末までには何とかせねば…！

こんな時、本当に猫を飼っていて良かったと「ウチの社長が」申しております。
私のやさぐれ度が、去年より軽減していると。
良かった良かった。手当を出している分は努めを果たしているのだな、ウチの猫たちは（謎）


しかし。
こんなんだった彼は↓





現在こんな感じ↓




半年でこんなお姿に…。（現在4.9kg）
泥酔したオッサンのようです。


仔猫の成長スピードおそるべし。


無事オカマちゃんになった櫂（かい）くんは
なんか以前より増して走ります。何故…。



↓術後のお薬を頑に嗅ぎ分ける
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里親募集中です

更新頻度が下がってますが、と公私共にバタバタしてました。

バタバタの理由のひとつ。

突然ですが、里親さんを募集しております。



友人が子猫を保護しました。自転車置場でふるえているところを発見されました。3ヶ月くらいのロシアンブルー風（純血ではありません）のオトコノコ。甘えん坊のやんちゃくんです。トイレしつけ済み。

風邪を引いていたので病院で診察してもらい、現在投薬治療中のため今週いっぱいまで昼はウチの事務所で、夜は友人宅で過ごしていましたが、順調に回復して来たので来週からは友人宅でお留守番の練習です。鼻が多少グスグス言ってますが経過は良好。元気に遊び回っています。

しかし友人宅はペット禁止、我が家は梛（なぎ）＆櫂（かい）との折り合いがすこぶる悪かったので（シャレになんなかった・汗）、里親さんを探しております。

猫エイズは陰性。白血病に関しては疑似陰性。今後陽性に転ずる可能性はあるそうで、要再検査。陽転を抑える効果が期待できるインターフェロンのお薬を飲んでいます。1～2ヶ月後再検査して陰性ならば大丈夫だそうです。

福岡近郊の方を希望します。
現状では、完全に健康体ですとは言えない状態ですので難しいとは思いますが、少しでも興味がある方、周囲にいらっしゃるという方は、おねまでメールでご連絡ください。アドレスはone◆m-sis.comです。（←◆を@に変えて送信ください）

風邪が治ってからという条件付きでも構いません。健康になってからの譲渡でも良いのですが、最後まで責任を持って飼っていただける方を探しています。

宜しくお願いいたします。







不明な点は何でもお尋ねください。風邪を引いている以外は本当に元気な仔です。

そそう 1

回虫駆除も無事終わり。

さて本丸（梛）を病院に連れて行かなくては…と思っていた頃（ワクチンも健康診断もまだだったので）、ちょっと、いや、かなり困ったことが起こり始めました。

誰のものとも知れない粗相。

私が在宅中はないのですが、仕事から帰宅するといろんなところに粗相してありました。マット類はもちろんクッションや床、玄関。もう、いたるところに。仕事で疲れ果てた時にベッドで粗相を発見した時は、夜中に洗濯するワケにもいかず、布団をどかしたスプリングの上に直で寝て、翌日体が曲がらなくなってました（笑）。今でこそ笑えますが、当時はさすがにヘコんでましたね。

そんな中、梛（なぎ）が発情しました。夜中に私が寝付いたあと、決まって大きな声で鳴き始めました。さほど長い時間ではないのですが、近所迷惑になるし、それは私にとって結構なストレスでした。その頃、梛（なぎ）の粗相の現場を目撃。やはり彼女でした。

時期が早いとは思いましたが、そういうこともあって、梛（なぎ）の避妊手術はウチに来て2ヶ月目に行ないました。

発情による粗相（マーキング）だと思ってました。思いたかったのかな。彼女がストレスを感じて粗相をしていると思いたくなかったのかもしれません。でも結局、手術をしても彼女の粗相は収まりませんでした。

それからしばらく、彼女の粗相の原因探しが始まりました。櫂（かい）と共同で使っているトイレがイヤなのかなと台数を増やしてみたり、場所を移動させたり。でも効果はありませんでした。

しばらくすると、梛（なぎ）は私の目の前で、何の衒いもなく粗相をするようになっていました。

夜中にビリビリ音がするので起きてみると、梛（なぎ）が襖を破いていたことがありました。取り敢えず「梛」と声をかけ（彼女は叱らなくても、いけないことをしている時に名前を呼ばれるとやめます）重たい体を起こして簡単なバリケードを施して、さて寝るか…と戻ったら、今まで私が寝ていたその場所に粗相をしていました。

彼女は私がストレスなのかと思うと、なんとも言えない気持ちになりました。一番多かった時は1日に数回。ほぼ2日に1回のペースで続きました。

長くなりそうなので次回へ続く（笑）



果たして彼女の粗相癖は治るのか…!?
なんてちょっと引っ張ってみたりする（笑）



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くじょ

梛（なぎ）のおナカにムシがいるらしいので、櫂（かい）が病院に行くことに。

こういうこともあろうかと、部屋にキャリーを置きっぱなしにしていて、よくそこに入り込んで遊んでいたので入ること自体は怖がらなかったけど、いざ、キャリーを持ち上げると大鳴き。あぅ、思い出しちゃったかな、ヤな思い出…。そして梛（なぎ）もその声を聞いて「息子をドコに連れて行くんやぁぁ！」と大威嚇。あうあう、ゴメンってば。キミたちのお薬を貰いに行くのだよ、わかっておくれ…。

折しも外は雨。櫂（かい）は雨の音と通り過ぎる車の音が怖いらしく、大音量で鳴く鳴く。静かだったら公共交通機関（バスで5分程度）を使おうかと思ってたけど、あっさり断念。こりゃムリだわ。

結局タクシーに猫がいる旨を伝えて乗せてもらうと、雨の音も車の音もあまりしなくなったからか、ビックリするくらい静かになった櫂（かい）。キャリーの小窓を開けてなだめつつ、なぜか途中運転手さんの飼っている猫の相談を受けつつ病院へ到着。

病院での櫂（かい）はこれまた拍子抜けするくらい大人しく…というか固まってました。お薬を処方していただくついでにワクチンも打ってもらったんですが、声一つ漏らさず。あっと言う間にお注射終了。

帰りも大鳴き。タクシーの中だけ静か。乗り込んだ瞬間まで鳴いていたので、降りる時は運転手さんに「（乗っている間は）いい子だったねぇ」と誉め（？）られる。内弁慶なんです…（苦笑）

帰宅してキャリーから出してやると、何もなかったかのように、いつも通り。ただ、梛（なぎ）さんはしばらく御機嫌ナナメでした…。



梛（なぎ）が御機嫌ナナメの時は、櫂（かい）に頑張ってもらうしかありません。この頃は今以上にラブラブで、私はヤキモチやいてばかりでした（笑）



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こっそり

梛（なぎ）は洗濯機の上、櫂（かい）がリビング、時々洗濯機の生活はしばらく続きました。私もあまり梛（なぎ）には構わず、時々トイレに行く時（洗濯機の横がトイレ（人間用）なんです）に、様子を見る程度にしていました。

そのうち梛（なぎ）は、廊下の隅からこっそりこちらを覗くようになり、目が合うと隠れ…を繰り返し、いつの間にか洗濯機から降りている（らしい）ことも多くなって来ました。私がトイレに行くとまた洗濯機の上に戻ってしまうのですが、梛（なぎ）が降りてくると、櫂（かい）がちょっかいを出しに行ってドタバタと遊んでいるので、なんとなくわかります。そういう時は、それが収まるまでトイレを我慢していました（笑）

梅雨が明ける頃には、洗濯機の上でなら撫でることもブラッシングをすることも許してくれるようになりました。たぶん、そうする時は私がしゃがむので、梛（なぎ）の方が目線が高いからだと思います。床に降りたら相変わらずただ走って逃げる威嚇猫でした。

櫂（かい）はと言えば、この頃はもう完全にリビングでぐーすか寝てました。

やっとちょっと落ち着いて来たかな…と思った頃、梛（なぎ）のウ○チから白いものが…。これは回虫ではなかろうか？ ということは病院？ ひえぇ！ せっかく櫂（かい）も慣れて来たと言うのにまた嫌われてしまう！

と、悠長なことも言ってられないので、取り敢えず今回は、絶対に大人しくしてくれない梛（なぎ）の変わりに、櫂（かい）を病院に連れていくことにしました。（回虫なら親にいるなら仔にもいるだろうってコトで）

ウチに来て、約半月でもうお出かけ…。大丈夫かな…。



この頃の櫂（かい）くん。枕にしているのはティッシュケース。この時期は行けない（登れない）場所が多かったので、おイタも少なかったなぁ…。せいぜい、やることと言えばカーテンと遊ぶこと（登ることはなかった）と、ティッシュを捲くことくらいで、可愛いモンでした。（今も可愛いですけど←親バカ）



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