月夜の雫

「なんて素敵にジャパネスク」を二次創作しています。
瑠璃X守弥・瑠璃X鷹男のカップリング推奨です☆

悲しみの果てに 第11話

2008-02-17 21:46:31 | 平安パロ 瑠璃X鷹男
「瑠璃姫・・・」
鷹男があたしを抱きしめた。
とても優しい抱擁。それだけで幸せにつつまれたように感じることができた。
「今すぐあなたが欲しい・・・」
「な、何言ってるのよ!そんなことしている場合じゃないでしょ!!早く解決しなくちゃ!」

抵抗むなしくあたしは優しく後ろに押し倒された。

「あなたに触れるこの日をどれだけ夢に見てきたか・・・」
鷹男はあたしの髪を撫でながら呟いた。

「たかお?」
あたしは彼の名を呼んだ。
突然彼の唇が降ってきた。触れるだけの口付け。

「た、たか・・お!」
唇をはずし、もう一度彼の名を呼んだ。
「瑠璃姫!」
二度目の口付けは深く激しいものだった。

あたしの舌を巻き取り、吸い上げる。
「んっ・・」
苦しげに甘い声が漏れる。

その声に反応するかのように彼の手が着物の襟元からあたしの胸を捉えた。指先で弄ぶように揉みしだく。
「・・・!」
深く口付けされたままのあたしは、苦しくても声を出すことができない。その様子を気取り、鷹男は唇をあたしから外した。
「や、やぁ・・・た・・かお・・」

そのうち鷹男の手は胸の先端を刺激し始めた。
「あ、はぁぁぁ・・ん・・」
背筋にぞくぞくっとした快感が走った。
「いい声ですよ、素敵です瑠璃姫」
鷹男があたしを煽る。

片手は胸を弄びながら、着物をはぎ、もう一方の手は腰紐を器用に引き抜いた。
「や、やぁ!」
あたしはとっさに逃げようとしたけれど、腕を鷹男に押さえられ、乳首を強く吸われてしまった。
「きゃっ・・や・・・ん・・」

鷹男はあたしの乳首が勃ったのを確認すると、手を下腹部にあてがった。
「ここはどうですか?」
優しくあたしの秘部に触れる。
「きゃ・・やぁぁ・・・」
あたしは感じるのと恥ずかしいのでどうしていのかわからなくなってしまった。
小さな突起を指で強く、弱く刺激する。
「姫のここ・・・きれいな蜜が溢れてきましたよ・・・」
「ダメ・・・あぁぁ・・ん・・」
溢れる蜜をすくうように、指が中に入ってきた。
「あ、ん・・・はぁ・・・ぁん」
中で蠢く指に体が過剰反応してしまっている。
鷹男の言っていることも分からないくらい・・・感じてしまっていた。

「瑠璃姫、私を受け入れてくださいますね?」
そう言うと鷹男はあたしの足を開き、自身を押し込んできた。
「いっつ・・・やぁぁぁ・・・」
体を引き裂かれたような激痛を感じ、意識が遠のいた。
「大丈夫ですよ、瑠璃姫・・・力を抜いて、体を私に預けてください。」
辛うじて意識を保ったあたしに、鷹男は耳元で囁きながら、ゆっくり優しく動いた。
「あ、あぁっ・・やぁぁ・・はぁぁぁ・・ん・・」
鷹男の動きに合わせて声がもれる。そしてその声は鷹男を煽ってしまっていた。

「姫、少し我慢してください・・・。私が・・・耐えられなく・・・なり・・ました」
鷹男はそう言うと強く、激しく腰を動かした。
「いっ・・あっ・・・あっ・・んっ・・」
息ができなくなった。
「瑠璃姫!・・・」
あたしを呼ぶ鷹男の声が遠くなり、あたしは意識を飛ばした。



ふ、と気がついた。どのくらいの時間がたったのだろう。
脇息に持たれ思いにふける鷹男がいる。あたしが目を覚ましたことにまだ気がついていない。

鷹男ってば、本当にかっこいい・・・。
しばらくあたしは鷹男に見とれていた。