大阪のスノーボード・スケートボード通販ショップ"iS OLLiES"のNews blog

大阪スケボー,スノボー,キャップ,DORCUS,BRIXTON,DVS,AREth,adidas,EVISEN,TBPR

子供がスケボーをやりたいと言いだした時に見る10のチェック項目!#3

2016年04月20日 17時40分02秒 | Skateboard関連
2020年の東京オリンピックの追加種目候補に選ばれているスケートボード。
春からいよいよ初夏に向けて日中は暑い日も増えてきましたね。夕方頃は気候も良く公園や街を歩くと最高に気持ちの良いシーズン。こんな春にはスケボーなんていかがでしょうか。最近は週末になると、「子供がスケボーしたがって・・」や、「6歳の子供にスケートボード買うにはどんな・・」等のお客さんが続々とご来店いただきましてスケボービギナーが続々誕生しました。


子供がやりたがっているスケートボード、子供にさせようかと思ってるスケボーとはどんなものなんだろう?

そんな疑問を持たれている方も居られる事と思います。

今回は、そんなお父さん、お母さんや未経験の家族の方へ知識豊富なプロショップであるiS OLLiESからアドバイスできる事を1から10まで解説を交えてご紹介したいと思います。

第3回目は「スケートボードのしくみ」に迫り、スケボーはどのようなパーツでできているのか、それぞれの役目や名前、情報を余談を交えて解説していきたいと思います。

第2回「スケートボードのしくみ」


第1回でも説明しましたが、スケボーとは板にタイヤが4つ、着いていて、横方向に乗って滑る、路上やスケートボードパーク、公園などでよく見かけるアレです・・と言ったところから解説して行きたいと思います。

スケートボードとは


(1)デッキ(板)(カナディアンメイプル等の固い竹などの板を7枚程度圧着した合板)
(2)デッキテープ(グリップテープとも呼ばれ、デッキの上に貼り、乗った場合のグリップ力を高めるヤスリ上のテープ)
(3)ウィール(車と同じく4つあるタイヤのことで、固さ、大きさや直径、幅など豊富に種類がある)
(4)ベアリング(ウィールにはめ込むスケボー1番の精密機器1つのウィールに2つのベアリングを使用します)
(5)トラック(ウィール、ベアリングをセットしデッキに装着する足回りパーツ、高さや幅に種類があり、人の足首の様な役目的重要なパーツ)
(6)ビス、ナット(デッキとトラックを固定する為のビスとナット)

等のパーツで組まれていて乗って動く(滑る)為の道具。人に寄ってはスポーツと認識しているし、人に寄っては娯楽玩具と受け止めている場合もあるが、基本的にやってる人がどう思ってるかが問題。オリンピック目線で見れば完全にスポーツだし、公園の子供を見れば遊び。どっちにしても楽しいアイテムには違いないですね。

それでは早速基本となるスケートボードのデッキからご説明いたします。

(1)デッキ


まずデッキには縦の長さ(通常インチ表記)と横幅(こちらもインチ)とがあって、向きもあります。
基本的に裏側等のグラフィックを見て上になる方が上で、少しくびれ上がった方の上の方をノーズ、逆をテールと言います。
そして、写真の様なデッキを通常「ショート」(短いと言う意味ですが、ロングボードなどのサーフィンの練習用の板と言い分ける為に通常「ショート」と呼んでいます)と呼び、1番ポピュラーで一般的なスケートボードの形状がショートデッキだと言えます。これよりも1回りも2回りも小さく、全体的に木ではなく樹脂(プラスティック系)で出来ている物で有名な物に「ペニー」や「バナナボード(GoldCupゴールドカップ)」などが存在していますが、ペニーの用途は主に移動用に使うスケボーで、クルーズデッキ等と呼びます。船でクルーザーと呼ぶ様に、少し「気分良く街を流す」と言った意味合いでクルージングとか言ったりします。クルーズデッキにはペニーの様な樹脂の物以外にも通常のショートデッキを作っているメーカーからもウッド(木)製のクルーザーデッキが発売されています。

ちなみに、単純に滑って乗るだけの動き(通常プッシュと言います)では板の大きいもの程安定性が高く、小さいもの程不安定で難しいと言えます。
これは、ものすごく大きい船に人が乗っても何も揺れないし安定しているけど、笹の葉は言い過ぎですが、細くて、な小さい船に人が乗るとバランスを取ったりと安定感がなく、すぐにバランスを崩してしまうでしょう。従って乗り馴れていない人にクルーザーはオススメ出来ないのが現状です。

今回はこの中で1番一般的なショートのデッキについて更に詳しく解説していきます。


上のデッキ2枚を重ねて横から見てみました。

写真の様に矢印で示した部分をよく見ると、少し曲がり具合が違っていたり、全体的な長さも僅かですが違っていたりします。この矢印のあたりの「くびれ」を「コーンケーブ」と呼んでいて、このくびれ具合が様々な技(トリック)を繰り出す際に便利な形状に約20年以上かけて開発されて来た形なのです。プロスケーターに寄って、このくびれ具合や、ノーズ、テールの大きさ、またノーズ、テールのソリ上がり具合(これを通常「キックの強さ」と呼び、「キックが強い」=「ノーズ、テールが大きく反っている」事を言います)に好みが発生して乗り心地、コントロールのしやすさが変わります。


更に解りやすく画像に書き加えてみました。コーンケーブは複雑な形状をしているのが良く解ります。


更に、ノーズ側、又はテール側から見てみると、「A」部分が盛り上がっていて「C」の部分が凹んでおり、「B」のあたりは全体的に丸くなっているのが解ります。

この様にキックやコンケーブが強く盛り上がっていたり、湾曲しているデッキを私は「癖の強いデッキ」、その逆を「癖の少ないデッキ」などと呼び分けています。

初心者(ビギナー)の方でこれから板を買おうと考えておられる皆さんには色々と詳細な部分があって混乱を招きそうですが・・・


安心して下さい。


最初は気にしなくても良いと、ほとんどのプロショップのスタッフは教えてくれる事と思います。
なぜなら、これから始める方は身体に癖がついていないので、どの形からやり始めても、それが合ってる、合っていない等の判断は付かないのです。
要するに初めて手にした・・?いや、足にしたと言うべきですかね(笑)
とにかく、初めてGetしたスケボーのコンプリート(フルセットの完成品)が最初の基準となり普通となる事になるわけです。

年単位で継続して練習をするとおのずと足下が安定してくるので、身体もなじんできたその時に買い替える時に比べると良いと言う事です。
強いてなるべく初心者向けを指定するとすれば、先に述べた、「癖の少ないデッキ」を選ぶ事でしょうか。この辺りは、プロショップに直接ニュアンスを確認すると良いでしょう。

通販を頑張っているショップさんで購入される場合は、直接、そのショップに電話やメールで商品名や商品番号等を伝え、そのデッキの特徴などを直接教えてもらうのも手だと思います。


そして、最大の決めて、「デッキの選び方」ですが、もし購入を考えるなら、


正に「グラフィック」で選ぶ。   これにつきます。


正直、プロスケーターに聞いてみてもやはりグラフィックがイケてなければ、テンションもあがらないし、テンションがあがらければ繰り出す技に完成度とクォリティは求められないなどと良く言っていて、まずは絵柄が気に入らないと話にならないって事なんですね。

特に初心者の方は、ほんまに絵で見てチョイスして良いと思いますね。
その初めてのデッキに長らく乗る事で、自分の足にデッキの癖が伝わり、次に乗り換えた時に初めて違いを体感できる事になるからです。

尚、当然ホームセンター等にも類似品がありますが、材質の違いや強度、様々な要因が違うので全くオススメできないので注意が必要です。あまりに安いコンプリートには何か不備があるんだと思っても良いでしょう。
少しデッキについては長くなりましたが、引き続き続きます。


(2)デッキテープ(グリップテープ)

そして、次に「デッキテープ(グリップテープ)」ですが、こちらにも多少の種類はありますが
代表的なブランドとしては「MOBグリップ」「Film Botグリップテープ」などがあり、デッキの上面(足で乗る部分)に通常は全面貼りするザラザラとしたヤスリ状のテープです。このグリップテープがある事で様々なトリックが行え、滑走する時にも足下をしっかりグリップしてくれる必要不可欠なアイテムです。定価がおよそ1000円程度で通常コンプリート(完成品)で購入される場合はサービスされる事もよくあります。
ブランドに寄って、気泡を抜く細かな穴が目に見えない程度に空いていたり、グリップ力に多少の違いがあったり、テープの厚みに差があったりします。上記に記載しているブランドは割と分厚めで、厚みがある方が貼る時に作業しやすくミスが少なくなります。プロショップの場合、通常はデッキと同時に購入する事で手数料無しで店員さんが貼ってくれます。何も言わなければ全面貼り、部分的にラインを入れる貼り方等、お近くのプロSHOPでご相談されると新しい発見もありかも知れません。せっかく購入するとすれば、こういった細かいアイデアも盛り込んでくれる、プロスケーター御用達のショップさんで情報を収集されると良いかもですね。
また、購入する店舗さんで主に何を使用しているか等聞くのも良いですし、種類によって、大きな違いがある訳ではないので"最初はお任せでも全然問題ありません。"


(3)ウィール



そして、次に「ウィール」についてですが、ウィールには「固さ」「直径」「幅」の種類が豊富にあります。

「固さ」・・・固いほど、路面を転がる音がうるさい、路面とのグリップ力が弱い、その分板をくるくる回すトリックには向いているし、逆に路面の良すぎる所や、スケートボードパークには少し向いていません。グリップを失って思わぬ転倒につながる可能性があります。主にストリート(街中)で縁せきと言うカーブボックス的な物に技をかけたり、オリンピック種目(まだ決定してませんがw)に例えるとすればストリートに向いていると言えます。
逆にかなり柔らかければ、音が静かで、グリップ力があり、その分技をあまり繰り出さないでクルージングする街乗りや移動に向いています。
固さが程よい物であればスケートボードパークに向いていると言えます。路面のよい所でのパークライドやストリートですね。

固さは各メーカーから様々な規格で表示されていて、最近は「101duro」とか「99du」や、「101a」「88a」や「83B」「66B」など、または未表記など、本当にメーカーに寄ってバラバラとなっていて初心者泣かせです。基本的に数字の大きい物が固く、少ないものが柔らかいです。
また101duroと101a、99du、88B、あたりは表記が違いますが近い固さと言えます。(「B」表記の分が少し数字の基準自体が少ないので間違いやすいので注意)

各用途に合わせた固さを参考までに・・
一般的なストリート種目にオススメの固さは、101duro、99duro、101a、83Bなど
スケートパーク中心なら上記より少し柔らかめで、クルージングにはかなり柔らかいもので88aや60Bなどが良いと言えます。


「直径」・・・こちらはシンプルでウィール自体の直径の大きさで、おおよそ50mm程度~60mm程度まであったりします。
直径が小さい=スピードがでにくい(その分最初は勢い良く転んでしまうミスがでにくいと言えます)
直径が大きい=スピードが出る(その分上級者向け、クルージング向け)
と言った特徴があります。

通常、技を繰り出すストリート種目だと52mm~53mm前後がオススメです。特に初心者の方には52mmを勧めますね。
逆に、少し乗り慣れた方で、スピードをもう少し求める方や、スケートパークで大きな湾曲した所(通常アールとかクォーター、ランプ、ランページ、バーチカル等と言う場所)で滑る事が多い方はもう少し大きめ54mm~56mm程度を使用し、クルージング、移動に主に使われる方はそれ以上の大きさの物を求めます。

「幅」に関しては最初はそれほど意識しなくても大丈夫ですが、あえて違いだけでも記載しておきますね。
幅が細い=グリップ力が弱い(その分技を繰り出す際の摩擦が少なく、くるくる回すトリックの練習に最適)
幅が太い=グリップ力が強く、安定感がある(シンプルに滑る事、移動、クルージングに最適だが、細かい技には向いていない)

となります。
自分、またはお子様がどういった練習方法を求めているかでチョイスすると良いでしょう。

また、ウィールブランドも豊富です。パイオニア的なブランドは「ボンズ(BONES)」最もポピュラーなブランドと言えば「スピットファイアー(SPITFIRE)」と言えます。代表的な商品はBONESからはSTF(ストリートフォーミュラ)SPITFIREからはF4(フォーミュラフォー)が発売されています。どちらも上質なウレタンを使用し欠けにくく長持ちする事が利点です。他にも「momentumウィール」グラフィックが可愛いもの、大阪発の「STRUSHウィール」も歴史も長く国産ブランドで攻めるのもオススメです。

形状に迷った場合は、英語表記を解読するのも方法ですが各ショップさんで聞いてみられる事をお勧めいたします。
(例)BONESの場合 V1,V2,V3,V4,V5 SPITFIREの場合CONICAL,CLASSIC,RADIAL
ここらで少し長くなって来てしまったので、コーヒーか夜の方はビールでも飲んで休憩しながらお願いします(笑)

(4)ベアリング

ベアリングとはウィール1つに対して、外側と内側に2つ差込むパーツですが、こちらはスケボー唯一と言って良い精密なパーツで、元々はABEC(エイベックと読みます)表示がされていたのが主流でしたが、最近は、その表記の無いものが増えて来ています。
ABEC表記があるものはABEC3、5、7、9等と出ており、数字が多いほど精度が高く、壊れにくく回転速度も早いとされていて、通常、初心者の方には3~5程度が安価でお勧めでしたが、どちらかと言うと最近は精度が総合的に高まって、各ブランドが専用の規格で打ち出して来ています。

最近評判の高いベアリングはBRONSON(ブロンソン)、他にthe bearingsのX10G、国産のNINJAベアリング、同じく国産でありながらマニアックなFLOWGRESSIVE(浮浪愚烈志武)、そして、超精密に製造された高級ベアリングBONESのSWISS CERAMICS(約2万程度)等があげられますが、この中で手頃な価格帯(4千円前後)を選ばれる事をお勧めします。
また、オイルタイプとグリースタイプがありメンテナンスを極力避けたい方へはグリースタイプをお勧めします。
メンテナンスに触れかけましたがここではこれくらいにしておきます。

(5)トラック



スケートボードにウィールとベアリングを装着できる、人間で言う所の足首に価するパーツで重要な部分。主なブランドとしてはTHUNDER(サンダー)やINDEPENDENT(インディペンデント、通称:インディー)、VENTURE(ベンチャー)等のトラックが主流。最近当ショップではプロスケーターの池慧野巨(ケヤキ)や高山零央(レオ)双方共にTHUNDERを装着しています。
ブランドに寄って多少の特徴があり、クィックに跳ね返りがあってデッキコントロールをサポートしてくれるTHUNDERやINDEPENDENT対象的に直進安定性に定評のあるVENTUREなどありますが、初心者の方に限ってはその差を大きく感じる事は無いので間違いのない商品を置いているプロショップでのお勧めや好きなブランド、色、グラフィックである程度絞って問題ないでしょう。

各トラックには、ハンガーと言ってトラックの幅、それと、高さ(通常ハイ:HIとロー:LO)がありますので デッキに合わせた幅のトラックと、HIかLOかを選択する必要があります。
幅もブランドに寄って若干表示が違うのですが、この辺りは細かい話になってきますので改めて、この「10のチェック項目"番外編"」としてトラックについて更に詳しく解説したいと思いますが、少しだけご説明しておきますね。

 例)
  幅 THUNDER147=デッキの幅8.0インチ~8.125インチ


(6)ビス、ナット

最後に、トラックとデッキを繋ぐビスとナット。これもちゃんと専用の部品として各社より発売されています。通常500円程度のものですが、ビスの長さに種類があり、通常トラックとデッキをそのまま組む場合は7/8インチの物をチョイスすると良いでしょう。「10のチェック項目"番外編"」でも触れようと思っていますが、トラックとデッキの間にライザーパッドと言う物を挟み、デッキの高さをアップする場合には違ったサイズのビスを用意しなければなりません。それ以外の場合は上記のサイズでおおよそまかなえるはずです。
ビスの頭は皿ねじになっており、締めた状態でデッキの表面にあまり出っ張らない物になっていて、+(プラス)ドライバーか六角が主流ですが個人的には+(プラス)の方がTOOL(ツール)に困らなくて便利かと思います。
トラックを1つ留めるのに4本ビスを使いますが、合計8本中、2本だけ色が違う物が入っているものも出ていて、ノーズの位置をぱっと見で解る様に取り付けたり、デザイン制重視で取り付けれたりと、ビス1つ取ってもスケートボードの遊び心が感じ取れるものなんですね。
また、ホームセンターなどで売られているアルマイト加工(焼付け加工)がされていないビスはすぐに痛んでしまうのでお勧めしません。ナットも同様でナイロンロックナットでないとすぐに緩んでしまいます。



以上、ほんまに長くなってしまいましたが、この他にもブッシュゴムと言うパーツや、クッシュゴム、テールボーン、ノーズボーン、レールバー(レイルバー)など、スケボーに関係する部品や関連商品も豊富に存在していますが、最低限上記の内容を知っていれば、まずは初期知識としては十分ではないでしょうか。

次回はいよいよ、「滑れる(すべれる)場所」に迫り、俗にいう「スケートスポット」や「スケートパーク」などに迫って行きたいと思います。お楽しみに!


関連記事
第1回「スケートボードの経験から言える、スケボーの醍醐味と価値とは」
関連記事
第2回「スケートボードの始め方」


大阪のスケートボード・スノーボード・ショップ|DORCUS,BRIXTON,AREth,adidas,SIMS,AIRBLASTER,SPDESIGN,の通販

3000円以上で送料無料!Webショップ
iS OLLiES(アイエスオーリーズ)
大阪市北区本庄西1-6-14 astratto旧館1F(アクセスMAP)*駐車場有ります
www.isollies.com13時~21時 ほぼ無休
06-6359-1170
ショップのLINE
ショップのtwitter
ショップのinstagram
ショップのFaceBook

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。