今晩の酒のつまみ3種をご紹介。
漁師さんにいただいたサザエの麹漬け。
塩麹と柚子と七味かなぁ。
サザエは湯がいてスライスしてあると思います。
こちらは以前にも紹介したシマメ(スルメイカ)の子の醤油漬けルイベ。
卵巣を醤油に漬け、冷凍したものを半解凍で食べます。
こちらが少し前に仕込んだ鰯の白子の塩辛。
ねっとりした舌触りと、ガツンとくる塩気。そして、どこからかくる鰹節のような香ばしさ。
旨い。
魚介類は工夫次第で楽しみが増えるところが大好きです。
新鮮な魚介類であれば、たいていの部位は美味しく食べる知恵があります。
捨てる前にネットで検索してみてください。
自分で作ると、旨いですから。
土曜日。凪でいい天気。
朝の出荷が終わり、この日は久々のフリー。
漁師さんがわかめ収穫(遊び)に連れてってくれた。
こんな体験型ツアーがあったら都会から来た人は楽しいんではないでしょうか。
保々見湾まで約10分のクルージング。
師匠と弟子の息はぴったり。牡蠣を垂下しているロープをひっかける。
ところどころに付けたタンポにはハバ(海藻の名前)がびっしり。
浜に戻り、グラグラ沸いた釜でワカメを湯通し。鮮やかな緑色に。
この日は手前の黄色い籠で20個分くらいの収穫。
自分たちで食べたり親戚に送ってあげるもの以外は
みんなに電話して「ワカメがあっどー。とりこいよー」
このドラム缶を切った炊火台と鉄釜欲しいなー。
わかめの作業がひと段落したら、せっかく沸かしたお湯がモッタイナイってことで
殻を開けると、中からプルンと出てくるこいつは堪らなく旨い。
海そのものを口の中に入れたような感じだ。
ぽかぽか陽気で海の景色を見てるだけでも楽しいのに、
ロープに着いた謎の生き物を見たり、落ちてくる虫や蟹目当ての鯛を
探したりしてまったく飽きない。
さらには茹でたてのメカブにかじりついたり、岩がきなど旨いものもたっぷり。
こんな贅沢なツアー、いかがでしょうか。
昨年のウエカツさんの講習を受け、一人の漁師さんが神経絞めを習得。
1年間の試験的な出荷の結果、販売価格にも効果が認められた。
今年はみんなでやろうぜ!ということで、作戦会議があったのが2月。
そして3月の頭に神経絞め&タグ付け出荷をしている鴨川市漁協さんに視察に行ってきた。
朝、港に船が戻る。
魚の仕分け作業はすべて台の上で。
漁労長曰く、「魚を投げたり乱暴に扱われるのを見るのが嫌いなのと、仲間の腰のため」。
こちらはヒラメの神経を破壊しているところ。
丁寧に扱った魚は主に築地へ。
1日の漁獲の中で、手をかけて値段が獲れるものだけに適切な処理を施す。
こちらはセリの様子。壁面の壁にかけてある黒板に入札金額を記入。
セリ開始とともに開票。
タグを付けて出荷したことで、一番変わったのは漁業者の意識だということ。
「お客さんに嘘をつけない。いい物しか送れない。」
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後日、神経絞めをしたヒラメと石鯛を送って下さったので
関係者が集まって試食会。
水揚げ後、すぐに神経絞めをして適切な温度での保存を徹底。
今日で4日目。旨さのピークだという。
普段から美味しい魚を食べている海士町の人々も感嘆する旨さ。
そして、まったく臭みの無い透き通った食味。
百聞は一見に如かず、百見は一食に如かず。
よし、やっぱり旨い魚のために頑張ろう。
「だんだん気になる~♪」
みなさんご存知の料理漫画「美味しんぼ」です。
昨年末に大人買いしてから、こつこつ読み進めてきました。
FPの試験勉強中も気分転換に読んでました。
しかし、いま大変な苦境に立たされています。
いま42巻を読んでいるのですが、43巻が抜けているのです。
もっというと、54巻、55巻もありまへん。
まだ42巻の途中なのですが、栗田さんと山岡さん的にもクライマックスな感じです。
もう待ったなし。
小説でも映画でも、途中から見るとか読むとかできないんです。
うちの奥さんは途中からでも大丈夫なんですが・・・
小説読むときも最後だけ先に読んじゃったりして。
信じられません。
だから、誰か助けてください。
海士にはブックオフがないんです・・・