俺、隠岐に立つ

11年間の島暮らしを終え、ワイン農家を目指して岡山へ。
グッドライフを探す旅と美味しいものを綴ります。

食のユニバーサルデザインってどんな形になるだろう?

2020-10-17 | 魚食

先日、中学高校の同級生とオンラインで集まる機会があった。

メンバーの中に一般財団法人フードアレルギージャパンという団体を立ち上げて活動している人がいて、

同じ「食」の領域に関わるので興味をひかれ、話を聞く機会を作ってもらった。

食品のアレルギーに関する話題は当事者とそれ以外で関心の度合いや知識に差が出るのが現状だと思う。

サバのその美味しさやアニサキスによる食中毒については一般的な話題だとおもうが、鯖のアレルギーに関して正確に把握しているのは当事者やその家族以外にはなかなかいないのではないか。

 

一般社団法人フードアレルギージャパンは、「フードアレルギーの有無に関わらず、さまざまな家族、友人が一緒に食卓を囲み、ひとつでも多くの笑顔があふれる社会を目指して」いる。(「」内は引用)

活動の一つにアレルギー対応情報を開示しているお店を紹介する「SmileMenu」がある。

現状では飲食店にその開示義務はなく、食物アレルギーをもつ方が外食するときには不安と問い合わせに精神的な消耗を伴う。また、飲食店にとっても個別の問い合わせ対応のコストを軽減でき、かつサービスの向上につながるメリットがある。

 

こんな話を海士町の友人とお弁当を食べながら話していると、彼はハラル認証をテーマにした活動をしている知人の話をしてくれた。

そして浮かび上がったテーマ、「ユニバーサルな食って何だろうね?」

アレルギーの人や信心から食べれるものに制限がある人、ヴィーガンもそうだし高齢だったり赤ちゃんだったり。

食にはいろんな立場があるけれど、どんな人でも楽しめる世界。

自分の知る限りこの概念を指す言葉って無いと思う。

けれどグローバルに混じり合っていくこの世界には必要な考えじゃないだろうか。

これからもう少し深く考えていきたいテーマができた気がする。