林先生が驚く!初耳学で、「学校の当たり前をやめた」の著者で麹町中学校の工藤校長と林修先生の対談が放送されました。
その中で、「学校の宿題は意味がない」ということで、漢字の書き取り、英単語の書き取りの例が紹介されていました。
漢字の書き取りも英単語の書き取りも、修行でしかない。
修行でしかないので、子どもたちは「どうやってこなすか?」だけを考えるようになる。
その結果、「質なんてどうでもいい」ってことになる。
こんな宿題なら、ない方がいいのは当然です。
残念ながら大半の学校教員は思考停止に陥っていて、物量主義のただ量をこなせばいいという勉強を子どもに強制しているのです。
例えば、布袋中学校の英語の宿題の例。
ノートにすき間なく答えを書いている。
実に、見にくいですね~。
ただ埋めているだけです。
花丸がつけてありますが、よ~くみると、間違ってます(笑)。
Be careful. がB
a careful.と書いてありますね。
でも花丸!
Don't be noisy.なのにDon't noisy.と書いてあります(形容詞にdon'tは付きません)。
でも花丸!
布袋中の先生!いったい何に対して花丸なんですか?
間違ってますけど。。。
布袋中学校の国語の宿題です。
見にくいですね。
しかも、全問正解。
ん?
この子は間違えた問題が一問もないのだろうか?
テストは毎回100点満点なの?
大半の子は、何問か間違えるんじゃないのかなー。
その間違えた問題をどうしたらできるようになるのか考える。
それが勉強では?
次は、こちらは古知野中学校の国語の宿題。
すき間はようしゃなく漢字の練習
どこでも空いているところを見つけたら、漢字を書きまくるべし
何がべしだよ(怒)。
根性論で漢字が書けるようになるなら、教師いらないじゃん。授業で何を教えるの?
根性でやりなさいでいいってこと?
江南市だけかと思ったら、一宮市の西成東部中学校でもありました。
ノートの評価基準
・1単語6回書いてある→B
・1単語6回書いてあるだけでなく、たくさん書いて練習している→A
???
覚えなくても6回書けばB評価ということか?
覚えなくても。
たくさん(6回より多く)書いておけば、覚えてなくてもA評価がもらえる。
覚えることが目的であって、6回書くことが目的ではないはず。
さらに、6回より多く書いても、覚えられないのであれば意味がないですよね。
・目的・・・覚える
・手段・・・書く、声に出して言う、意味を調べる、テストしてみるetc
など、いろいろな手段があるはずです。
いつの間にか書くという手段が目的になってしまって、たくさん書かせる、何回も書かせる、すき間がなくなるまで書かせる。
こうして、ノートを埋めることが目的になってしまって、肝心の「できた」とか「覚えた」とかが二の次になってしまう。
これが学校の宿題が意味がない理由なのです。
ブラック宿題を日本の学校からなくそう!
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