鶴岡上映のチラシ
裏面には、すこやかレディースクリニックの院長先生のコメントメッセージがありました。
この映画は「家族」というものの素晴らしさ、人間を生み育てていくことの「勇気」、そして、決心し実行したときの「奇跡」を私に強烈な感動と共に教えてくれたすばらしい作品です。近年の庄内地域の分娩施設の減少、未妊患者の急速な増加で、私がこのまま一人で病院をやっていけるかどうか悩んでいるときに、「がんばれよ、産婦人科医は家族に幸せを運べるすてきな仕事だぜ」って私の背中を押してくれた映画です。多くの人に素晴らしい感動が届きますように。
すこやかレディースクリニック院長 斎藤 憲康
たぶん、出産や婦人科検診などでなければ、
産婦人科に行く機会はないと思うので、未妊経験者から現状をすこし書かせてもらえると・・
庄内地域では唯一の未妊外来は、受診している方はとても多いです。働いている方の受診が多いので夕方や土曜日は、2時間以上かかることも。
完全予約制だけど、予約もなかなかとれない時もあります。
先生が、一人なので、出産などがはいると、病院から遅くなる 電話があることも。
ここ数年で、不妊治療の助成がはじまりましたが、高額の治療のみの助成なので、そこに至るまでの検査や治療は該当にはなりません。
保険証が使える治療ならまだしも、全額自己負担となると出費が大変です。
あと・・
助成を行っている治療を、受診できる人は限られているのが 現実だと思います。
経済的にも
精神的にも
時間的にも 負担が大きいので。
だから、もしすこし悩んでいるのなら、早い段階で 治療を受けるとか 検査を受けるとか することをお勧めします。
(詳しいことは、すこやかレディースクリニックのホームページを見てください)
普通に、妊娠して、出産ができれば一番幸せなことだと思います。
でも、まあ、様々な経験をして、夫婦一緒に悩みなら過ごした時間も無駄ではないはず。
今となっては、懐かしいようにも思いますが、
初めて 不妊カウンセラーの方とお話をしたとき、
泣いてしまったことを思い出します。
なぜ??だったか・・
初めて他人の人に、自分の気持ちを話したから・・だったかも。
カウンセリングは、個室で、カウンセラーの女性と話します。
だから、話しやすかったし、感情がこみ上げた・・ということもあるのかもしれません。
様々な治療をしても、本当に子どもを授かるかどうかは、未知数。
すぐに授かる方もいれば
ずーとずーと頑張ってやっと授かる方もいる
何度か流産しても、元気な赤ちゃんにめぐりあうお母さんもいる
あきらめる選択もある
どんな選択をするかは、ご夫婦次第だと思うけど、
どうか後悔しない選択を
斎藤先生
いつまでも、現役で頑張ってくださいね