鳥海山・・・初登頂は良いことも悪いこともあり
実は、鳥海山は地域づくり全国大会(H10)の登山イベントで一度挑戦していますが、荒天のため7合目手前で敗退している山なのです。よって今回は事実上のリベンジとなります。
この夏の3連休で天気が持ちそうなのは今日の午前中くらいかな・・・ということで、朝4時に起床し30分後にはハンドルを握っておりました。それでも登山口の祓川キャンプ場についたのが7時過ぎ。長いドライブでした。
今日は混みそうな象潟ルートではなくマイナーな矢島ルートから。それでもキャンプ場駐車場には既に10台ほどの車が停まっていました。急いで準備して何とか7時半前に出発することができました。
■記録
天気は曇りベースだが、お~見えてるな。持って欲しいな・・・
登山靴と一緒にザックも更新した・・・しかし帰りドロドロの雪渓でスライディング。いきなり派手に汚してしまうことに
さて行くか。成程7/31はヒルクライムがあるようだな
祓川ヒュッテ脇から広がる湿原。良いスタートだな
しかし良いのはここだけ。神社を過ぎると・・・
程なく雪渓が出現する。以後は基本急登と雪渓の繰り返し
雪渓が無いところはほぼ険しい登り
直ぐにまた雪渓
なかなかであるが楽しい・・・と思ったのは最初だけ
若干こんな気持ちが良い湿原も現れるが
直ぐに雪渓に阻まれる。なかなか歩みが悪い
最大雪渓かな。このコース今の時期はまだたっぷりと雪が残っていて、全工程の1/4は雪渓歩きと思ってよい。さすが人気の山スキーコースだけのことはある
湿原帯から岩稜帯へと変わってきた。何となく天候回復か。七高山がガスに見え隠れしている
うっかりこの谷に誘われてしまい大分引き返し。時間のロスだ~。ホワイトアウトするとやってしまうんだよね~
もう10回目位の雪渓。飽きてきた。軽アイゼン履くか迷ったが10回も付けたり外したりはちょっと。付ければ疲れないし速いんだろうけどね。やっぱり付けるべきだな。でも面倒くさい
やっと九合目舎利坂まで来た。ここからが最後の急登
この登り地図で見るよりも長く感じる。火山典型のザレ場
でもこの坂は一面のお花畑。固有種のチョウカイフスマさん、チョウカイアザミさんに加えイワベンケイさんやシモツケソウさんなど十数種類の花々が歓迎してくれる
さすが花の名山。中でもヨツバシオガマさんが主役な感じ
七高山到着。結構だったな。寒くは無い。逆に汗だく
やはり山頂部は雲がないな。鳥海山の全貌が見渡せた
外輪山からどんどん登ってくる。今日から3連休だもんな~
周りの山々こそ見渡せないが雲海が見事。緑と雪渓と雲
腹減ったが直ぐに新山へ。この崖デスバレーだな。max慎重に
振り返り岩がゴーロ状態。カール地形か?
またしても雪渓を詰め新山へ
これは・・・60m級巨人の積み木遊びだな
真下に人が通る路。間違っても落石できないな
で新山到着。にいやま・・・じゃないですぜ。頂上激混みにつきトットと退散成り
これは・・・岩だらけ。積み上げたように見えるが、過去に盛り上がった溶岩ドームに亀裂が入り四角い岩に分解した結果である。地震が来ないうちに下りましょ
胎内潜りで自分をリセット。しつこいが地震来るなよ・・・
足元に何かいる・・・オコジョだ!自分の周りをチョロチョロ動き回っている。撮影出来るくらいに近い。こちらに興味津々という感じ。これはラッキーだな。2~3分程一緒に居られた
いいもの見れたので昼ご飯としよう。御室小屋へ
山の上にこんなに人がいるところ初めて見た。満席状態。見渡せばざっと100人はいるな
今日は財布を持ってきたぞ。山頂神社へお参りしてカップラーメンとコーラ購入。山小屋での食糧調達も初めて。ただ、コーラ温かった・・・
千蛇谷方面からも登山者が続々と。でもこの山頂部は案外眺めが良くないな。海が見えるわけでもないし・・・さてふ~、そろそろ帰るか。少し気が重いな
なるほどこうなっているのか。とっても解りやすい案内図
七高山へ登り返し、またあの雪渓地帯を延々と下り・・・
中略・・・かなりヘロヘロで戻る。泥に隠れた氷で見事にすっ転び肘を擦りむいてしまう。そしたら前のトレランの人も同じことをやっていた。っていうかここはトレラン向きじゃないだろう
麓はすっかり雨模様。今日も何とか帰還できたことに感謝する。で、3時間のドライブへ
■タイム
07:24 矢島登山口出発
07:26 祓川ヒュッテ
07:30 祓川神社参拝
07:32 第一雪渓
07:59 第二雪渓
08:07 賽の河原(六合目)
08:15 御田(七合目)
08:35 康ケルン
08:40 七つ釜(八合目)
09:06 何番目かの雪渓
09:57 舎利坂(九合目)
10:19 七高山
10:51 鳥海山(新山)到着
11:06 大物忌神社(御室小屋)休憩
11:31 下山開始
11:52 七高山
13:02 七つ釜(八合目)
13:54 矢島登山口到着
※登り 3時間27分、下り 2時間23分(山小屋から)
■GPSログ(距離:11.20km、高度の上昇/下降:1284m/-1284m)
■勝手に難易度指数:38+2(雪渓多い度)=40points
■感想、反省等
・思った以上の雪渓のしつこさ。これが時間喰います
・ホワイトアウトもあってピンクテープ発見しづらいです
・北側斜面はこんなに雪が残っているんですね
・雪渓以外の危険箇所は新山へ向かう下りと新山自体です
・ヘルメットが必要だったです
・と言うよりも落石誘発厳戒態勢で望みましょう
・そんな中オコジョとの出会いは格別なものでした
・次は象潟口・・・しばらくは来なくてもいいか
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