登山ガイドyassyの実験的ぶろぐ

空雲山

空雲山・・・広がる空と裾野。静かな冬山を満喫!!

「空雲山」その名に皆そそられるのではないでしょうか。知る人ぞ知る山。山渓で紹介され登る人が増えてるらしいです。自分もその一人。今日の天気は悪くないようなので、暖めていた企画(自分だけですが^^)を実践してみました。
この山は明確な登山道も登山口も無い山ですので、とりあえずアプローチから。滝沢ICを降りてR4号を岩手町方面へ北上。岩手川口バイパス入り口を右折し、県道158号線を岩泉方面へ約15Km道なりに進みます。山越えは細い道なので注意が必要。途中T字路を葛巻方面へ左折、橋を渡り2Km程進むと峠があり右手に延びる林道が確認できます。目標物としては携帯電波塔。ここが今回の登山口に相当します。

■記録

葛巻方面へ左折するT字路。左手に見えるのが空雲山かな? なんかどんよりとした天候だがまぁ行ってみようか

駐車場は無し。電波塔向かいの展開所のようなところに地盤を探りながら慎重に駐車。ハマったらOUTなのだ

小雪もちらつくが時折薄日も差し始める。回復基調かな

お~。カラマツと青空。さすが空雲~

ふと右手を見ると何やら採掘場のような。道草してアイゼン訓練でもしてみるか・・・

で、登ってみた。おぉ空雲山が一望できる

杉林の中に何か動くものがいる。カメラスタンバイ

アップで。番いのリスだった。すぐには逃げないでくれたので何とか一枚。リスは初めて撮影したな

ここが林道との別れ分岐だな。コレを左へ進む。この先は地図に道は載っていないが、つい最近のスノーシュー跡があったので、これを追いかけることとする

この山道唯一の案内版。すごく控えめなちぃっちゃな看板発見

以後はこんな感じの路。若干の藪漕ぎと浅いラッセル

開けた・・・と言っても森林限界ではなく伐採地に出ると、姫神山がデンとそびえるのが見える

後は稜線まで森林伐採道を九十九折に登っていく

稜線上から振り返って。いい眺めだ!自分が歩いてきた路がすっかりと見えているな~

何度か偽ピークもあったがもうすぐ頂上。最後の藪漕ぎかな?

ついに空雲山頂上制覇!

雲は多いが裾野の広がりや北上山系の山々が見渡せていいな!残念ながら姫神と岩手山のツーショットは見れずとも、この山の持つ個性を充分に感じられる頂だ

でも、きっと夏は藪漕ぎ必至だろう。それと伐採した場所が生い茂ったらどうなるんだろうか・・・などと考えつつおやつを食べる

さて、情報では北尾根の下りがなかなか良いらしいという事で、この細尾根急斜面を急降下してみる

地図と睨めっこしながらかなり苦労して下ることになったが、その褒美としてこんな素敵な場所に行き着いた。シンボルチックな大アカマツの下にあったのは・・・

なんと絵に描いたような牧草地だった。素晴らしい!

この足跡は勿論自分のもの。真っ白なキャンパスに・・・

イエイ!今日一番の景色かな?

ん~いいね。見飽きない風景だ

あまりにもいい感じなので。若干いたずら書き。しかし折角書いたハートマークが潰れて見える・・・目測誤ったな

更に下ると牛舎で沢山の牛達が。春が待ち遠しいんだな

一寸迷いつつも舗装道路へ無事合流。それにしてもおびただしい数の宿木だな

昔話に出てくるような光景だ~。人懐こいポチもいる。ここのご主人と思われる人と少し会話。「盛岡がら来たのが?」「まぁその辺りっす」「岩手山・・・もどい空雲へ行ぐのが?」「ぐるっと回って今降りで来たどごです」「こっちがら降りで来たってが?それはごぐろうさんだな」「んだば。」

振り出しに戻る。今日この山に向ったのは自分の足跡のみ

今日はアイゼン大活躍だったな。特に下り

R282号経由帰り際の一枚。降りたらすっかり晴れ上がった。山の位置関係はこんな感じ。空雲山は大分奥にあるので小さく見えるが、標高は902mもある

今日の岩手山。今日はいいだろうね~

■タイム
08:36 電波塔下登山口出発
09:07 林道分岐別れ(案内板)
09:24 眺めのいい稜線付近
09:54 空雲山頂上到着
10:08 下山開始
10:31 とある牧場
11:01 舗装道路合流
11:17 電波塔下登山口到着
 ※登り 1時間18分、下り1時間9分

■GPSログ(距離:8.45km、高度の上昇/下降:561m/-561m)

勝手に難易度指数:21points

■感想、反省等
・牧草地や伐採地も含めて空雲山のバリエーションGOOD!
・危険箇所は無いが、笹や木の根辺りは踏み抜き注意
・猫山と並んでツー向けの秀峰だ
・但し夏は笹が煩いんじゃないかと
・雪は少なめ。もうちょっとあったほうが歩きやすい
・北尾根は迷い注意。地図は必携だ

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