ほらふきにっき

発作的な日記です

東北、東日本の地震にて

2011-03-17 | つれづれ
東北、東日本の地震、皆様ご無事だったでしょうか。

今まで私の知る東北の穏やかな太平洋側の風景とは程遠く変わってしまい、日夜テレビで流れてくる被災地の有様はあまりにひどく、涙が出るような光景です。本当に甚大な被害の地震となってしまいました。
峰中に参加されている方の中にも、この度の地震、津波で家が全壊してしまった方があります。今なお被災地では毎日不安な日々を過ごしておられることと察します。

また、被災地各所で昼夜なく災害救助活動に健闘されている方々があります。

今すぐ現地で手伝いしたい気持ちもありますが、まず自身の目の前の仕事をやらないといけないこともあり、またガソリンや食料の物資が調達できない中、むやみに動くことは賢明ではありません。
まずできることは、節電、援助金の募金を行い、確かな情報に耳を傾け冷静な判断を行うことです。
どうにもならないこうした思いを持っている、わたしもその一人です。


こうした中で、わたしたちに何ができるのか?

祈ることしかできない状況です。


そこで思いつくのが、一人祈るのではなく多人数で祈ることにより力を発現させようという、「千巻心経」という祈祷法です。


秋の峰に参加の修行者にはおなじみですが、そこで「千巻心経」という行法が行われます。
一つ一つの願いごとについて、般若心経千巻をその人数の頭数で割った巻数で読誦をする行法です。
一番身近なお経である般若心経を修行者が声を合わせ、力を合わせて「祈る」ものです。


出羽三山の開祖照見大菩薩(蜂子皇子)は般若心経をよく用い「能除一切苦」の要文をもって人々の悩み苦しみ痛みを取り除いたとされています。
そうしたことから、羽黒修験では般若心経を特に大切にしており、「千巻心経」はその代表的な行法であります。
祈願などの際の目標は1,000巻以上ですが、その目的は声を合わせ、力を合わせてお経を読むことにあります。

今回は声を揃えてとは参りませんが、時を同じくして、それぞれ今おられる場所で至心に般若心経を読むという方法で行いたいと思います。

これは誰でも参加が出来るものです。

お経を良く知らない方でも
「ギャーテーギャーテーハーラーギャテーハラソーギャテーボージーソワカ般若心経」で1巻となります。

これは今現地で被災されている行者さんにとっても何よりの励ましになります。


行者の皆様には10巻以上なるべく多くをお願いしますが、声を合わせ、力を合わせて、東北そして東日本で今も不安に過ごされている多くの方々の体と心が癒されるよう、一刻も早い被災地の復興がなされるよう、国土の安穏、また亡くなられた多くの方のご冥福、福島原発の現状が終息するよう、そしてわたし達の心が平安で健全にあるよう祈りたいと思います。


そこで、羽黒権現(観音様)の日である18日の21時より始め22時までの中で「千巻心経」に参加くださるようお願いする次第です。


1巻でも結構です。声を合わせ力を合わせて祈ることにお力添えください。
口に出さずとも心の中で読んでもらっても構いません。


よろしければ何巻読まれたか、コメント、メッセージで残して頂ければ幸いです。


合掌
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