ほらふきにっき

発作的な日記です

OFFにおふじさん~十条富士~その2

2011-10-17 | つれづれ
だいぶ間が空いてしまいました。

****************


7/1、富士講のオジサンたちとの前日の約束により、お山開きを見学。







そして、終了後、講の方と話をしていると富士登山から出羽三山の話になり・・・その方から出羽三山には荒澤不動ってのはあるのかい?今までいろいろ調べたけれど分からねえんだよ。近くにあるから見てってもらいたいとのこと。

!!!なんてこった。
今も羽黒山中には荒澤という場所があり、お不動さんもありますよ!と教えて差し上げた。

おふじさんのつもりでやって来たはずが荒澤のお不動さんに遭遇するとは!

地域で荒澤不動をお守りされているとのこと。
線路の近くで池がある、でもって池には金魚がいるよ、と他の講員の方がそっと教えてくれた(笑)




講の方の後を誘われるままくっついて、商店街の中を通り、東十条の駅を下って、線路沿いを北側へ歩いていくと、線路脇の斜面にひっそりあった。
地名に名残はないが、近くに荒沢荘という名前の昭和のかほりがする?古いアパートがあったりする。








小さな池には金魚が泳いでた(笑)




どうやらその昔この付近に疫病が流行った時に、出羽の国羽黒山中の荒澤不動は霊験ありということで、東十条村の人々が勧請したもののようである。
霊験ありと仲介?したのは羽黒の行人であったはず。


なかなか素晴らしい佇まいのお不動さん。


江戸郊外においても出羽三山の活動は盛んであったことが伺える。

近年まで、祈祷のため「ボンゼン(梵天)」を作り、池に入って「水ごり」を行っていたという行事は現在はなされていないが、毎年祭礼が行われているそうである。

その当時は、今でも千葉で見られるような梵天を立て、「な~むきみょうちょ~らい、ざーんぎざんげ・・・」とノットをあげながら水垢離している様子が目に浮かぶようである。

不思議な遭遇に戸惑いながら、お不動さんに簡単ながら御礼の勤行をして、さあ戻りましょうか?と思ったら、今にも泣き出しそうだった空から雨がザアザア降ってきた。

OFFにおふじさん、かと思いきや、いつの間にやらOFFにお不動さん。

おふじさん、お不動さんに、いざなわれるまま、ビックリするやら、梅雨空の十条を後にした。
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