古事記・・・・さまざまなご縁と経験の上で・・・・日本の神話を伝える事を始めた私・・・。
画家で作家の故 出雲井 晶さんの古事記「日本の神話」を聞いていただくことで、子供たちから大人まで、どの時代の人にも心に届き、
人は優しく、強くなれると信じています。
だから、呼ばれれば、どこでも朗読を語りに行こうと思っています。
先日のブログでご紹介した、不思議な再会をして、ご縁を頂いた、宝塚で、
古事記の朗読をさせて頂いた時、終わってから、「5月伊勢神宮で司会をしていただけませんか?」と。
母が、他界する前日までも口にしていた「お伊勢さん行きたい・・・・」母がそこまで大好きな場所に。
母が他界してからは、母がこの世でしたくてできなかったことを私が全部していこうと思ったくらいですから。
素晴らしい機会に喜び、二つ返事で、引き受けました。
5月3日、主催者のM先生が自宅まで迎えに来てくださり、鳥羽の海の美しいホテルに。
奉納行事の打ち合わせと美味しいお料理と温泉に至福のひと時まで頂いて。
5月4日午前4時45分、鳥羽のホテルを出発して、伊勢神宮 内宮に正式参拝させて頂きました。
その後、ホテルに戻り朝食を済ませて、外宮に向かうと、もう伊勢神宮への道は渋滞していました。午前8時過ぎ。
やはり、伊勢神宮への信仰は大きいですね。
外宮の正式参拝をさせて頂いてからは、神楽殿で特別の御神楽を観て、午後1時からは、せんぐう会館で奉納行事。
その司会をさせて頂きました。
今年伊勢神宮は、20年に一度の式年遷宮・・・・式年(定められた年)遷宮(神々の引っ越し)。
私たちの国、日本では、古代ローマ遺跡のように~~があった。・・・・という過去形ではなく。
新しく作り直し、常に若々しく、すがすがしい(常若)の精神がある。
木々の芽が芽生え、葉が生い茂り、花が咲き、実を結ぶ、そして落葉し、また新しい芽を出すように
命は繰り返す、生まれ変わる・・・再生の考えがある。
ですから、神々もまた、その存在が新たになり、ずっと存在するという大切なものを守る精神があるのです。
世界に例のない素晴らしい命を育む精神・・・・素晴らしくも宇宙的な日本の心。
豊受大御神を祭神とする、外宮の勾玉池の上で、この日は、野々村彩乃さんが声楽を奉納しました。
まだ、大学生の彼女、若々しく、すがすがしい、透き通る声に会場は沸いた。
式年遷宮にふさわしい奉納かもしれない・・・・・と司会をしながら感じました。
素晴らしい場所で、奉納の機会を頂いたことに、関係各位さまに心からの感謝の気持ちでいっぱいでした。
宮司さんから、「わかりやすくて、素晴らしい司会でしたよ」素直に嬉しかった。
伊勢神宮での奉納が出来ましたことに、心より感謝を込めて・・・
今年、式年遷宮。皆さんも伊勢神宮に行かれてみませんか?
(視線の先にソプラノ歌手 野々村彩乃さんがいてます。)