
11月から12月にかけて急に空気が乾燥し、湿度が低くなると花や喉の粘膜の抵抗力が弱まり細菌やウイルスに感染しやすくなります。この時期にかぜやインフルエンザが流行するのはこのため。
「かぜは万病の元」といわれるとおり、こじらせると余病を併発することがありますので
あなどってはいけません。日常生活のポイントは
●体を冷えと乾燥から守る
日頃から下半身、腰回りを冷やさないようにあたためましょう。
ぞくっときたら首、足首周りをあたためて。
●規則正しい生活
不調があれば早めに就寝し十分に睡眠をとります。
うがい、手洗いは簡単なことですが予防効果も高いです。
●免疫力を高める食事
風邪をひくと体内でビタミン、ミネラルが消耗されます。
野菜には免疫力を高める多くの成分がありますのでスープや煮物など温かい料理で汁ごといただきます。
もし食欲がないなら無理には食べずに胃腸をお休みさせてあげることも大事です。
日頃から免疫力をつけてかぜをひかない体をつくることが第一。
でももしかかってしまったら初期のうちに治しましょう。そんなときに役立つススープをご紹介します。
風邪のひきはじめに <ねぎみそスープ>
ねぎはからだをあたためウイルスに対する抵抗力をつける働きがあります。
味噌もからだをあたためエネルギーをあたえるのでコンビを組めば体はぽかぽかに。
長ねぎの青い部分25g、長ねぎの白い部分25g、豆味噌大さじ1、ごま油少々
1) ねぎをみじんに切る 2)みそはキューブにする 3)フライパンにごま油を熱しねぎの青い部分を炒め、しんなりしたら端によせてみそを焼く 4)器に味噌と青ねぎ、白ねぎを入れて熱湯を1カップ注ぐ
熱があれば <干し椎茸、大根、蓮根のスープ>
椎茸は解熱に、大根は消化器の炎症を抑え、蓮根は呼吸器の炎症をおさめる働きがあります。
3つの力を合わせることで不快な症状を癒やします。風邪のひきはじめ熱があるとき、食べ過ぎには効果抜群です。
干椎茸1個、大根輪切り2㎝厚1個、蓮根輪切り1.5㎝厚1個、塩小さじ1/4、醤油少々
1)鍋にすべての材料と水4カップを入れて干椎茸が戻るまでおく 2)中火にかけて25分煮る 3)7半量になったら塩、醤油で味をつけて汁だけ飲む