

冬季の間患者様に「腹巻してください」と何度となくお声をかけさせて頂きました。
この位の気温になりますと、腹巻はお休みして頂いて結構です。逆に腹巻の部分に汗をたくさんかいてしまい、汗でお腹を冷やすといったことがおこります。
次の冬季まで腹巻を片付けてあげてくださいませ


さて今日は<気の変調>についてお話させて頂きます。
東洋医学では<気>は目には見えませんが、酸素や二酸化炭素と同じように存在する物質と考えます。
気は常に体の中を巡って(動いて)います。
気の量が不足したり、巡りが悪くなると<気の変調>として症状がでてきます↓↓↓↓↓
①気の不足で起こる症状
☆倦怠感(けんたいかん):体がだるくやる気がでない。
全身に力が入らない。
☆らい言(らいげん):声に力が入らず、ぼそぼそとしゃべる。
☆脈が弱い:手首の脈が触れるか触れないかの、
非常に弱々しい脈になる。
☆自汗(じかん):何もしていないのに汗が出るようになる。
②気が不足し臓器を上に持ち上げる力がなくなり起こる症状
☆胃下垂:胃など臓腑が落ちてしまうと、
お腹の張った感じが起こる。
☆下痢:尿の回数が増えることもあり。
☆脱肛:直腸下端が外に出てしまう(落ちてしまう)
③気の動きが悪く滞ると起こる症状
☆憂うつ感:気分がすぐれない。
憂うつは更に気を滞らせるとされる。
☆張痛(ちょうつう):気が腹部で停滞し、お腹が張って痛い。
痛みがあちこち動くことも。
☆げっぷ:気が上に動くとげっぷになると考えられる。
④下に降りるはずの気が上に突きあがった症状
☆咳:くしゃみや喘息など呼吸器の異常が起こることが多い。
☆イライラ感:頭がカーッとした状態。
頭痛やめまいもおこる。
ここまでを読まれて「私はあの時、気の変調を起こしていたのかもしれない・・・」と思われた方もいらっっしゃるのではないでしょうか。
また現在そうだ、と思われた方もいらっしゃるのでは。鍼灸は気を補い、気を巡らせ、邪気は外へ出す作用があります。気を巡らせたいを思われる方はぜひ鍼灸へお越しください。
鍼灸師一同お待ちしております

