
今回のラボ通信では通常媒精・顕微授精後の『正常受精』についてお話させて頂きます。
卵子の中に精子が入ると、受精が起こります。自然妊娠(タイミング・人工授精も)の場合は目で見ることができませんが、体外受精の場合は顕微鏡下で受精を確認することができます。
受精が確認できるのは、採卵(体の外に卵子を取り出す手術)をした翌日の朝(培養1日目)です。当院では採卵の翌日に、お電話で受精の有無を報告させて頂いております






右下の細胞は卵子の周りにもともと付いている顆粒膜細胞です

その後は、前核が消えて分割が始まります。受精卵が分割すると、形態学的評価(見た目)によってグレード付けすることができます。受精卵のグレードについては今後アップする予定です

以上が『正常受精』についてのお話でした

ご質問がございましたら、いつでも胚培養士にお声かけください
