
今年は例年になく桜の開花が早く、あっという間に春が来てしまった感じですね。
動物、植物などあらゆる生命が春の日差しを受け活き活きと感じられるこの季節、自分自身も太陽からパワーをもらっている感じがして私は大好きです。
皆様はどうですか?

さて、今日は「家族を増やす」ということについてお話させていただきます。
このブログを読んでくださっている方々はほとんどの方が現在「家族を増やす」という目標に向かって治療をがんばっておられる方、またこれから治療を始めてみようと思われている方々だと思います。
家族が増える…。
とても素敵なことですよね。
私たちスタッフも皆様が一日も早く新しい家族を迎えていただけるよう全力でサポートさせていただいています。


しかし、治療を続けていく上でほんの少し頭の片隅にでも置いておいていただけたらと思うことがあります。
「産みたい」のか「育てたい」のか
日本の文化として「血縁」を重んじるということがありますので、すんなりと受け入れられる方は少ないかもしれません。
しかし「家族を増やす」方法として「養子」という選択も一つなのではないかということです。
欧米では肌の色に関係なく、白人のご夫婦がアジア系やアフリカ系の子を持つことも珍しいことではないようです。
またお子様を待ち望んでいるご夫婦がおられるのと同時に、温かい家族を待ち望んでいる子供たちがいることも事実です。
家族を増やしたい皆様にとってご夫婦のお子様が授かることが最善なことには間違いありません。
そして、私たちスタッフもご夫婦にお子様が授かるように精一杯努力させて頂いています。
しかし、どうしてもそれらの願いが叶うことが難しい状況におかれてしまう場合もあるでしょう。
治療が辛くて、しんどくて仕方ないとき、
「産みたいのかな」「育てたいのかな?」
「産まなくても、育てる家族を迎えることはできるよね」
そんなことを少し思い出していただけたらと思います。
ひょっとすると待ち望んでいる家族は神様のところだけでなく、すでにこの地上にもいるかもしれません。

少し重たい内容になってしまいましたが、さらりと読み流していただきほんの頭の片隅に置いておいていただけたら幸いです。
次回はこの内容から少し進めたお話にはなりますが、特別養子縁組についてお話しさせていただきたいと思います。
この記事に関してご意見等ございましたらいつでも声をおかけください。
助産師 武矢江美
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