レインボートラウト

2016-12-01 | fishing or fish

忘れた頃に連絡してくるサーベルフィッシャーズのみつる。彼の話術は長けていて引き込まれがちで、こちらも応答の声がでかくなる。時にやたら面白くもあったりもするので、腹が捩れるくらい笑い転げたりと五月蝿く、会話中はソルティドッグが部屋の片隅に鎮座してしまうくらい煙たがれる始末だ。
そんな調子なんで、いつも盛り上がり知らぬ間に長電話になり、過去に互いの電話代が止めどなく右肩上がりになったことがある。SNSの無料通話を使うルールを定めたくらいだ。

前々回の電話の内容はとり壊すことになった歴史在る精神病院の建物の撮影依頼を受けだ話だった。ただ彼は老朽化した建物ではなく閉鎖病棟の壁の落書きにピカソをみたと熱く語り始めた。彼は我を忘れカメラのシャッターを押し続けた、その芸術的な落書きの写真で個展をやりたいと熱弁した。けど諸々弊害ありでムリだろーなと彼は落胆していたので、こちらも真面目に議論を交わした。

うってかわり前回は馬鹿話に花が咲いた内容であった。
彼曰く古墳壁画の撮影で興奮冷めやらぬ高揚感を鎮めようと知人の営むバーに立ち寄り、モルトウイスキーを頼んだそうだ。そして、ふと目を配るとたまたまタイプの女性が隣席しており、彼女に古墳や壁画について熱く語り始めたそうだ。彼曰く古墳の棺に描かれていた干支が意味する古代ロマンまでのくだりは饒舌に話せ、相手も相槌してくれなかなか良い雰囲気だったそうだ。だが、その辺りからモルトウイスキーがやたら効いてきたらしい。そうなると脱線は避けれず、終いには彼の干支であるイノシシの偉大さについて延々と語って退かれ落ちる話。おまけに後日、そのバーに出向いたところ、イノシシについてあそこまでよく語れるな?あれはないなーと店主に呆れ顔でダメ出しまでされたらしい(笑)
彼はつまりフライフィッシャーマンとカメラマンという着眼点が交差する語りで、フィッシャーマンというところだけが俺の持つアンテナで他はすべて斬新なので楽しいのだ。
よく彼はつよしさんルアーボコボコ撃ちすぎだよと皮肉るが、フライフィッシングは撃つ数は稼がない。話の道筋も釣法に通じるものがあり、更にカメラマンときてるからシャッターチャンスとあらばシャッターをきり捲るって感じだ。

そんな彼の話術による近況を拝聴しながら、こちらは彼が愛して止まない宮古島の彼の知人やビーチや釣りについて訊ねられたことを端的に返答する感じだ。
そんなこんなで忙しくこのところまるで釣りいけてねぇんだと嘆いていたけど本日レインボートラウトの写メールが届いた。

魚にはモテてるじゃん(笑)との問いに管理釣り場だけどねってへりくだる返答もみつるらしい。
お返しに近況を伝える意味でここ一月の携帯の写真をピックアップしメールするとやっぱり酒と音楽の島だねって
返答をもらった。
彼の期待を裏切らないため、写真の烏龍茶を並々とバーボンだよといつも嘯く(笑)
最近は酒少なめのお茶割りと弱気な俺だけど、何故かいつもみつると話した夜は決まって即撃沈してしまうであろうウイスキーをロックでいきたくなるから不思議だ。
これも時に貴様は月刊誌Penか?とつっこみたくなるようなモルトウイスキーについて詳細を語るみつるの話術の賜物だと思っている。

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