革の染色、実況中継 その5 染色・加脂②
30分くらいで染料や加脂剤の浸透はほぼ完了します。今日はお昼休みの間、1時間ほど回していたので充分です。
そこで回転を一旦止め蓋を開けて、革をちょこっとカットして乾かして、浸透具合や色目などをチェックします。(午後の仕事はここから!)
乾かすのには家庭用のヘアドライヤーを使うんです、ターボ機能全開で。
そして色をさらに見本に近づけるため、染料を追加投入します。先ほどの白い紙に塗った通りの色にはならないし、より見本に近い色にしておきたいので。
さらに20~30分回転さ染料が馴染んだら、次に染料と加脂剤を革とくっつける(結合させる)ため、ギ酸を投入します、pHを3.5くらいまで下げてあげるんです。
結合させるには30~40分くらい回します。
革はイオン結合によって染料や加脂剤などと結合します。
繊維のように共有結合=高温熱処理することが出来れば良いのですが、熱処理したらお煎餅みたいになっちゃいます。イオン結合では染料等の結合力が劣るので、染料を使った分だけ色落ちのリスクが高くなります。
だからギ酸を入れてもくっつききれなかった余分な染料は、よーくよーく洗い流してあげないといけません。
実際にはこんな蓋に変えて、温水を入れては回し流し、また入れては回し流し、、、
排水がきれいになったら次の工程に進みます。
30分くらいで染料や加脂剤の浸透はほぼ完了します。今日はお昼休みの間、1時間ほど回していたので充分です。
そこで回転を一旦止め蓋を開けて、革をちょこっとカットして乾かして、浸透具合や色目などをチェックします。(午後の仕事はここから!)
乾かすのには家庭用のヘアドライヤーを使うんです、ターボ機能全開で。
そして色をさらに見本に近づけるため、染料を追加投入します。先ほどの白い紙に塗った通りの色にはならないし、より見本に近い色にしておきたいので。
さらに20~30分回転さ染料が馴染んだら、次に染料と加脂剤を革とくっつける(結合させる)ため、ギ酸を投入します、pHを3.5くらいまで下げてあげるんです。
結合させるには30~40分くらい回します。
革はイオン結合によって染料や加脂剤などと結合します。
繊維のように共有結合=高温熱処理することが出来れば良いのですが、熱処理したらお煎餅みたいになっちゃいます。イオン結合では染料等の結合力が劣るので、染料を使った分だけ色落ちのリスクが高くなります。
だからギ酸を入れてもくっつききれなかった余分な染料は、よーくよーく洗い流してあげないといけません。
実際にはこんな蓋に変えて、温水を入れては回し流し、また入れては回し流し、、、
排水がきれいになったら次の工程に進みます。