よんだ?


「おいーっす!」
「今日は僕たち三人で『おててえほん』をして遊んじゃうよー!それじゃあ早速、『おててえほん』の…」


「ツボー!ツボツボツボー!」
「このツボからお題を引いて、それが出てくるお話を作れば良いんだな?」
「スイちゃん、一枚引いてみて!」
「はーい!お題はー…」
「うん」
「よいしょっと…これー!“王様”!」
「王様が出てくるお話をすれば良いんだね!」
「なるほどねぇ」
「じゃあいくよ!」
「うん!」
「王様が出てくる…」


「おててえほん!」
「あるところに、お腹がペコペコでぐーぐーぐーぐーお腹が鳴っちゃってる王様がいました。『おーい!何か作って下さーい!』とシェフにお願いをしました」
「はい、スイちゃん!」
「実は王様はケーキを一度も食べたことがないので、シェフは『ケーキにしよう』と決めました」
「はい、サボさん!」
「『んー、一体どうやってケーキってモノを作ったら良いんだ?とりあえず家にある食材を見てみよう』。冷蔵庫を開けてみると…『こっ…これは!?』」
「はい、コッシー!」
「冷蔵庫には…野菜!肉!魚!フルーツ!生クリーム!何でもぜーんぶ入ってました!『ああー、どうしたら良いんだろう?何入れたら美味しくなるんだろう?』。シェフは分からなくなってきました」
「はい、スイちゃん!」
「この…冷蔵庫に入ってる材料をぜーんぶ入れることにしました」
「はい、サボさん!」
「魚、肉、フルーツ、生クリーム、全部使ったケーキというモノが出来上がりました。『ん!?なんじゃこの、何かよく分からないモノは!?これがホントにケーキなのか!?』コキコキコキコキ…『ん、ぱくっ…ンフフ!こっ…これはー!?』」
「はい、コッシー!」
「『うまーい!何でもぜーんぶ入れたら美味しくなるなんて、不思議なもんだなぁ。よし、これからは毎日このケーキというモノを食べるぞー』。王様はそう言いました。でもそのケーキは、栄養が満天過ぎて王様は真ん丸に太っちゃいました」
「おしまい!」


「あっはははははっ!」
「できたー!うわー凄い話だったっすー!」
「うん」
「ねえ、もう一回やろう!」
「おっ!」
「うんうんうんやろうやろーう!」
「うん」
「よーし!今度も面白い話、作っちゃうぜぇ!」

「作っちゃうぜぇ!」
できる?
イスダンス
「それじゃあスイちゃん、今度はお題を二枚引いて!」
「えっ!?二枚!?」
「出たお題を二つとも入れなきゃいけないのか!?」
「そう、さっきより難しいっすよ!」
「んー!これは燃えてきたぜ!シュシュシュシュシュシュシュッ!」
「お題はー…これ!“ゾウ”と“お寿司”!」
「これは一体どんな話になるか全然想像つかないぞー!」
「いくよー!」
「よーし!」
「ゾウとお寿司が出てくる…」


「おててえほん!」
「とおーい海の向こうの国に住んでいるゾウさんがいました。そのゾウさんは、えっとー…日本に行ったら何か美味しい食べ物があるっていう噂を聞いて、海の向こうの日本に行くことにしました」
「はい、スイちゃん!」
「それで、日本に行く船に乗りました。ゾウはあっという間に日本に着いちゃいました。その近くには、お寿司屋さんがありました」
「はい、サボさん!」
「『あー、ちょっと入ってみようかしら』ウィーン。『おおっ!?こ、これがお寿司!?何か色んなモノが回ってる!これどうしたら良いのー!?』」
「はい、コッシー!」
「んー、目の前に流れてきたやつを取ってくれたら良いんですよ』。大将がそう言うのでゾウさんは取ろうと手を伸ばしました。『あ、でも速くて取れない、もう向こうに行っちゃったよ!じゃあ次はこのマグロを…あーまた向こうに行っちゃったよー!どうしよう!どうしたらあの流れて行くお寿司を取れるんだろう?』。ゾウさんは考えました」
「はい、スイちゃん!」
「『そうだ!鼻で取れば良いんだ!』と、イクラを取りました。それで、イクラのちっちゃいやつが鼻に詰まっちゃいました」
「はい、サボさん!」
「『ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘックション!!』ブワアァーッ!!あまりの凄いくしゃみに大将が吹っ飛んじゃいました。『ああー!大将ー!』」
「はい、コッシー!」
「そして、ビューッ!海を越えて、そのゾウさんがいる国に到着しました。その大将はゾウさんの元々いた国でお寿司屋さんを始めました」
「はい、おしまい!」
「うわー!」
「あははー!」
「あははっ」
「すごーい!」
「凄い話っすー!」
「何か凄いでっかい話になったね!」
「うん」
「あー、スイちゃん今日の『おててえほん』どうだったぁ?」
「楽しかったぁ!」

「うん!」
「楽しかったっすー!」
「なあ!」
「うん」
「みんなも、お題を決めて『おててえほん』…」


「やってみーてねー!」
クルットさんのモノができるまで
エンディング「わーっ!」














































できる?
イスダンス













































クルットさんのモノができるまで
エンディング「わーっ!」