みいつけた！#47『サボさんの仲間たち』

よんだ？

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ハイテンションで部屋の掃除をしているサボさん
「だっいーすぅきさー♪だっいーすぅきさー♪」
「今日のサボさんご機嫌だねぇ」
「うん、ずーっと掃除してるよね」
「あのテーブル、十回は拭いてるよー？」
「うん」
「きみのこぉとがだいすきさ♪ワァオ！」
「わぁー！」
「えっ！？何！？」
「サボさんがご機嫌なワケ知りたそうだなぁ。それじゃあ教えてやろう。今日はね…サボさんの仲間たちが遊びに来るんだー！」
「仲間たち？」
「仲間たちって、誰たち？」
「サーッボッボッボッボッボッ。サボさんのスターっぷりが凄過ぎて忘れてるようだな？確かにサボさんはスターだ。だが、スターである前に…？」
「ある前にー…」
「サボサボサボサボサボサボサボさんはサボテンなんだぜー？どうだ？忘れてただろう」
「いやいやいやー、それは忘れてないよー」
「もっと凄いこと言うのかと思ったぁ」
「何だよ覚えててくれたのかよ。…というワケで今日は、サボテンのみんなが遊びに来てくれるんだー」
「だからご機嫌だったんだねぇ」
「うん」
「そうさー！」
ここでピンポーンとチャイムが鳴る
「あら！来た！ウッチー！？ブリンブリン！？」

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できる？

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部屋の中にはサボテンのみなさんが勢ぞろいしている
「いらっしゃーいサボテンのみなさーん！」
「はじめましてー！」
「おーなになになに？あはっ、『こちらこそ、はじめまして』だってよ！」
「すごーい！サボさん何を喋ってるか分かるんだぁ」
「おう、当たり前よー。それじゃあ無口でシャイな、サボさんの仲間たちを紹介するぜー」
「してしてー！」
「うん。それじゃあまずは、こちら！ウチワサボテンのウッチー！団扇みたいに平べったい形がチャームポイントなんだー」
「ホントだ！平べったーい！」
「そして、この子。ブリンチュウのブリンブリン！」
「ブリンブリン、よろしくー」
「うん」
「そしてこいつが、ショウジョウマルのショウちゃーん！」
「トゲの色が綺麗だねぇ」
「うん」
「お？なになになに？あははっ、『トゲを褒めてもらって嬉しい』って言ってるぜ？」
「あっははー良かったぁ」
「そして、この子！キンシャチのキンキン！」
「みーんな小さい頃からの仲間なんだ！会えて嬉しいぜー！」
「ねえねえ、小さい頃って、サボさんはどんなサボテンだったんですかぁー？」
「ははっ、ちょっとコッシー。その質問は照れるなぁ」
「けど、何て答えてくれるのかなぁ？おっ、なになになになに？おーそうかそうか」
「あれ？何だろう？」
「ウッチーが答えてくれましたー。これを見るがよい！サボーン！」
何かを用意するサボさん
「うわー！」
「何これ？粒々だよー？」
「これは、サボテンの種さ！」
「サボボボーン！サボテンの種！？」
「フフン、知らなかったろう？サボテンは、最初は種。この種を植えると、芽を出して大きくなってくんだー」
「へぇー」
「これを見るがよい！またまたサボーン！」
またまた何かを用意するサボさん
「これがサボテンの若葉さー。」
「かわいーい！」
「へへっ、そしてこれがもう少し育ったサボテン」
「あっ、ちょっと大きくなってサボテンの形になってきてるね」
「うん。そしてどんどん育つと、この仲間たちみたいに立派な大人のサボテンになるのさ。だから、サボさんの小さい頃はこーんな種や若葉だったってワケさ」
「へぇー、サボさんのことまだまだ知らないことがいっぱいあるねぇ」
「うん」
「人にもイスにもサボテンにも、一つくらい謎があった方が良いのさ！」

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デテコイス

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パックンこうじょう

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サボさんのしぜんのしらべ

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アイキャッチ

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「サッボーン！今日は、何回でも言うぜー？サッボーン！サボテンパーティーの始まりだー！」
「サッボーン！」
「良いねぇ。それでは、パーティーの始まりに相応しいサボテンジョークを一つ」
「あるサボテンが、こう訊かれたんだ。『君は、いつも風船をもらっても喜ばないけど、どうしてだい？』…すると、そのサボテンはこう答えたのさ。『それは、風船を持てないからさ。トゲトゲで割れちゃうからね』ってね！」
サボテンたちの笑い声が聞こえる
「はいサボテンだけバカウケ！よーしノッてきたー！サボテンダーンス！あワン、トゥー、あワントゥーサボシー」
「トゲットゲ♪トゲットゲ♪」
「トゲットゲ♪トゲットゲ♪」
「今日は最高だー！」
「トゲットゲ♪トゲットゲ♪トゲットゲ♪トゲットゲ♪トゲットゲ♪トゲットゲ♪」
「あははー」

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エンディング「エビバデオフロスキー」