Flour of Life

煩悩のおもむくままな日々を、だらだらと綴っております。

関西食いだおし旅行記 その3

2017-03-18 00:05:10 | 


三宮から京都へは、JRではなく阪急電車で行きました。その方が安上がりだし、京都での目的地は三条と四条が中心で、京都駅周辺にはあまり用事がなかったからです。

しかし、この阪急電車内で問題が発生。終点の河原町駅で椅子から立ち上がり、ふと足元を見るとなんと私がしていた真珠のネックレスのペンダントトップが床に落ちているではありませんか!なんということでしょう!チェーン部分は無事なのかと慌てて首のまわりを触ったところ、チェーンの感触がありません。周囲を見渡しても落ちてない。これはヤバいと思いつつ、とりあえずホームに移動して、服のどこかにひっかかってないかとコートの前を開けて探しました。しかし見つかりません。残念だけど、ペンダントトップがあっただけマシかとあきらめてふと足元を見ると…チェーンが落ちていました。セーフ!セーフ!セーフ!なんでかわからないけどセーフ!セ・セ・セーフ!いやぁよかったぁ。これも私の日頃の行いが(略

安心したところで、河原町駅のコインロッカーに荷物を預けて、いざ出発。お土産リサーチのために京都高島屋に行ってみました。

しかし、お土産を探すつもりだったのに気がつくとサリー・スコットに吸い寄せられていました。仕方ありませんね。
せっかく来たので、高島屋限定のポーチをゲットしました。



ピンクとブルーの水玉模様。皆川さんらしいデザインですが、どこか草間彌生っぽい気もする…。

高島屋から四条河原町に出ると、鴨川を越えて八坂神社方面に向かいました。この時午前11時。往来は観光客でごった返していました。さすが京都です。

八坂神社前で左に曲がり、三条に向かってずんずん突き進みます。目的地はその昔財布を買ったお店なのですが、その途中にモダンな風呂敷を売っている店があったので立ち寄りました。「京都 掛札」というお店です。

弁当箱が包める程度のサイズのものがあればいいなと思って入ったのですが、結んでショルダーバッグにできるくらい大きいサイズのものがあって、そっちのほうが柄の出方がよかったので、大きいサイズを買いました。



蝶の柄。デザインはモダンだけどモチーフは和。ピンクとカーキの組み合わせがどストライクだったのでこれにしました。どんな使い方をしようかな。

更に突き進んだら、一澤帆布もとい信三郎帆布があったので、入ってみました。ここに来るのは一澤帆布だった時以来だから、10年以上ぶりです。スーパーに買い物に行くとき用の、シンプルな手提げバッグをいろいろ物色。ああでもないこうでもないと比べた結果、シンプルな無地ではなく柄物にしました。一応、形はシンプルです。



同じ柄のバッグを全部出してもらって、その中から気に入ったのを選びました。店員さん、ありがとう。



ペンケースも買いました。姪っ子へのお土産用でしたが、この後他の店でもペンケースを買ったので、こちらは自分用になりました。ファスナーのつまみが、さりげなくカバンの形になっているのがかわいい。

次に向かったのは、昔がま口を買ったことのある「ちんぎれや」というお店。江戸時代や明治初期の古代裂の専門店で、がま口などのリーズナブルな小物も扱っています。以前に買ったがま口財布は今も現役なので、今回はそれより小さいサイズのものを2つ買いました。



色みは違うけど、どちらも花柄です。花柄ばっかりやんけ!と突っ込まれそうですが、いいんです。私は花柄が好きなんです!(開き直り)
ここに来て「私は似たようなものを買い過ぎなんじゃないか」と気づきましたが、「買わないとどうせ後悔する」こともわかっていたので、さくっとお買い上げしました。(開き直りリフレイン)

ちんぎれやさんを出たら、鴨川を再び渡って、京都市役所前に来ました。京都市役所は歴史を感じさせる建物で雰囲気がありますが、その向かいに立っている「ホテル本能寺」にも歴史を感じました。本能寺…ホテル…あの映画…。

市役所近くの麩屋町通りにあった北欧ヴィンテージの店を探していたのに、お店はなくなっていました。どうやら移転して再オープンするそうです。帰ってからネットで調べてわかりました。行く前に調べとけよって感じですね。てへ。

お店がなかったので今度は南へ下ります。御池通を渡って、文房具店で鳥獣戯画グッズをお土産に買い、ぶらぶら歩いたのちスマート珈琲へ休憩に入りました。



お昼時だったのでランチにしようかなとも思ったのですが、いかんせんお腹が空いてなかったのでコーヒーのみにしました。せっかく来たのにちょっともったいない?他のテーブルの人が頼んでいたホットケーキやフレンチトーストが美味しそうで、羨ましかったです。朝食を食べ過ぎたから自業自得なんですけど。

しかし、コーヒーのカフェインに刺激されたのか、しばらく歩いてるとお腹が空いてきました。おりしも場所は錦市場。美味しそうなものがずらりと並んでいます。その中に、できたてのおにぎりを食べられる店があったので入りました。



頼んだのはシンプルな塩と、鶏そぼろみそのおにぎりにしました。後は水のみ。なぜここまでシンプルにしたのかっていうと、次が控えてたからです。次が。

これです。



錦市場の近くにある人気店、「オ・グルニエ・ドール」のミルフィーユです。道を挟んでサロンド・テとパティスリーがありました。看板商品のピラミッドが品切れだったので、これにしました。前の日に食べたツマガリと似てるような気もしますが、この時は気がつかなかったので、無問題です。それより食器がジノリだったのが驚きでした。



食べにくいので、倒しました。でも、倒したところで、食べにくさはあまり変わりませんでした。いちごがたっぷり入っていて、クリームもたっぷり、パイ生地はバターが香ばしくて、ひと言でまとめると「とても美味しかった」です。ボキャ貧やー。焼き菓子が美味しいと聞いていたので、帰りにパティスリーでフロランタンとダックワーズを買いました。まだ食べてないけど、食べるのが楽しみです。

グルニエ・ドールを出たら、どんどん南下して、次は京都の老舗紙器メーカーによる箱のお店、「work&shop by BOX&NEEDLE」に向かいました。ガイドブックの地図を見ながら、まっすぐ歩いていくと…見つかりません。地図に書いてある場所にお店がありません。おかしいと思ってGooglemapを開いたら、地図よりも2ブロック先、五条通を越えたところにありました。なんでやねん!

この日は曇ったり雨が降ったり日が差したりと気まぐれなお天気だった上に、私が歩いていた通りは住宅街で人気が無くて寂しげな雰囲気だったので、少しテンションが下がってしまいました。でも、お店に入るとそこは別世界。かわいい柄の紙でできた様々な形の箱がたくさんあって、紙なので結構リーズナブル。どれにしようかとさんざん迷って、白地に青い鳥の柄のペンケースを買いました。これは姪っ子にあげてしまったので写真はありませんが、この紙が使われています。次に行った時、同じ柄で自分用に何か買おうかな。

無事に買い物が済んだので、甘いものでも食べに行きましょう。え、「甘いものならさっき食べたでしょ」って?え~、記憶にございません。

五条から再び四条に戻り、下京区の図書館を通り過ぎてちょっと行ったところにある、「パティスリー・エス」に行きました。グルニエ・ドールと並ぶ、京都の2大パティスリーの1つです。4時過ぎに行ったので、売り切れちゃったのかな?と思うくらいの品数でしたが、お店の名前を冠したケーキがあったので、それにしました。



エスのエス。イートインスペースがあったので、コーヒーと一緒にいただきました。チーズムースの中に赤いフルーツとグレープフルーツが入っています。土台の生地はレモン風味。チーズのこくとフルーツの酸味の組み合わせが素晴らしい~。小ぶりだけど、中身が詰まってて食べごたえのあるケーキでした。ちょっと離れたところにあるけど、また行きたい!

これで、京都で食べたいものは大体食べたので、最後に行くのは、ミナ・ペルホネン京都店です。河原町通にある寿ビルヂングというレトロな建物に入っています。「パティスリー・エス」から烏丸通を越えて、鴨川に向かって東へ進みます。歩いていく距離じゃない気もしますが、こうなりゃヤケです。京都は碁盤の目みたいになっているので、どこへ行くのも道順がシンプルなのが救いです。

…がしかし、ヤケになって突き進んだものの、目当てのミナ・ペルホネンではまだ春物が出揃ってなくて、欲しいと思う物がありませんでした。店内に置いてあったサンプルの生地は、興味をそそるものがあったのですが。ミナを扱っている店は三宮にもあるから、また次に神戸に行った時にチェックしようかな。この店に行くのをとても楽しみにしていたのでちょっとがっかりしましたが、タイミングを誤ってしまいました。まあ、ここに来る前にもうさんざん買い物したおしてたから、欲しい物がなかったのはラッキーだったのかも。

そうこうしているうちにとっぷり日が暮れてしまいました。そろそろ晩御飯を食べて、姉の家に持って行くお土産のケーキを買わないと。
ケーキならこれまでの店で買えばよかったやん、と突っ込まれそうですが、お酒が入ってたりして大人向けのケーキが多かったので、買うのをためらっていたのです。

まずは、晩御飯のおそば。



大丸京都店にある、「晦庵 河道屋」のにしんそばです。にしんそばは大好物なので、京都に一人旅で行くときはいつも食べています。ネギをそばの上にのせてから写真を撮ればよかった…。時間が早かったので店内に客は私しかおらず、私のそばをすする音が響きわたっていました。ずずー。誰もいないから、音を立ててもいいでしょう。ずずー。

この後、大丸の地下で堂島ロールを買ってお土産にしました。京都に来てなんで堂島ロールやねんと私も思いましたが、堂島ロールなら姪っ子たちも好きだから(多分)、きっと喜んでもらえるだろうということで。何より運びやすいし。だって、この日京都で買ったものと、前の日神戸と大阪で買ったものと、旅行鞄でもう腕がもげそうなんだもーん!!

…しかし、この時私は気づいてなかった。各駅停車以外の阪急京都線に始発の河原町駅からではなく、大丸のある烏丸駅から乗るということの意味を。電車は河原町駅を出る時点で既に席が埋まっており、烏丸駅で乗る者は皆立っていなければならないことを…!あー!腕がもげるー!!



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