キヤノンは27日、御手洗冨士夫会長兼最高経営責任者(CEO)(80)が兼務している社長を退任し、後任に真栄田雅也専務(63)が昇格する人事を発表した。3月30日に開催される定時株主総会後の取締役会で正式決定する。御手洗氏は引き続き会長職とCEOにとどまり、経営トップとして海外戦略や管理部門の陣頭指揮を執る。 御手洗氏は記者会見し「新しい5カ年計画がスタートすることを契機に社長と会長を分離してマネジメントの強化を図る」と述べた。社長交代と同時に、これまで17人いた取締役を6人に絞り、機動的な経営体制を構築する考え。 真栄田氏はカメラ部門が長く、デジタルカメラへのシフトや生産の自動化を進めた。次期社長として、生産や販売など事業部門の執行を任された真栄田氏は、記者会見で「最先端の技術で製品を作り続け、確実に原価低減を継続し成長を現実にしていきたい」と抱負を語った。(共同通信社) |
新社長はどうかなあ?
株主総会で確認しなくちゃ!