どんまい国際結婚

国際結婚・分かっていた筈なのにやっぱり大変だった。パキスタン×日本の娘二人と実家で生活中。勤労?シングルマザーの徒然草

パキスタン・インド国境体験

2006年11月04日 00時47分46秒 | ぱきすたん*写真

去年?でしたか、パキスタンとインドの国境観光に行きました。

ラホールから車で30分弱。水牛酪農農家とレンガ焼き小屋の郊外の道を通り抜け、フラットな景色を砂埃と共に楽しみます。途中には、子供たちが泥水で水浴び。
日没前に国境に到着すると、既にパキスタン全土から訪れるという観光客でにぎわっています。
観覧席は男女に分かれており、私は国境の門の前のひな壇っぽい場所に陣取りました。パキスタン側には300人程が集まっていましたが、何と言ってもびっくらこいたのは、インド側。門を隔ててあっち側には、サッカースタジアムの5階建くらいの観覧席がありさっすがインドは人口世界一・・・・・と納得。パキスタン側の人々がかわいらしく見えるほどです。
パキスタン側はシャルワルカミーズ(パキスタンの衣装)、インド側はサリーを着た色とりどりの老若男女・裕福貧困層入り混じっての観覧です。国境警備隊は両国とも立派なサイババ髭(口ひげの端がちょこんとなっているやつ)をはやした、若く背の高い、「えりすぐり」感たっぷりの兵隊たち。
私には、パキスタン人とインド人の違いが分からないのですが、彼らは彼らで「うちの国が一番!」とそれぞれ誇りに思っているのを感じます。
そのうち「パ~ケスタ~ン~、パ~ケスタ~ン~」と独特のこぶしのきいた歌声が始まり、みんないっせいに叫びだす。するとインド側は「ヒンドゥ~スタ~ン~」(インドのこと)とやはり対抗。双方でお祭り騒ぎです。
式が始まると、両国境の門が開かれ、警備隊同士が挨拶して降旗。両国の警備隊の制服が似ているようでちょっと違う。なんか、ファッションショーを見ている錯覚にとらわれました。
日本には陸の国境がありませんよね。私はここに行って、ユーラシア大陸の真ん中らへんにいることに深く感動してしまいました。
何かと緊迫したパキスタン・インド情勢ですがこの国境体験では、国境の門は隔てているものの、一体感のような不思議な平和的ムードがあったような・・・・あ、あくまでも日本人の感想です。
こうして、広大な国境の夕暮れは大地と人々を熱く照らしたのでした。。


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