藤井荘の歴史

これは、お嫁暦６０年以上の大大大先輩である、主人の祖父から聞かせてもらったお話です。

おばあちゃんは、戦後の大変な時代にわずか１８歳という若さでお嫁にはいって、４人の子供を育てながら、厳しい姑のもと、たくさんの従業員を抱えて働きまくっていたスーパーウーマン。
私の尊敬する人です♪



藤井荘の始まりはそのおばあちゃんの代。祖父が初代になるそう。それまでは干物などの水産加工を営んでいたそうな。加工した魚を干す場所を多く確保するために、今の広い広い敷地へと広げていったらしいです。

こんな広い広い敷地があるのは、そのおかげなのですね！車は５０台ほど余裕で停められます。

水産加工では夏がオフシーズンだったらしく、夏は空き部屋を提供していたのが今の藤井荘の原点。御宿ではどこでも民宿をやっていた人ばかりです！

海水浴が盛んで御宿が最大に賑わっていたころには建物を増やし、水産加工をやめて民宿一本にしぼったそうです。当時は食堂や台所でさえも寝床になったそう。

今からは想像できないくらい、人が押し寄せていたそうです。

そして主人の父が二代目になったころには改装や増築を重ね、今の藤井荘が出来上がったということなのです！

私がお嫁に来たのは、2011年東北大震災の年。相次ぐキャンセル、風評被害などで夏もガラガラな時期もありました。

長男が生まれるころに父は隠居生活に入り、私たち夫婦で切り盛りを始め、そして２年前に父が亡くなり正式に主人が３代目として跡を継いで今に至ります！

今は、WWOOF Japanに加わり、外国人などを受け入れるホストになって４年になり、これまでに何人もの外国人や日本人旅人との出会いがありました♪

これからどんな藤井荘になっていくのか、４代目へと無事にバトンタッチできるようこの歴史を大切に、ご先祖様に泥を塗らないよう、頑張っていきたいと思います♪

新年のご挨拶

明けましておめでとうございます！

本年もよろしくお願いいたします。

平成30年 元旦