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魔女修行

魔女兼占い師の修行日記

魔法の種類

2006-12-28 02:22:38 | 魔女と魔術の知識
 「魔女修行ってどんなことするの?」
 というのが最初の質問ですよね、きっと。
  でも、それにお答えするには、まず魔法の種類を知っていないとうまくわかってもらえないと思うので、今回はその説明をします。

  魔法には、大きく分けて男性系のものと女性系のものがあります。
  男性系のものは実在した団体「ゴールデンドーン」やハリー・ポッターの中に出てくる「ホグワーツ魔法学校」でするように、呪文や儀式等でとるべき行動がきっちり決まっていて、そこからはみ出ることはできません。一言でも間違えたり、2歩歩くべきところを3歩歩いたりすると、それだけですべてはおじゃん、もう一度やり直しです。そして、この魔法の使い手は男性も女性も、「魔法使い」「魔術師」などと呼ばれます。

  これに対して女性系のものは、呪文にしても儀式にしても、基本的なところは決まっていますが、バリエーションは自由です。むしろ対象や参加者の顔ぶれによって変化するのが当然です、その時々で最適なものを選ぶのですから。ただしこの場合も、本当はこうするつもりだったのに、つい間違ってこうしちゃった、というのは望ましくありません。ここをこう変える、と決めたらそのとおりに変えるべきなのです。大切なのは自分の意思ですから。この魔法の使い手は圧倒的に女性が多く、たとえ男性でも「魔女」と呼ばれます。

  同じ魔法でも男性系と女性系ではだいぶ違いますよね。
  ですから当然修行方法も違っていて、男性系はとにかく「覚える」ことに重点が置かれます。文句もイントネーションも行動も、先生の教えるとおりにしなければならないので、まさに「学校で勉強する」感じです。

  女性系のほうは、基本さえ覚えてしまえば細かいところは自分で変えられるので、楽といえば楽ですが、創造力がないと、慣れないうちはつらいものがあります。また、自分の知識や教養を試されるような場面も出てきます。たとえば、呪文に変化をつけようと思ったら、それなりの語彙が必要なのです。  

  私の魔法は女性系ですので、「いろんな呪文を覚えて自分でも使ってみたい」と思っている人には不向きです。女性系の魔法では、呪文を覚えただけでは、魔法としての完成度は半分以下なのです。
  そのような人は、男性系の魔法使いを探してください。「ゴールデン・ドーン(黄金の夜明け団)」についての研究書もたくさんありますし、実際に使われていたテキストを見たり、その写しを入手することもできるようです。

  次回は、女性系の魔法の修行方法について書く予定です。興味のある方、ぜひまたお付き合いくださいね。

  
  




  

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