先日のブログで、スーパージェットの紹介をさせていただきました‼️今回は、ちょっとマニアックに、船の離岸テクニックを説明します‼️
ただ、私が船長だったらという仮定の元に説明するので、本当のスーパージェットの船長さん、間違っていたらごめんなさい🙏
まずは、松山観光港は、多分、日本一、着岸、離岸が難しい港だと思います。それは、高浜瀬戸という、島と島に挟まれた場所で潮流の流れが速く、風の影響も受けやすい場所に作られているからです‼️
だから、この港で離着岸をする船長は、相当なテクニックを持っていると私ながらに尊敬しています。
この桟橋は、松山観光港のチャーター便利用の桟橋です。すぐ向こうに、島が見えますよね🙄この狭さは、他の港では、あまり見ませんよね‼️
さてさて、それでは、離岸テクニックの話をしましょう‼️
まず、桟橋にとっている舫ロープをほどき、船をフリーにします。スーパージェットは両舷にエンジンがあります。フリーになったら、右側エンジンを後進にして、パワー40%くらいで離岸を始めます。(上の写真)
船が10m程度、桟橋から離れたら、右側エンジンのパワーを絞り(20%くらいかな?)左側エンジンを後進にして、パワーを上げていきます。これで、徐々に向きが変わって行きます‼️(中の写真)
完全に、船体が桟橋から離れたら、右側エンジン前進、左側エンジン後進と、両舷のエンジンを逆に使います。
こうすることによって、狭い港の中でも、旋回することができます。
船体がほぼ航路の方に向くまで、このエンジンの使い方をします。
その後、右側エンジン前進、パワー30%。左側エンジン前進、パワー20%くらいで、徐々に港を出て行きます。
港を出るまでは、多分、ハンドル操作で船の方向を変えるのではなく、エンジンパワーで操船していると思います。完全に船体が航路の方に向かったら、両舷エンジン前進で徐々にパワーを上げていきます。パワーを上げていくのは、排気管から出る黒い煙でわかります。
これで離岸完了‼️航路に出て、一路広島を目指します‼️この操船作業を、ほぼ1時間おきに繰り返します。
乗客の安全を一番に考えながら、船を操船する船長さんを、ほんとうに尊敬します。