こんなに泣いたのは何年振りか?久しぶりに心に突き刺す映画を観た
「わたしは貝になりたい」
主演はスマップの中居正広と仲間幸紀恵含め他の有名た有名どころが多数。前評判でもシリアスで泣ける映画と聞いていたが、こんなにも心に突き刺さり、涙が止めどなくでる映画は久しぶりである。あらすじは・・・
理髪店を営む一人の男が、戦時中にアメリカ兵捕虜を殺害しようとした罪(実際には怪我をさせただけ)を軍隊から復員した後の裁判で問われ、BC級戦犯として死刑にされるという悲劇を描いた作品。
幾分色付けしている作品とは聞いているが、実話であるので観ている方も感情移入してしまう。約二時間の上映だが、集中力が途切れることがなく終ってしまった。
最後の処刑シーンでの言葉・・・
「せめて生まれ代わることが出来るのなら……
いゝえ、お父さんは生れ代わっても、もう人間になんかなりたくありません。
人間なんて厭だ。牛か馬の方がいゝ。
……いや牛や馬ならまた人間にひどい目にあわされる。
どうしても生まれ代わらなければならないのなら……いっそ深い海の底の貝にでも……
そうだ、貝がいゝ
貝だったら、深い海の底の岩にへばりついているから、何の心配もありません。
兵隊にとられることもない。戦争もない。
房江や、健一のことを心配することもない。
どうしても生まれ代わらなければならないのなら、私は貝になりたい……」
書き終えた後、絞首台に上がり、刑が執行される。
う~む、今こうしてブログに記載していても臨場感が伝わらんが、命、家族愛、生、など無情にとめどなく時間が過ぎていき、最後は一筋の光も見えぬままに死を迎えてしまう状況はもう八方塞がりこの故ないのであります。
出来ることなら、もう一度この映画を取り直して最後はアメリカ愛画のようなハッピーエンドで終わらせたい作品。とても非情な(表現は悪いですが)作品であります。そして、僕の心に深く爪痕を残した作品には違いありません。
こんなに泣いたのは何年振りか?久しぶりに心に突き刺す映画を観ましたね。