一枚の畑があるだけで、豊かな暮らしができる。
畑には潤いがある。
一年を通し、自然の状態が反映されて、四季折々の姿をまじかに見られる。
春になると草木が芽吹き、
梅雨に入ると、生命力が爆発する。
おろおろして、圧倒される。
この生命力が、畑の潜在能力を表している。
昔は、スギナかセイタカアワダチソウの野原だったけれど、
今は、多種類の草木が繁茂し、鬱蒼とした森を形成する。
秋になると、果樹が実り、イチジク、甘柿、渋柿、葡萄、色々な種類のみかん、梨、りんご。
冬になると、寒さに糖分を蓄え、野菜が美味しくなる。
一年を通して、空がきれいで、土の匂いや草木の匂いがまじったいい香りがする。
理想は、勝手にそだってくれる畑にしたい。
果樹は、毎年必ず実をつけている。
アスパラやニラ、人参、ごぼう、三つ葉、苦瓜、オクラ、里芋が育っている。
他にも、こぼれ種からの野菜がちらほらある。
いつのまにか育っている野菜を見つけるのが楽しい。
今年の発見。
さつまいもが、ほうっておいても勝手に育っていた。
9月に地上部分を全部刈ってしまっても再生していたのには驚いた。
一番嬉しいのは、土がほくほくになってきたこと。
畑に行くと心が豊かになり、リラックスできる。